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VR睡眠まくら「ぶいすいーと」の名付け

クラウドファンディング 始めました

2024年4月19日19:00より、VR睡眠まくら「ぶいすいーと」に関するクラウドファンディングをスタートしました。
おかげさまで、開始から25分で目標額を達成。
15時間ほどで100万円の大台に乗りました。

詳細はプレスリリースをご覧ください。

クラウドファンディングそのものは2019年に経験済で、感覚も分かっているつもりだったのですが、さすがに5年も経ちますと様子が変わっています。
(前回のクラウドファンディングは、こちら

公開前のチェックも非常に厳しく感じましたし、非常にきめ細やかなサポートもあります。
様々なトラブルを経験して、クラウドファンディングの界隈も一層の健全さを要求しているということかもしれません。

その影響で(?)、15日の月曜に出した審査が何度か差し戻され、最終的にOKが出たのが公開予定日(19日金曜)の前日だった・・・というドタバタぶり。皆様への事前告知も遅くなってしまいました。

さて、「ぶいすいーと」の構想は2023年10月スタートなので、開発にはまぁまぁ時間がかかりました。その間の経緯もいろいろあります。
クラウドファンディングスタートにこぎ着けたこともあり、ここで備忘の意味も込めてさらっと舞台裏などを公開しておこうと思います。
今日は、「命名」について!!

商品によって異なる名前の重要度

当社の商品には様々なものがあるのですが、命名にエネルギーを注いだものとそうでないものがあります。
適当すぎてかわいそうな商品もあれば、ものすごく力を入れたものもある。

例えばウォッチバンド商品。
当社のバンド商品は大手家電量販店様の店頭に並ぶことが多いのですが、パッケージが細長いので商品名を書く余地がない。購入されるお客様も名前など見ないでしょうし、自然、ネーミングは店員さま向けになります。名前の中に素材名が入ったりする感じです。

一方、オンラインで売るものは、SEOを意識したものになります。代表的なものが「乱視対応オーダーメイド視力補正 for 機種名」。そのまんま過ぎて、商品名だと分かってもらえないことすらあります。
正確さを求めるなら「視度補正」なのですが、あえて「視力」にしてあるのもSEO対策です。

久々に力の入った取り組みでした

V睡まくらの場合、久しぶりに本格的な取り組みをしました。
なにしろ、皆様の大切な体験をささえる寝具です。
視度補正レンズと違って、一目見て伝わる性能や効用があるわけではない。
ニッチなマーケットでもある。
まずは親しみを持っていただかないといけない。
一度聞いたら忘れられない名前でなければならない。
なにより、本気でつくったプロダクトであることが伝わらないといけない。
久しぶりに、本腰を入れたネーミングプロジェクトの発足です。

商品名のつけかた 当社のフロー

当社の場合、商品命名は以下のような流れで行います。
1.商品コンセプトの確認
  どんな商品なのかをしっかり確認します

2.伝えないといけない情報を特定
  お客様に何を伝えたいのかをしっかり特定します

3.誰に伝えたいかを特定
  お客様が誰なのかを特定します

4.列挙と絞り込み
  1&2に基づいて連想ゲーム的に単語を書き出し、3で絞り込みます

5.商標調査
  商標登録されていると使えないので調査します

「ぶいすいーと」の商品名もこうした流れに忠実に作成されました。

めいめい先生登場

今回の命名作業はいつもとちょっと違ってて。
本製品のキャラクターデザインやイラスト制作をお願いしためいめい先生(X:@tuutinoudon)にも合流いただいて案出しをお手伝いいただきました。
名前が決定したらすぐさまタイプフェイスを決め、アイキャッチデザインに結びつける、という次工程があったので、それなら会議出てよ、ついでに案も出してよ・・・ということだったのですが・・・・!!

会議始まって早々。
事前に集められた案はめいめい先生の前に粉みじんとなりました。
一応、決を取りましたが、もう、そんな必要がないほど決定的。

個人的に候補として考えていたものとしては以下のようなものが。
「ぶいすいのゆめ」(一炊之夢から)
「悠悠夢境」(中国語でも意味が通じるように)
「Miaulare:みゃうらーれ」(伊語「ニャーと鳴く」WIZくんマヌルネコだし)

後半、微妙に世界進出を意識しているあたりが(笑
ただ、これらは「一度聞いたら忘れられない」のガイドラインからズレているという問題があったんですね。それは自覚してました。

   ぶいすいーと

「V睡」と「スイート」がかかっているだけの簡単な言葉ですが、これこそ「一度聞いたら忘れられない」名前です。
Sweet という甘いイメージ。
心の栄養のためにする「V睡」にぴったりな名称ではないですか。
SUIT という英語だとすれば、V睡のためのセットということに。
完璧です。

「参った!!!! 完敗です。」
というのが、最初の印象。
きっと、みなさんも、この名前に「そういうことか!」って思われたのではないでしょうか。

この親しみやすい名前で、本製品をかわいがってくださると嬉しいです。
クラウドファンディングは2024年5月30日まで実施!!
どうぞご支援をお願いします!!

おまけ

打合せはVRChat内で行いました。
やっぱり没入して行わないと楽しくないですよね!!

「おつルーム -First-」を使わせていただいてます!
https://booth.pm/ja/items/3484783


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