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【奈良】吉野山 金峯山寺 2013年5月②龍王院 脳天大神さま 大阪市立美術館

朝霧は晴れる。
夏の青空が広がっていました。

脳天さまは、車でも行けますが、
足腰のあるうちは、
急坂の石段を歩いていきたいです。

吉野の山々は、湿度が高く、
桜の樹皮は、苔むしている。
これが桜の寿命を縮めている。
しかし、何万本の桜を1本1本、
苔を落としたり、
下草を刈ったりすることは、
保存会の皆様にとりましては、
大変な仕事であることは聞いていました。
新しい桜を植えたり、
苗木を育苗したりするため、
至るところに、募金箱があります。
ご協力、よろしくお願いいたします。

現在は、若い人たちが受け継ぎ、
毎日、取り組んでいます。
桜は、シロヤマザクラのみの植樹です。

聖仏舎利宝殿

聖仏舎利宝殿は
仏舎利(お釈迦様の御真骨)を
安置するために建立されました。
南朝妙法殿のさらに奥、
脳天大神龍王院
(のうてんおおかみりゅうおういん)への
参道沿いに位置しています。
安置されている仏舎利は、
昭和42年(1967)11月24日、
インド政府から贈呈されたものです。

修験道の開祖、役行者の大銅像です。
戦後、女性行者のための行場として
蔵王堂の西方の谷間にある
一の滝(龍神池)を開いた際、
昭和26年(1950)に行場の入り口に
建立されました。
役行者には、
夫婦の鬼が付き従っています。
手に斧を持った鬼は前鬼(ぜんき)、
水がめを持った鬼は後鬼(ごき)といいます。この鬼は、
生駒山の暗峠(くらがりとうげ)で
人の子をさらう悪い夫婦の鬼でしたが、
役行者がこの夫婦の子供を隠して
おびき出し、調伏したと言われています。

濡れていますと、
滑る可能性もありますので、
ゆっくり下りてください。
急坂です。

時々、石段に、サワガニがいます。
潰さないように。

鬼塚、女性の滝場です。

脳天大神龍王院は、昭和26年(1951)、
当時の管領五條覚澄(かくちょう)の
手によって創祀(そうし)され、
蔵王堂の西方の谷あいに位置しています。
ある日、滝へ向かう途中、
頭を割られた一匹の蛇に遭遇しました。
その蛇を手厚く回向(えこう)したところ、
翌日から夢に現れるようになり、
ついにはある人に憑依(ひょうい)して
「まつられたし、まつられたし。
吾(われ)は頭を割られた山下の蛇である。
蔵王の変化身(へんげしん)である。
脳天大神としてまつられたし。
首の上の如何なる難病苦難も救うべし」
と告げました。
こうして現在の
金龍王(きんりゅうおう)の地に
霊標が立てられましたが、
多くの参拝者が来るようになったため
現在地へ移転しました。

手水で清め、一口いただいて、
願掛けしていきます。
御水もいただいていきました。
生水ですので、沸騰させてください。
仙台に持ち帰り、
翌朝、神棚にお供えしてから
いただきました。

お百度参り

この道が、吉野神宮に近いところまで
行きます。
距離があります。

神仏混合。神様も仏様もいらっしゃいます。

朝もやに、光射し

木肌から、湯気が立ち上る

御札や御守など購入して。
いつも購入しますと、
ゆでたまごをいただきます。
ごちそうになっていきました。
ご先祖様への惟神(かんながら)を
お供えして帰ります。

さて、この急坂の石段を上がっていきます。

日頃の運動不足が~~~っ!
と言いながら、上っていく友人。

同じく。

ヒメシャガの季節ですね。

降り口の石段が、一番、厳しい!!
途中に踊り場もない。
ヒーヒーです。

ようやく、ここまで戻ってきました。
やれやれです。

タケノコが、もうこんなに伸びて。

さてさて、阿部野橋まで戻ります。

特急で行きます!
時間がもったいないので。

吉野川 とにかく晴れて良かった。

さあ、次は、大阪市立美術館へ

あべのハルカス 
数回、展望台に行きました。

天王寺公園をめざします。

現在の天王寺公園は、
施設や飲食街となって、
様変わりしましたが、
まだ、この当時は、以前のままです。

通天閣は、青空に映えますね~。
The 大阪です。

当地には1914年(大正3年)に
住友家本邸が建てられたが、
後に住友家から美術館建設を目的に
日本庭園「慶沢園」とともに
敷地を寄贈され、
1936年(昭和11年)に
旧本邸跡地に開館した。
2019年より
大阪市博物館機構が運営している。

これですよ!!これが観たかった!!

天王寺動物園への道

「大坂夏の陣で戦死した
豊臣方の勇将の帰りを
家来が門を閉じずに待っていたという
話から、「不閉門」(ふへいもん)とも
呼ばれてきた
大阪市天王寺区の天王寺公園にある
「旧黒田藩蔵屋敷長屋門」
「門は大坂夏の陣(1615年)で
豊臣方につき、真田幸村らとともに戦い、
討ち死にした黒田藩(福岡)の武将の
後藤又兵衛が帰ってくるのを、
家臣たちがずっと閉めずに待っていた
という話が伝わっており、
「後藤又兵衛不閉門」とも呼ばれている」
との記載があります。

慶沢園

とにかく、天王寺公園は、広大だ。
かなり歩きますよ。

阿部野橋界隈は、見どころが豊富です。
友人と別れ、仙台へ帰ります。

ミロク、なんですよね~

おっ!近畿の観光紹介。蔵王堂!

まもなく、奥羽山脈から
太平洋側に入りますが、わかりますか!
太平洋から流れ込む、湿った黒い雲。
これこそ、東北の太平洋岸の、
初夏の気候、「やませ」ですよ!

ほらほら!じわじわと、
内陸に低い雲が流れ込む。

これで、気温も格段に下がります。
湿気寒い。

実は、このやませの写真。
気象協会のほうで、
ページを持っていた時、
気象庁から、「いただきたい」と
要請があり、差し上げました。

わかりますか!
夕日に照らされ、
ブロッケン現象が現れました!

地上は、どよ~ん。
暑い大阪から、一気に冷えました。

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