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ClaudeにSEO記事を書いてもらった所感

結論

読者ニーズとややズレた文章になる。説得力に欠けた薄い記事になる。(ただしリライトすればまぁまぁのレベルにはなると思う)

詳細

たとえば「ライティング 練習方法」というKWで記事を書いたとする。その記事に「写経する」という章があったとしよう。

Claudeにこの章を書いてもらったところ「写経にはこんなメリットがある」的な文脈で文章を書いた。日本語としては成立している。内容も悪くない。参考にはなる。

でもそれは「ライティング 練習方法」と検索している人のニーズとは若干ずれている。このKWで検索する人はたぶん「写経の方法」「実際に何を写経するか」などを知りたいはず。なぜなら「練習方法」というKWが入っているから。

つまり今日から実際に写経を始めたいのだ。でもClaudeの書いた記事は具体例がないので、実際に始めることはできないだろう。だから記事の質としては高くない。65点くらい。

もちろん、「写経の具体的なやり方を盛り込んで」「何を写経すればいいか具体的に書いて」など、何度か文章を書き換えてもらえば、いい文章になるかもしれない。

しかし上記のような指示出しは、そもそもClaudeが書いた記事に対して「これは読者のニーズとズレているからこういう指示だしをしよう」と “思える” 力量が必要。
それがなければ指示のしようがない。ズレた指示をして、更に読者ニーズから離れた文章になる可能性すらある。

仮に今日からWebライターを始めた人なら、上記には気づけない。これはAIを使わずに記事を書いた経験がないと難しい。つまり最初からAIをガンガン使ってしまうと、ずっと65点くらいの記事しか書けないのだ。

何が言いたいか?

よく言う話だが、AIは補助的なツールとして使うべき。全て頼ってしまうと基礎スキルが上がらないので、記事のレベルがある一定で止まる。そうなると “代替可能なライター” になる。
当然単価は下がるし、クライアントが社内で内製化した時点で、即切られるだろう。

AIを使っても勿論いいが、基礎的な文章力の向上は欠かせない。むしろそれが、AI時代に差別化となる要素なのかもしれない。

※ただしAIの進化スピードは速いので、来月には意見が変わっているかも……

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