30年ぶりに釣りをしてみようと思う (11)

2020/06/27 9:30PM〜3:30AM 上げ2分〜満潮〜下げ1分
ピア36、釣り人ゼロ。やっぱり干潮近辺は人気がない。昨日の考察に基き、手元のタックルで組めるテキサスリグとダウンショットリグを組んで、試してみることにする。まずテキサスに1-1/2ozのナツメ重り(英語ではエッグシンカー)。これは水底を転がってしまって、うまく扱えないし根がかりも頻発。ダメ。

次にダウンショットリグ。これは当たりかもしれない。少なくともいまのところどのリグより根掛かりしない。とはいっても皆無ではなく、2時間くらいでロスト。でもだいぶマシだ。根の入ってないゾーンならひと晩いけるかも。ただハリスがないぶん、グラブがうまく泳いでいるのかは少々心配。ストレートワームでネコリグだったらひらひらしておいしそう。今度やってみよう。

ふと思いついて、ハリスの短い三叉ヘヴィキャロを作ってみる。これもけっこう使えそう。ただどうしてもハリス絡みが生じる。小さい天秤があればかなり防げるはず。そういやアメリカで天秤ってものを見かけないな。みんな三又サルカン。飽きてきたので試しにハリスを増やして、2本針の胴突き仕掛けにしてみた。目的のためには手段は選ばず的なエゲツない雰囲気が出て面白かった。マキャベリグだ。

それにしても、リグって工夫すればするだけエサ釣りに近接していくね。これでガルプ(味と匂いの付けられたルアー)使って、置き竿で釣れたとして、それはルアーフィッシングなのだろうか。まあなんでもいいから釣れるなら釣りたい。いまは綺麗に釣りたいとか言ってる場合ではない。アタリもゼロのまま帰る。

2020/6/29 5PM〜8:30PM ほぼ満潮〜下げ6分
日本のシーバス釣りは夜釣りがメインなせいで、勝手にストライパーも夜のほうが釣れると思っていたんだけど、ひょっとしてそんなことないんじゃないか、昼間釣り人がいないのは釣れないからじゃなくて忙しいからなんじゃないか、という思いつきにより、日差しの強いうちに出てみる。もちろん釣り人ゼロ。

まずはバイブレーションを放ってみるのだが、数投目で、ルアーを足元まで巻いていると、小型のストライパーがすぐ後ろをチェイスしてきて、くるんと反転して帰っていくのが見えた。もう、感動した。こないだ釣れたときより感動した。だって誰ひとりハードルアーやってないし、沖目に放ってないし、ボトム以外やってないし、昼間にやってないし、とにかくここの人たちの常識から全部外れた釣り方なのに、ちゃんと反応が得られたからだ。

このチェイスで、自分のなかの目標がはっきりした。デイゲームで、巻きものでストライパーを釣る。今後はこれを目標に据えて戦略を練っていくことにする。だってアドレナリンの出る量がぜんぜん違う。チェイスだけであんなに盛り上がると思わなかった。それにはこの埠頭の釣り人が常識だと思ってることを軒並み覆していかなければならない。でも、できると思う。チェイス見て確信した。

されどその後は何もなし。しだいに流れが強烈になってしまったので、先日作ったショートハリスver.の三又ヘヴィキャロに変えて、あとはブッコミタイムとする。チャイニーズの釣り人がひとりふたりとやってきて、全員ブッコミかジグヘッドなんだけど、驚きの穴釣りピープルを発見した。これはつまり、ストライパーはストラクチャーのキワだけじゃなくて奥のほうのシェイドゾーンにも着いているということ。それにしても、ようやるわ。


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