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挑戦あるのみ/075

先日、格闘家の鈴木千裕選手の密着番組(たしかYouTube)を見た。いろいろなジムへ武者修行にいく鈴木選手に、インタビュアーが「移動するの大変じゃないですか? なぜここまでやるんですか?」と質問していた。鈴木選手はこう回答した。

「移動時間が長くムダに感じるかもしれません。でもそれぞれのジムで『課題』をもらえるんですよ。それが何よりも大事」と。

あ〜わかる〜、と思った。自分が成長するために「課題」は絶対に必要なのだ。

僕は昔から「鋭いフィードバックをしてくれるクライアント」の案件なら、いくら低単価でも、どんなに忙しくても絶対に受注していた。そこでもらった課題は自分にはない視点が満載だからだ。指摘されなければ一生気づけなかったことがたくさんもらえる。最高のプレゼントだ。

僕がライティング系のゼミやセミナーをよく受ける理由も、課題がほしいから。時には厳しい添削で打ちのめされることもあるが、それでも自分の血肉となればいい。

特に仕事が順調にまわっているとき……具体的にはクライアントから継続依頼をもらえているときこそ、課題をもらうのは大事だと思う。なぜなら良くも悪くもフィードバックが少なくなっている状態だからだ。

フィードバックが少ないのは喜ばしいことだが、もしかすると自分自身もクライアントも、その原稿の「課題」に気づいていないだけかもしれない。それに気づかず書き続けても、その原稿は一定レベルから上にいかない。そして自分自身も成長しない。いつか頭打ちが来る。

だから自ら課題を見つけるために、新規案件に飛び込んだり、ゼミやセミナーを受けたりすることは重要だと思う。成長を止めないためには挑戦するしかない。

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