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賽銭に対して、一考

画像お借りいたしました

ある神社の宮司さまからの

お話です。


【一円玉と五円玉が消える日】

ご浄財の取り扱いを、
いかにすべきかを考えております。

最後の頼みの綱であった、
ゆうちょ銀行も

ついに硬貨の預け入れに対し、
手数料を取るようになりました。


すなわち、

硬貨51〜100枚を預けた場合、

手数料が550円、かかりますので、


51枚の一円玉と五円玉を預けるためには

預け金額以上の手数料を
支払わなければならない、

というものです。


つまり、

一部の硬貨のお賽銭を

銀行に管理していただくために、

額以上の他の方のお賽銭が

手数料として

消えていくということです。


これは当社のような

「祭事は神職、金銭的な管理は総代」

というような小規模神社では、
特に厳しい問題です。


護持運営するためのご浄財が、

預ければ預けるほど消えていく、

となると、総代会は運営できなくなり、

神社そのものの管理運営も非常に困難、

という状況に陥っているからです。


お年寄りの総代さんたちには

銀行に持って行くのが、
とても重労働でして…

その上

全て手数料に消えていく事実を
知らせましたら

大変なショックを受けていました。


※ ちなみに

101枚〜500枚までで825円、

501枚〜1,000枚で1,100円の手数料が
かかります。

以降、500枚ごとに
550円加算されていきます。


どこまで行っても、預かっていただくには

それ以上の額を銀行に納めねばならぬ、

ということですね。


こんな理不尽の理由は

きっと、硬貨を消すことにあるのでしょう。


5年前にも同じことを考えましたが、

当時はそれ以上には踏み込みませんでした。

一枚製造するのに13円もかかるという

無駄が気になったくらい。

しかし、急速なキャッシュレス化の後、

コロナ禍で電子決済がさらに加速し、

その上、今回の硬貨に対する
手数料徴収ですから、

何か人工的な流れがあったのは
確かでしょう。


特に、一円玉という無駄は


消費税導入時から指摘されてきましたが、
その打開策が、
キャッシュレス化な訳ですね。


感覚でものを語ってもしょうがないので、

一円玉の発行数を確認してみました。


平成元年には

23億枚発行していましたが、

やはり、平成28年以降

100万枚ほどと
急速に発行数を減らしていき、

昨年度も100万枚発行しましたが、

コレクション用といった数だそうで、

事実上は発行していないのと同然です。


神社仏閣にかかわらず、

今後使われる一円玉は、


預ければ預けるほど、

全て金融機関の収益になっていく


ということです。


お賽銭は

皆さんが神様に

お預けくださった、

護持・運営・管理のための

貴重な浄財です。


政治家の先生方で

その辺りをなんとかしてくださる
先生がいたら、

その方に一票を投じたいところです。


実は昨日も、TBSが、神社にいらっしゃり

TV取材を受けたところでした。

まさにこの話をすればよかったです。


※ 一円玉と五円玉に

思いを込めていらっしゃる方は

どうぞそのままに、


そうでなければ、ぜひ

お賽銭には

一円玉と五円玉以外で

思いを込めていただきますよう

お願いします


※ 重ね重ね、

俗な話で申し訳ありません。


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わたしも、何人かの宮司さんを
知っております。

銀行の両替手数料に始まり
いよいよ、郵便局も
手数料を取るようになりました。

たまにしか、参拝しないなら、

より弾んで


神社をいつまでも

きれいに維持していただく

寄付金だ!


と、思えば、腹もたたぬ

どうでしょうか!皆様

鎮守神さま

たまにしか行かないケド、
大好きな神社さんに

賽銭を寄付金と考えて、

投じましょうよ!


お祭りの時は、初穂料として

のし袋で

3000円でも

5000円でも

1万円でも

ご寄付しましょう!


これからは、お志しも

考えなくてはならない世の中なんですね


やはり

来年の壬寅、五黄土星の中宮

お財布さま

お金さま

棚ぼた考えではいかなくなりましたよ!

わたしもこのお話を機に

ちと、考えを改めさせていただきますよ!



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