見出し画像

【日記】危険なダンジョンと化した朝の通勤路/2023.11.10

・ゆっくり寝過ぎてしまって遅刻しそうだったので、駐車場から小走りで会社に向かった。外は小雨。フラットなパンプスを履いてたから、濡れた地面を蹴るたびにぺちゃぺちゃと音が鳴った。

・大通りに出ると、小雨なのに大きな水溜りがいたるところにあった。雪が降っているわけじゃないのに、融雪装置から水が出まくっている。雪のシーズンに向けての試験運転かな、と思いつつ水が噴き出しているところを必死に避けながら走った。まだ出社すらしてないのにズボンの裾が濡れて困った。

・雪国で暮らしたことがある人はわかると思うんだけど、融雪装置は水が噴き出す強さにかなりばらつきがある。ちょろちょろ出ているものもあれば、腰くらいの高さまで水が飛んでくるやつもある。空の上からは雨、地面には大きな水たまり、道路脇からは水が飛んでくる。いつもの通勤路が危険なダンジョンと化していた。めちゃくちゃな勢いで水が噴き出しているところを横切る時は傘をバリア代わりにしたり、自転車とすれ違うときはできるだけ距離をとったりしながらなんとか会社に辿り着いた。

・雨の中を走っているときにJamiroquaiの「Runaway」が脳内で何度も再生されて、我ながら呑気だな〜と思った。あとで久しぶりに聴いたらやっぱりいい曲だった。


・15時ごろに外へ出たらちょうど小学生の下校時間だったみたいで、小学生たちと一緒に横断歩道を渡った。小学生たちはみんなカラフルな傘をさしていて、わたしはそれを上から見下ろすように見ていた。人がさしている傘を上から見ることってあんまりないから新鮮だった。

・子供用の傘ってなんで一面だけビニールのやつが多いんだろうとか考えていたら、前を歩いていた男の子が小さいバッグを濡れた道路に落としてしまった。男の子は悔しそうに「はあ〜明日ダンスなのになんで体操服落としちゃうの〜?」ってしょんぼりしていた。かわいい。

・帰り道。信号待ちをしていたらコンビニの店内から大きなビニール袋を持った人が出てきた。コンビニで買い物したであろう食料品がたくさん詰め込まれて、袋が歪なかたちになるくらいパンパンだったからつい目がいってしまった。
華金だな、って思った。コンビニでたくさん買うと結構高くつくし、華金だから思い切って食べたいもの全部買ったのかな、とか勝手に妄想しながら歩いた。たまたま居合わせた人を観察していろいろと思いを巡らせている自分、だいぶ気持ち悪いな。申し訳なくなってきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?