見出し画像

戯けあらたか

博物館、神社、ラジオの流れる町中華。休日らしい休日です。
すっかりおっさんなのに、おっさんの歓びってやつを今さら享受出来ているような。でもってなかなかにたのしくってね。伴うあれこれはちょっとだけ横に置いといて…

一番のめあては東北歴史博物館で開催中の、『GIGA・MANGA展』

めったに行かぬとなりまち、電車も往復別の路線にして帰りは少し歩いて。

やーおもしろかったですよ!江戸時代から昭和へかけての、世の流れをあまさず照らし返すような絵の数々。思わず笑みがこぼれてしまうものも沢山あって、人々のいい意味でのしたたかさを感じられました。

今だとTwitterでの大喜利が近かったりするのかなあ?そんなんばっか読んでるもんですから(笑)

常設展も充実の一言で、いやはやめっけもんでしただよ…
勇躍ではあったけどね。なにせドレスコードだろ?と、歌川国芳「相馬の古内裏」Tシャツをしっかりまとい(笑)


妖怪「がしゃどくろ」として有名なこの絵ですが、民間伝承の上でそのような名前の妖怪は残されておらず
平将門の遺児である滝夜叉姫のしもべとして国芳が描いたものをモチーフにしているようです。
この滝夜叉姫、先日の遠出の際にお供していた今村翔吾さん「童の神」にも登場しています。


平安時代、中央政権から「土蜘蛛」「鬼」などと呼ばれ異端視された人々が

自分たちの存在意義を喪うまいと抗い続けるお話。テーマはもう私好みそのもの!

一方で文体や雰囲気は普段手に取るものと少し異なるテイストでしたが、もう夢中になって読みました!どなたにも薦めたい一冊です。

源頼光並びに麾下四天王vs土蜘蛛の絵も、今日訪れたギャラリーにありました。おかげで新たに感ずるものがあったかもしれませんね。

さて今夜わが家は私のゴリ押しにより鰻です。冷夏を疑っちゃうここんとこですが、何であれバテてはいられんもんなあー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?