30年ぶりに釣りをしてみようと思う (12)
2020/07/04 8PM〜11PM 上げ9分〜満潮〜下げ9分
思い出したくないのだが、竿先がすっぽ抜けて海の藻屑と消える事故があり、また家庭に不穏な空気が明確に漂ったため、しばしおいとまをいただきました。竿は中国製のNOEBYという50ドルカーボンロッドを買ったんだけど、これは正直失敗だった。やたら硬くて、めっちゃ疲れる。この価格帯ならむりやりカーボンにせず、グラスのほうがまともなブツが届くね(当たり前)。
ピア35に行くと、そうだった、今日はJuly 4thなのだった。これまでイチの人出がニギニギしていて、普段見たことないクルーズ船まで停泊していて、とてもではないけれど釣りどころではない。ピア16に移動することも考えたけど、こっちがこんな人出なのだから、向こうが空いてるとは思えない。建国記念日名物の花火、今年はコロナでキャンセルになったから空いてるだろうと思って来たんだけど、甘かった。
人手を避けて、ピア36の端っこの陰気なエリアまで移動する。amazonでDUOのハウルのパチモノとしか言いようのない中国製ソフトベイトが売られていて、安かったのと、ソフトベイトは簡単に釣れる的なイメージがあったのとで買ってみたんだけど、ソフトベイト、難しいね。どうにも手応えがなくて、ルアーの挙動がつかみづらいし、レンジも想像しづらい。竿から得られる情報が茫洋としている。
それにしても大潮だ。ここで釣りを始めてから、大潮をはっきりと大潮と認識するのは初めてなのだけれど、すごいな、流れの勢いが違う。仮に流速が同じだとしてもパワーというか重さが違うって感じ。これが大潮ってことかーと思う。満潮時刻になって30分経ってもまだ上げ方向に流れ続けている。激安セット売りの鉄板バイブに変えて扇型に探るけど反応なし。今度はタダ引きからリフト&フォールに変えて、そしたらすぐ近くのボトムでヒット。
ひさしぶりの本命ストライパーだ。ところが水面であたふたしてたらバレちゃった。抜きあげる前にフッキング確実にしておこうと思って竿を煽ったら、糸がフケた瞬間にポーン外れた。余計なことした〜〜〜〜! 手に取りたかったな〜〜〜〜痛恨。痛恨すぎて沖縄民謡みたいな踊りが出た。その後粘ってみるも何事も起きず、2本目のストライプドバスは幻と消えたのであった。
でも、大前進だ。近づいてきている。これまで見かけたアングラーが全員エサ釣りかワームのなか、鉄板でヒットだよ、すごくない? そうやって自分を宥めながら帰宅した。
2020/07/05 8:30PM〜11:30PM 上げ9分〜満潮〜下げ9分
ノーヒット、ノーバイト。きのうバラした鉄板で攻め続けられたらよかったのに、気持ちが貫けなかったというか、迷いが出て、ジグヘッドにピンテールワームをつけて投げたり、ソフトベイト投げたり、組み立てがめちゃくちゃになってしまった。これではさらに釣れないな、と思う。高いブランド品のルアーを買うのって、性能もあるだろうけど、信じて使い続けられるメンタル的な側面が強いと思う。
あと安さに釣られて買った(こればっかり)中国製のヴァイブレーション、塗装はすごいきれいなんだけど、引くと倒れてしまってまともに泳がない。これはルアーの見かけをした何らかのオブジェクトである、としか言いようがない。5個セットで買ったのでひとつくらい真っ直ぐ泳ぐの入ってないかなー。安物買いのなんとかだよ、まさしく。
あと岩ジギ(がんじぎ=岩壁ジギング)という釣法の存在を知った。これはこの流れの激強い桟橋で使えるかもしれない。何なら穴ジギだってやれるかもしれない(前々回のメモ参照)。ただ穴釣りやってた人たち、昨日警官に注意されてたので、あれもうやめたほうがいいなー。みんな警察がいなくなると再開してたけど、繰り返し注意されてると桟橋全体が釣り禁止になりかねない。東京湾も多くのポイントが釣り禁止になってしまったと聞いた。