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【日記】ジェットコースターみたいなライブだった/2023.08.06

ついに、ついにJO1のライブに行った。
JO1どころか、ボーイズグループのライブに行くのも初めてだった。JO1を好きになって日が浅い新参者が一人で行っても楽しめるのか少し心配していたけど、不安に思うことなんて一つもなかった。

生で観るJO1は、もう、とにかく色気がすごかった。ライブ映像やMVの中の彼らももちろんすごく上品で色っぽいんだけど、画面越しに観るのとはわけが違う。自分の目で彼らの一挙一動すべてを見ることができるということが、こんなにも刺激的だとは思わなかった。

わたしは河野純喜くんのことが特に好きなので、3階席から、人差し指の第一関節くらいの大きさの彼のことをずっと見ていた。
純喜くんのダンスは遠くから見ても純喜くんだとわかる。一つ一つの動作が今まさにこの場で行われているということを噛みしめながら見た。純喜くんが上半身をしならせたり、手のひらを足に這わせたと思ったら胸を大きく反らしたり、指で口元を覆ったりしているのをじっと見た。もうなんか、見ていていいのかなって気持ちになるくらい色っぽかった。

画面越しにしか見たことがなかったからなんとなく架空の存在のように思っていたんだけど、純喜くんは紛れもなく人間の姿でそこにいた。ほどよく筋肉のある華奢な体を大きく使って、大胆かつ上品に踊っている。人間なんだな、と思えば思うほどやばかった。呼吸はちゃんとできていただろうか。MCが挟まるまでずっとどきどきしていた。気持ちよく歌い上げる純喜くんの姿がスクリーンに映し出されるたび、うちわを握る手に力が入った。

衣装もすごかった。王子様みたいな衣装を纏った純喜くんがターンするたびに、ジャケットの裾が翻るのがものすごくセクシーでずっと見ていた。
パーカーとデニムのカジュアルなスタイルも本当に良かった。華奢な人が少しぶかっとしたパーカーを着こなす姿が大好きなのでものすごく嬉しかった。パーカーって本当にいい。わたしの好きな人みんなパーカー着てほしい。

3着目の白い衣装もすごかった。鎖骨の下から肩にかけて一部分だけ穴が空いているデザインで、汗をかいた肌がちらっと見える。もう、勘弁してほしかった。目のやり場に困るからやめてほしい。嘘、とても似合っているのでやめないでほしい。頬が痛くなるくらいにやけながら、しっかりと目に焼き付けた。
やばいな。今日の日記、ちょっと気持ち悪すぎる。頼むから引かないでほしい。

ダンスとビジュアルの話ばかりしてしまったけど、歌もめちゃくちゃ上手かった。特に「Speed of Light」のハイトーンは想像以上の迫力で、鋭い光の矢のような歌声が体ごと突き刺してくるような感覚だった。

あとはなにより、ライブならではの曲のアレンジがすばらしかった。原曲とはかなり異なるアレンジの曲もあって面白かったし、原曲よりこっちの方が好きだなあって思う曲も山ほどあった。映像とは別でライブ音源も販売してほしい。
「SuperCali」のEDMとバンドサウンドが融合したような力強いアレンジは特に最高だったし、「Rose」や「Algorithm」のようなバキバキ系の曲はバンドの力も相まってすごくライブ映えしていた。やっぱり、頭を揺らして踊りたくなる曲がたくさんあるのは強い。今もバキバキ系の曲ばかり聴いて余韻に浸っている。

これも大好き。アレンジもいい。

バンドのみなさんの演奏もすごかった。それに、バンドサウンドに負けじと食らいつくJO1もすごい。パフォーマンスのスキルが高くないとバンドと一緒にライブすることなんてできないと思う。わたしはバンドセットを従えたアイドルたちが歌って踊る姿を見るのが何よりも好きなので、今日のライブを生で観れて、聴けて、本当によかった。

ライブを観ているあいだ、本当にずっとジェットコースターに乗っているような気分だった。推しにときめくたびに悲鳴をあげて、オタクが喜ぶことをわかりきっている推しの振る舞いがスクリーンに映ってまた悲鳴をあげる。曲が終わるまでそれが繰り返される。気持ちの昂りは自分の意思ではどうにもならない。長い長いジェットコースターに乗っているような感覚で、疲れたけどめちゃくちゃ楽しかった。

ライブが終わって会場を出たら虹がかかっていた。純喜くんもこの虹見てるかな、とかそんなことを考えながら写真を撮った。
近くにいた人が虹を見ながら「客降りで推しが近くに来てくれますように」って祈っていて笑った。

甜花ちゃんにも写ってもらった


日帰り弾丸遠征の締めとして、汁なし坦々麺を食べた。ラー油と山椒の辛さに舌が痺れる。カウンター席で麺を静かに啜りながら、これからも彼らのことを遠くから眺めていたいと思った。

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