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立場が人を/069

水曜日のダウンタウンを見ていて思った。松ちゃんが活動休止をしてから、浜ちゃん頑張ってるなと。

この番組における浜ちゃんの役割はMCだが、いつも手練れの芸人が3~4人はいるので、その人たちだけで現場はまわる。松ちゃんもいたし。
だから水曜日のダウンタウンにおいて、浜ちゃんはあまり積極的な動きを見せていなかった。省エネな立ち回り。ところが松ちゃんが活動を休止してからは、かなり積極的に現場をまわしている。

先日の放送でも、出演者の那須川天心が変なことを言っていたので、浜ちゃんがダッシュで駆けつけ見事にツッコんでいた。頑張ってるな~と微笑ましく見ていた。

ところで、僕は中学、高校、大学と、ずっと部活の副将だった。中学はテニス部、高校と大学はアメフト部。チーム全体を引っ張っていく……的な場面は少ないが、主将が休みだと仕切らざるを得ない。僕はそれが大嫌いだった。

なぜか。

仕切っている自分を客観的に見て、なんだか恥ずかしくなるのだ。「うわっなんか主将いないからいつもより頑張ってるよ」と。これは僕が副将という立場に甘んじていたから起こるのである。

主将とか副将とか関係なく、ふだんからチームのために何ができるか? を考えていれば、チーム全体が沈んでいるときは積極的に声を出して、チームメイトを鼓舞したであろう。ふだんそれをしていないから、突然仕切らなければいけないときに自分の中でしっくりこなかったのだ。
「いつも一つ上のレイヤーの立場になって考えることは大事」という、誰かが言っていた言葉が身に染みる。副将なら主将、メンバーなら課長、ライターならディレクターと、上の立場で物事を考えることが大事。

今の僕は誰の立場で考えるべきだろうか? メディアの編集者や、尊敬しているライターの立場か。常に彼ら/彼女らをイメージしていきたい。

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