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どんなに離れていても、原点はそこにある

私は小さい頃からディズニーが大好きだった。ディズニーランドやシーには数え切れないほど行ったし、映画もたくさん見た。今朝、電車の中で、私が大好きだった、今はもう終わってしまったショーのひとつ『レジェンド・オブ・ミシカ』の動画を見ていて、懐かしいような、家に帰ってきたような暖かいモノに包まれて、ふと思ったのだ。どんなに離れていても、私の原点はそこにあると。ディズニーランドが好きな気持ちも、物理に心震えるのも、旅に出たい気持ちも、私の人生のそこかしこに原点となる契機があって、それが今の私を形作っているんだろうなと、思った。

物理をやりたいと思った原点は、中学生のときにスティーブン・ホーキング博士が書いた本を読み、原子論に出会って心を動かされたからだ。旅に出たいと思ったのは、ドイツに旅行に行ったとき、世界の広さを知ったからだ。もうあの時間あの場所に戻ることはできないけれど、いつでも思い出すことができる、忘れられない鮮明な思い出。私の原点は、いまも私のなかにある。

電車を降りて、外の空気を吸った。思い出が自分の中にあるなんて、なんて当たり前の話をしているんだろう。しかし、当たり前すぎて普段は忘れていることを、こうやってふと感じることができる瞬間というのは貴重なものではないかと思う。初心というのは意外と忘れがちだ。日々の出来事が多すぎて、イライラしたり、なんでこんなことをしているんだろうと泣きたくなる日もある。初心忘れるべからずと思っても、心がついていかない。空っぽの心に、こういう理屈で私は今これをやっているんだと語りかけても、なんの感情も湧いてこない。そういうことがよくある。だから、原点となった思い出たちを噛み締めて、もう一度頑張ろうと思える瞬間は、とても大切にしたい。

読んでくれてありがとうございました!!右下のいいねボタンを押して出てくる言葉は、私の好きな各国のことわざです。 しんどいことも多いですが、気長に、気楽にやりましょう〜。