見出し画像

【山形】鳥海山の麓 2020年11月①白い虹、十六羅漢岩

仙台市、広瀬通。国道48号線に入り、
東北道に入ります。

東北の11月の早朝は、冷え込んでいます。煙も立たず、這います。

雁戸山

山形道に入りました。蔵王連峰です。

雁戸山 川崎町付近

朝日を浴びる山 
奥羽山脈は、紅葉と落葉

宮城県と山形県の境、
笹谷トンネルを抜けます。

正面の山は、月山

寒河江あたりから、
朝霧がかかっていました。

白い虹だ!! なんというラッキーな!(≧▽≦)/☆

通常の虹は、
太陽の光が雨(空気中の水滴)に
反射して見られるのに対し、
白虹は
太陽の光が「霧」に反射して
見られる現象
です。

霧の粒は雨粒より細かいため、
プリズムのように分光されず、
全ての波長(色)の光が同じように
散乱されるため白く輝きます

太陽の高さが低い朝や夕方に
霧が出ていると、
こうした白い虹が見られることが
あります。

「朝の白虹は晴天のサイン」 なんです!

朝霧は、寒河江あたりだけでしたね!
なかなか見れないので、
ラッキーでしたよ!

月山です。

寒河江SA ちょっと休憩。
仙台から、1時間ほど。

だいぶ、落葉しましたね。

月山も真っ白です。

まもなく、月山インター。
SAで撮影した、
左から、湯殿山、姥ヶ岳、月山の三山。
下は、月山湖。

湯殿山

姥ヶ岳 夏スキーのメッカ。
もちろん、ここから月山も行けます。

ただし、月山の登拝は、
八合目駐車場からが、正規のルートです。

姥ヶ岳からは、
リフトで標高を稼ぎ、
一旦、姥ヶ岳山頂に登り、
稜線伝いに月山をめざします。
仙台からですと、
こちらが近くていいのですが、
どうしても、正規ルートで登拝したいので、一度も登山したことはありません。

月山

山頂の左下に、月山神社の屋根が、
ちょっと見えていますね。

出羽山地の山は、落葉しましたね。

月山インター下車し、
一旦、国道を走り、
湯殿山インターに乗ります。
庄内朝日あたりで、目の前に見えるのが、
鳥海山です。

酒田インターから、
遊佐比子インターで下車です。

途中、すそ野まで見える鳥海山です。

遊佐町の、十六羅漢岩をめざします。

吹浦川を渡り、十六羅漢岩は、まもなく。

駐車場は無料。

日本海です!
この岩のあちらこちらに、
十六羅漢さまが彫られています。

山形県飽海郡遊佐町にある
22体の磨崖仏の総称。

地元の吹浦、曹洞宗、海禅寺の
21代寛海和尚が、
仏教の隆盛と衆生の救済、
事故死した漁師の供養と
海上安全を願って、
1864年から5年の年月をかけ、
1868年に完成させた。

資金が1~2両集まるごとに
石工に造佛を依頼していたため、
磨崖仏は5年の間に順次造られていった。

磨崖仏の完成を見た後、
明治4年 (1871年)7月に
寛海和尚は自身が守り仏になるため、
羅漢岩の傍らの海に身を投じ、
71年の生涯を閉じた。

即身成仏、された、ということです。
南無釈迦牟尼仏

遊佐町一帯は鳥海山の山域にあたり、
十六羅漢岩もかつて
鳥海山が噴火した際に
日本海に流れ出した安山岩溶岩で
形成されている。

あそこにもあります。

赤々とした溶岩ですね。
波に削られ、丸みを帯びて。

ちょっと、海は荒れていますね。
風向きは、冬の様相です。

鳥海山の溶岩は、
海まで流れつきました。

粘度が弱いといいますか、
柔らかかったんですね。

堤防には、たくさんの人たちが
釣りしていましたよ。

向こうは、酒田ですね。

いたるところ、
溶岩がむき出しになっています。

出羽二見

海に浮かぶ二つの並んだ岩に
注連縄が張られ、
伊勢の二見浦(ふたみがうら)に
なぞらえて
出羽二見と呼ばれています。
この注連縄は、
漁師が海上の安全を祈願して
つけていました。
現在は山形県漁協吹浦支部で
管理しています。
5月と8月頃に出羽二見の間に
夕陽が沈みます。

出羽二見神社

あつみ山や 吹浦かけて 夕涼み  

芭蕉

鳥海山

さて、鳥海大物忌神社 
吹浦口ノ宮に行きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?