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11年間ありがとうございました

昨日2023.7/31をもちましてSARU白金の営業は終了させて頂きました。
2012年9月25日の開店依頼、本当に多くの皆様のご愛顧を賜り改めて心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

長文且つかなり内向きの文章になりますが、ご一読頂けましたら幸いです。

2012年開業の際、白金の皆様のセカンドキッチンとなろう!を旗印に、創業メンバーである村松料理長の野菜を引き出す力、生産者様を大事にする心、山木さんのチームバランスを取る力、お客様への丁寧なフォロー、現在も弊社でコーポレートソムリエである加納のワインへの探究心、継続し続けたワイン探し、全員が独立前から培って来た力を結集して開業したのがSARU白金でした。

私ごとですが当時長男が生まれたばかりでまだ1歳、もし失敗してもまだ小学校入学前だったら人生やり直しが効くなとある意味、(写真の子供が長男です。6年生になりました)年齢的にもタイミング的にもラストチャンス、
開業前はまずはきちんと4人が生活していけるようになる事が目標でした。開業したらお陰様で多くの皆様にご愛顧頂き、私たちもお客様に楽しんで頂くため、美味しいお料理をご提供する為、尽力して参りました。

この最後の10日間、改めて多くの皆様にご来店頂き、また開業から変わらずご来店頂いている皆様にもご挨拶させて頂く事が出来ました。
歴代のスタッフ皆さんが創業からの目標をしっかりと引き継ぎ形にしてくれ、一人一人の努力、試行錯誤、尽力の結果で、こうして多くの皆様に愛されながら最後お店を終えることが出来ました。
歴代のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
改めて皆さんとあちこち行ったり語り合った日々が思い出されます。

この10日間、改めて現場で中野太郎料理長と一緒に仕事をし、
彼の手から生み出される世界観に触れ、彼が入社して来た時、その当時から独特の美味しいものを生み出す感性を感じていましたが、この10年様々な出会いや経験があり、その世界観はより進化しており、横で一緒に仕事をしながら本当に凄いな、私もこれ食べたいなと掻き立てられる食欲を抑えながら仕事をしていました。
豪快な食材使いやアプローチ、独自の盛り付けはまさに太郎ワールド。
私は勝手にトラットリアby太郎で「タロットリア」だなと文字った冗談めいて本人と話していましたが、この数年のSARUはまさに創業のSARUにタロットリアを加えた世界観であったと思います。
この10年間で彼が磨き上げた世界観をより彼自身と彼のご家族の人生の為に使って欲しい、そう思っています。
今まで本当によく頑張ってくれた。古い店だけど臭いひとつしないピカピカのお店に磨き込んだまま。いつも電車ギリギリで帰っていただろうに。
今後は彼の家がある飯能をベースに店舗を作る予定でいます。
飯能は名門ゴルフコースも多く、自然豊かな秩父や奥多摩の玄関口。
ここで太郎らしい世界観のお店を共に作って行く予定です。
改めて彼の活動や動向は、私のこのNoteやSARUインスタグラムのアカウントを残す予定ですので、変わらずフォローをして頂けたら幸いです。
太郎はこの先数ヶ月は代々木上原SARUにおります。

山本智賀さんも10年間、献身的に最後まで笑顔でお客様の前に立ち頑張ってくれました。残念ながら退社し別業種へ転職される予定ですが、勉強してきたワイン、接客、そして何よりも献身的にしっかりとやり遂げる彼女はどこでも大事にして貰えると思っています。

SARUで様々な方が経験を積み、そして巣立って行きました。
今回改めて皆様にご紹介できればと思っております。是非改めてフォローして頂けましたら幸いです。
まずは創業を支えてくれた村松泰紀さん、山木隆史さん、二人は彼らの居住地に程近い、相模大野にてビストロOG3を経営しています。

SARUにいた期間は数ヶ月ですが、代々木上原のSeafood SARUの料理長を3年務め能登にて独立開業し今ではミシュランシェフともなっている平田明珠さん、白金SARUでサービスを担当していた大田(旧姓)靖子さんとご結婚され二人三脚でレストラン・オーベルジュであるVilla della Paceを経営されています。
HP:

Instagram:

弊社内になりますが、
私の後の店長としてサービスを担当した島袋有佳、白金店を経てオープニングより学大LODGE BISTRO料理長を務めた村山裕亮は尾山台COZARUにて女将、シェフとして活躍しています。

店舗Instagram
https://www.instagram.com/cozaru_natural_kitchen/

村山シェフInstagram

またオープニングメンバーでありコーポレートソムリエである加納賢俊。
彼は現在代々木上原SARUにベースおりますが、社内全てのワイン、飲料を差配し、日々美味しいワインをお楽しみ頂くべく、インポーターさんとのネットワークも広げており、今後は彼自身の店舗以外でのワインにまつわる活動も広げていく予定です。

料理長として2016-17年活躍した和食出身で大きな身体がトレードマークの富田修平。彼は現在Logde Bistro SARUの2代目シェフとして改装後のLodgeの基礎を作ってくれています。個人アカウントはまだありませんがお店を改めて紹介します。

2017-18年料理長として活躍した長谷川僚。
彼は自由が丘SARU Apero Bistroをオープニングから盛り上げ、今では押しも押されぬ店主兼シェフ通称「全力シェフ」として活躍しています。
こちらも仕事用の個人アカウントはまだない為、お店を紹介します。

2018-20年コロナ禍が来るまで料理長として活躍した三崎雄也。
彼の自宅にほど近い、弊社としては初のプロデュース&運営店舗である千葉大学構内カフェ・レストランMOKUの店主として、厳しいコロナ禍真っ只中でのオープンとなりましたが、千葉の中でもおしゃれに非日常を楽しめる地域の人気店に育てています。

この様に皆が活躍できるきっかけは、ご愛顧頂いた皆様のお陰で素晴らしい経験をさせて頂けたことによります。
皆様に取っての大切な存在であったお店を閉めることに対して、私に対し怒りを感じていらっしゃる方も多いと思います。
人材継続を途切れさせてしまったことはひとえに私の力不足によります。

ご近所でお楽しみ頂く事が出来ないことは心苦しいですが、
私たちがこれからも生み出すサービス、一人一人の職人のこれからを是非応援頂けましたら幸いです。

また、このメッセージを見た弊社の若い社員やこれから未来の職人を目指す方、目指している方、
皆さんの未来は私に取り希望です。
毎日皆朝から晩まで一所懸命一人一人頑張っていると思います。
自分の強みを見つけ好きなことを伸ばす。
注意されたこと、基礎を徹底的に身に着ける。
目の前の仕事を精一杯真摯に、全力で。
身体だけでなく頭と感性を使う。

上で紹介した先輩たちは精一杯もがき努力して来た。
彼らが道を作ってくれたから君たちは今、充実した日々を彼らが切り開いてきた時よりもいい条件で送れている。
皆、ただの会社員にはならないで欲しい。
飲食業界に入った以上、自分の力でしっかりお客様を楽しませ稼げる大人になって欲しい。
意識はプロフェッショナルであって欲しい。
その先にきっと一人一人輝ける未来が自分自身の力で作り出せると思う。
私はそんな皆さん一人一人を輝かせる舞台を共に作っていく、
それが私のこれからの一番のやりがいであり楽しみだ。

開業時、地域の皆さんに喜んでいく自分のモチベーションが、
いつしか一緒に働く仲間の未来を作っていく事に変わっていった。
この事が私自身に取っての創業店を閉店すると判断した一番のトリガーだったかも知れないことを正直にお伝えします。

これからも私達株式会社Rootを見守って頂けましたら幸いです。

株式会社Root
代表取締役 猿田伸幸


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