見出し画像

先ずはLARPに参加してみよう!

 何かよく分からないものに参加するというのは、とても勇気のいる事だと思う。

 そもそもLARP(らーぷ)が何なのかわからない。分からない場所に行って、足を引っ張ったら……恥をかいたら……迷惑をかけたらどうしよう。そう思われると思う。
 実際、知人の居ない場所に行くのはとても勇気が必要だし、知らないコミュニティに入っていくのは恐怖しかない。少なくとも私はそういう人種である。
 少しでもそれがなんなのか知ってから参加しようと思っても、中々検索にひっかかって来ない。引っかかってきたら凄いゴージャスな装備の人が、めちゃくちゃ格好いい動きをしている動画や写真が出てくる。
 これは気後れの塊になる。そんな装備なんてないし、そんな格好いい動きなどできる訳もない。
 初心者歓迎と書いてあるが、どの程度なら歓迎して貰えるのかも未知数だ。
 恥をかいたらどうしよう。困らせてしまったらどうしよう。そんな思いで一杯になると思う。私もそうである。

 だからこそ、勇気を出して飛び込んできてくれた人を、私は歓迎したい。

どんなイベントがオススメ?

 初心者歓迎と書いてあるものは、総じてオススメである。何故なら、プレイ人口が少ない為、入ってきてくれた方は是非一緒に遊びたいと思って主催している場所がほとんどだからだ。
 身内でわいわいやりたかったり、中級以上の人と遊びたいと思って居るところはひっそりと身内で募集をしていたりする。

 また、装備や衣装の事で気後れしてしまっている場合は、「レンタル有り」と明言しているところがオススメだ。普段着で行っても、相応しい衣装を貸してくれる。
 少なくとも私の所属する団体「MATH-GAME」が主催しているイベントは初心者歓迎だし、衣装については「現代日本が舞台」なので現代日本で通用する服装をしてきて欲しい。
 おしゃれしても良いし、あえてしなくても良い。タンスの底で眠っている白衣や、中々着ていく機会のないお洋服を取り出してきても気持ちが上がるかもしれない。
 衣装は自分の気分をあげてくれる道具なので、自分の気分さえ上がれば良いのだ。少なくとも現代日本が舞台である限りは、そうだと思う。

どんな事をやるの?

 一言でLARPといってもいろいろある。簡単に言ってしまえば「体験型コンテンツ」なのでそもそも何を体験させてくれるのか……ということだ。
 ファンタジーの世界体験なのかもしれない。日常とは少し違う場所の経験かもしれない。
 当方でわかりやすいのは「D.I.V.E」だが、これはTRPGのシステムの一つである「Call of Cthulhu」のシナリオでよくある「全く知らない部屋に閉じ込められる」というシュチュエーションから始まる体験型だ。
 このシナリオは単純に「探索者」の気分を味わってほしいと思って作られている。
 TRPGで体験するようなシュチュエーションを、是非生身で体験していって欲しい。

 このように、同じ体験型イベントでも種類が沢山あるので、LARP全てを好きになる必要はない。やりたいものをやれば良いのだ。
 そのための選択肢を増やすのが我々の仕事である。


楽しめるの?

 最大限楽しめるようにイベントを作り上げているつもりではある。しかし、「楽しい」という気持ちは、貴方のものである。一緒に探索をした仲間の中で楽しめない人が居たからつまらないと思ってしまった。これも起こりえる事ではある。参加したシナリオが全く肌に合わなくて、辛い思いをしてしまった。そもそも世界観から入り込めなかった。
 様々な理由があるだろう。

 しかし時間とお金というコストを支払ってこの場所に来ているので、我々はできる限り楽しんでもらいたいと考えている。
 この時間の中には「イベントを申し込む」時間や「イベントの為に準備する」時間も含まれている。衣装一つにしても、その人がこの時間を楽しむ為に支払ってくれたコストの一つだ。それに敬意を払わない我々ではない。

 参加される方は「ここに行く時に自分は一人かもしれないが、楽しめるだろうか」と考えた時に「もしかしたら楽しいかもしれない」。そう感じた時には、是非飛び込んで来て欲しいと思う。
 
 少しでも楽しい時間を貴方と。
 そんな風に考えて、イベントを行って行きたいと思う。



追記

 貸し切り公演の相談も勿論受け付けている。知らない人と過ごすのは怖いが、見知った仲間となら体験してみたい。
 そう考えた時に、そのニーズには応えられるようにしたい。
 どのような貸し切り公演が可能か。先ずは問い合わせていただけるとありがたい。
 
 この記事を取り下げるまで、貸し切り公演は募集している。
 気軽に相談していただけると、私もこの記事を上げたかいがあるなと嬉しくなるので先ずは問い合わせからどうぞ!



 問い合わせ先
 HP:math-game.sakura.ne.jp
 Twitter:@Math_Game_Larp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?