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【高岡 亮寛】 2019.2.24 大磯クリテリウム エリートクラス

エリートクラスだけ偶数月はポイントレース形式でやってるらしい。私はこの形式は初めて。
3周に一度ポイント周回で4位通過まで5,3,2,1点付与、ラストは二倍得点、合計ポイントで争う。
まったりとゴールスプリントに向けて進むという展開はなく、必ず定期的に動きがあるのでトレーニングには良いし走ってる方も見てる方も面白いのではないか。

チームからはヤマケン、まこっち、キク、もやっしー、私の5名。けどメンツ的に今日上位狙うには厳しいかな。
ちなみに私は午前中に修善寺の日本CSCでのウィンターロードに出てから移動しての第二ステージ。

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【レース:40周回】
15:01スタート。40周。ローリング終わってペース上がる。作戦は特になく、うまく走る術を身につけること。このレースを走っているとコーナーをうまく回ってからの立ち上がりダッシュの連続。ひたすら苦行でしかない。けど冬の間にこういう苦しいトレーニングを積む事はとても有用なので、激推奨。

序盤はいつも通り苦しい。小田原側のUターン後のダッシュで踏み遅れる。理由は二つあって、自分が力抜いて全力ダッシュしてない(出来てない)のと周りが元気な事。ベースのペースがめっちゃ速いとは感じないけど毎回Uターン立ち上がりで全力ダッシュしてると、ポイント周回にもがくどころではない。毎回見送る。今回中距離系のスピードマンが多いっぽくゲンタですらスプリントして1位通過出来てないように見える。
途中一回、ポイント周回でスプリント始まるのが遅くてたまたま前の方に居たからもがいてみたけど5位通過くらい。それ含めて2回くらい5位通過があったかな。まぁそんな感じなのでポイントは諦めて、ポイント周回後に緩んだ後に逃げが発生とかそっちに注意して走る。

後半になって追い風のホームストレートで前に出て強めにひいたらフッと後ろと少し離れた。あ、これアタックして脚使ってないのにタイムギャップもらったラッキーなやつだ。しかも鐘が鳴って次はポイント周回。
後続は、少し空いたので追わないとだけど次のポイントスプリントまで1km切ってるので自分では脚使いたくない。前行ったのは優勝に絡む強豪ではないし。という雰囲気で横に広がり気味。
ポイント取れずに終わるだろうと諦めていたけど千載一遇のチャンス。姿勢低くして巡行してコーナーを丁寧に周り緩くダッシュ。一位通過でラッキーな5点ゲット。ラスト9周だったかな。流石に逃げ続ける脚ないので息を整えつつ集団に吸収される。

ガチでもがいて勝負出来ないのは明白なのでコレしかないな。と思い残り3回のポイント機会で二匹目のドジョウを狙う。Uターン二回はキツイので2周も1人では行けない。ラストのコーナーからでは遅いしそもそも立ち上がり弱い自分にはムリ。そうすると飛び出すタイミングは限られてくる。より重要なのは集団の空気だけど、イケそうなタイミングはない。そりゃそうだ。皆同じように狙ってるからね。ラスト3くらいかな、チームメイトのもやっしーが逃げる。ヨシ!
ただ前述の通り逃してもらえるような雰囲気ではないので差は大きく広がらない。それでもチームメイトが逃げてると後ろを良い位置で走りやすい。ラスト2くらいで吸収。
ゴールスプリントに向けて緊張…はあまりしないくらい全く歯が立たない事はわかっていたので、飛び出すタイミングないか探る。ラスト周回のクランク抜けてからの向かい風のバックストレートでもうここしかないと思い全力でダッシュ。まだ500mくらいあるからロングスプリントには長過ぎる。あわよくば後ろがお見合いしてくれれば、という奇跡しか望めない状況。幸い集団がすぐに反応して後ろの連なっている感じではない。あとは全力でもがき倒すのみ。
Uターン前で後ろに一台来ているのが見える。その後ろまでつながっているかは不明。後ろは振り返らずに下向いたまま後ろを確認するだけなので、後輪の後ろに前輪があるかないかしか分からない。
Uターンからゴールまでも長いので立ち上がりで引き離そうとはせずにあくまでもゴールまでスプリントするつもりで。後続は相変わらず見えているが後輪の後ろにビタ付きしている感じではなく一車輪くらいは空いている。あえて空けているのかギリギリで詰められないのか分からない。とにかく頭が上がらないようにしてひたすらもがき続けるしかない。追い風なのでそんなにペースは落ちないが、さすがにWポイントに向けたゴールスプリントで大集団に飲まれるだろうと思っていたけど、ゴールラインが近づいてくる。
あれれれのれ、、まさかのそのままゴールラインを1位通過。
ゴールは勘違いで周回間違えてた??と本気で思ったほど意外な結果。

ラッキーが2つ重なり、途中の5点+ゴールの10点=15点でなんと3位入賞。

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優勝の新村選手はトラック中距離のナショナルチーム強化指定選手らしい。
大磯クリテでゲンタに勝てるなんて想像もしてなかった。

今回も応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

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https://walkride-cycling.info/2018-19oiso/20190224oiso-result.pdf

データや機材関係は↓こちらで詳しく書く予定。よろしくおねがいします。


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