見出し画像

七言(ななこと)日記を書こう~さとゆみゼミを終えて~

「自分はなんてつまらない人間なんだ……と痛感した」

さとゆみゼミを終えての感想は? と聞かれたら、ぼくはこう答える。

ちょこちょこnoteでも書いていたが、ぼくはライターの佐藤友美さんが主催する「さとゆみビジネスライティングゼミ」を受講していた。

最初に言っておくと、このゼミは最高。

さとゆみさんが赤入れしまくってくれるので、座学だけでは理解しきれない "ライティングの重要な点" に気づける。なんというか、実践的に文章を学べる感じ。

また、企画の立て方や読者への配慮(その文章を世に出して本当に問題ないか?)など、文章を書くこと以外にも学ぶことが多いゼミだった。

さらに、ゼミ生同士の横のつながりもできた。ゼミが終わった後もメッセンジャーでやり取りしており、プライベートで飲みに行くほどの仲になった。

さらにさらに、さとゆみさんが運営する「CORECOLOR」というメディアへ掲載できるチャンスも貰える(希望者のみ)。

つまり、
・学び
・コミュニティ
・「書く」場の提供
が揃ったスキのないゼミ。
まさに、書くことを仕事にするためのゼミ。

では、なぜそんな素晴らしいゼミを受けて冒頭の感想を抱いたのか?

それを説明させてほしい。

--------------

「自分はなんてつまらない人間なんだ……」と思ったきっかけは、「企画を作る」という課題をやったことだった。

ゼミ内で、
①某大手メディアへ掲載される記事の企画を考える
②自分が出版する書籍の企画を考える
という課題が出された。

これがもう大変だった。いや、むしろ、②には関しては、一周回って簡単だった。
ぼくは「営業」をテーマに企画したのだが、それは熟考したのではなく、あまりに自分の中にネタがなさすぎて、「営業」しか伝えられることがなかったからだ。つまり消去法。

しかし本来であれば、しっかり自分の内面と向き合い、
・読者に価値提供できるものは何か?
・自分は何を伝えたいのか?
などを言語化して、書籍の企画を立てるべきだったろう。

いや、考えたよ。もちろん。
紙に書いてみたりしたよ。

しかし出てこない。

全然出てこない。

なので、スッとできてた「営業」に逃げた。
営業についての企画であれば、自分のオンラインサロンとかでも解説しているのでパッと作れる。
事実、構成は20分くらいで作れた。

しかし、これでいいのかな? という思いは拭えない。
とはいえ、これ以外に書くことがない。

そんな気持ちを抱えながら当日の発表を迎えた。ドキドキしながらみんなの前で自分の企画を発表した。

すると、さとゆみさんからこんなフィードバックをもらった。

「需要はあると思う。でも書籍というか……PDFとかにして数万円くらいで売れそうな内容だよね。もっとヒロさん(ぼくはゼミでヒロさんと呼ばれている)の思想が入ると良かったね」

いや、まさにその通り!
本当にもう、おっしゃる通り。
さすがさとゆみさん。
もはや、さすゆみさん。

そう、ぼくには伝えたいことや思想がないのだ。いや、実際はあるのかもしれないが、それを言語化できないのだ。

だから「自分はなんてつまらない人間なんだ」と思ってしまったのだ。

--------------

少しだけ話は変わる。

ぼくは典型的なワーカーホリックな上に、めちゃくちゃ引きこもりだ。
家でずっと仕事をしている。

最近はなるべく外に出るようにしているが、「3日間誰とも話さず、家から一歩も出ない」なんてことはザラ。

ちょっと前は、3日どころか1週間ずっと一人で仕事をしているのが普通だった。かれこれ、そんな生活を7年以上続けてる。

室内に定点カメラを置いて僕を撮影したら、「こいつ何が楽しくて生きてるんだろう?」と思われるだろう。

--------------

話を戻す。

なぜ、「ぼくはワーカーホリックだ。引きこもりだ」と自分語りをしたかというと、自分の思想(≒伝えたいこと)が特にない原因はここにあると思ったからだ。

(それだけではないが、大きな原因の一つな気がする)

つまり、家でずっと仕事ばかりしているから、仕事を起点とした企画しか思い浮かばない。振り幅が狭いのだ。

現に、書籍の企画も「営業」という自分の仕事を起点にしたもの。繰り返すが、それ以外がどうしても出てこなかった。

一方、他のゼミ生の企画は違った。

・自分が体験した「つらい過去」から派生したコミュニケーションについて
・趣味の「一人旅の魅力」について
・自ら編み出した「チェアリング」というマインドフルネスについて

などなど、自分の内から「これを伝えたい」という企画が多かった。

あ~こういうのだよな。

こういう企画を練りたかった。

でも、伝えたいことがなかったんだよな~

……俺はなんてつまらない人間なんだ。

という流れだ。

--------------

さて、ここまで読んで「え? 中村さんなんか凹んでない? 自分を卑下しすぎじゃない?」と感じた人もいるだろう。

安心してほしい。
ぼくはベジータより自己肯定感が高いので、こんなことでは凹まないし、卑下してるわけではなく客観的事実を言ってるだけ。

凹むのではなく、「じゃあどうする?」をひたすら考えるのがぼくの長所だ。

とりあえず……こういうときは形から入る。

企画に関する書籍やコラムに関する書籍など、役に立ちそうな書籍を大量に買い、積読してあった書籍を引っ張り出し、とにかくインプットしていた。

ここ1週間で20冊以上は読んだと思う。(だいぶ飛ばし読みしたけど)

で、書籍だけでなく、いろいろ検索して動画とかも見てみた。

そしたら!!

秋元康さんと勝間和代さんが対談している動画に出会った!

テーマは「秋元康はどうやって企画を作っているか」というもの。

まさにぼくが見たかった対談。

秋元さんがどうやって企画を練っているのかを、勝間さんがいつもの口調で根ほり葉ほり聞いていく。そこで秋元さんが言っていたことがヒントになった。

どんなことを言っていたかというと、

勝間さん
「企画を作るための訓練はどうすればいいですか?」

秋元さん
「日常で起きたことをメモして、感想を書いておくといいですよ。一言でいい。
それが少しずつストックとして自分の中に溜まっていき、ふとしたときに企画と結びつく」

若干うろ覚えだが、こんな感じの回答だった気がする。

藁をもすがる思いのぼくは、それを聞いた瞬間「とりあえずやってみよう」と決めた。

しかし、一言だとあまりに寂しすぎるので、そこに少し考察を加えてみようと思った。

そうすると多分、一言ではなく七言くらいになると思ったので、このnoteのタイトルに書いた通り「七言(ななこと)日記」という名前にした。

________

とりあえず、、、さっそくやってみることにしよう。

こんな感じ!

■小さなことで人生は変わるなと思った
今日はSUUMOでひたすら賃貸物件を探していた。条件欄に「家賃」や「広さ」などを指定して、物件をひたすら眺めていた。そこでふと思ったことがある。

当たり前の話だが、検索条件を変えるだけで(たとえば家賃を1万円上げる)ラインナップされる物件は変わるということだ。物件が変われば住む場所が変わる。住む場所が変われば人生も変わる。

つまり、わずか10秒の操作で人生まで変えてしまう。

きっとそれは物件以外にもたくさんあるだろう。
たとえば「あのときの一言があったから、あの人と喧嘩して別れてしまった」「あのとき違うルートを通っていたら事故に巻き込まれて死んでいたかも」など。こんな小さなことで大きく人生は変わる。些細なこともバカにできない。

そんなことを思ったという話でした。

こんな感じ。(全然七言じゃない気がするけど、まぁいいだろう)

うん。なかなかいい気がする。なんとなく手応えがある。何となくストックが溜まった気がする。

できるだけ毎日書こうと思うが、まぁその辺りはゆるくやっていこうと思う。

とにかく、日常の気づきを自分の中にストックすることで、人間としての幅が広がり、それが企画の芽になったり、文章の幅を広げてくれたりするのかなと思う。

どうなるかはわからないが、とりあえずやってみよう。

以上。

明日から七言日記始めます宣言でした~。

ではまた明日。

PS
noteに何を書くかと悩んでたとき、ある方に相談に乗ってもらい道が開けました。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?