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【日記】ひと汗かいたあとのミスド/2023.08.30

すごく眠たい。スマホの画面に親指をすべらせている今も、瞼が降りてこないようにぐっと耐えている。でも、瞼が重たい、という表現はあんまりしっくりこない。重みはあんまりない。重みに耐えられなくて目を開けていられない、というより、目が乾いてたまらないから閉じてしまいたくなるといったほうが、今の感覚に近いかもしれない。

眠たいけど今日はなんだか日記が書きたいので、少しだけ書く。いつもは脳の隅っこの方にある記憶も引っ張り出しているけど、頭がぼやぼやしているので、脳の一番取り出しやすいところにある記憶のことだけを書くことにする。

今日はちょっと緊張する仕事があった。不安だったので、準備もいつもより念入りにやった。準備をしたり、その仕事のことを考えたりする時間が長ければ長いほど、うまくできるか不安になってくる。不安と同じくらい楽しみな気持ちもあった。
多少準備した甲斐あって、それなりになんとかなったと思う。いや、なんとかなったのかなあ。わからない。緊張のせいか、滝のように汗が出ていたことばかり覚えている。

わたしは極度の緊張状態になると、頭皮から信じられない量の汗が出る。汗をかきすぎて、お仕事相手の方が卓上扇風機を顔の前に置いてくださったことがあるほどだ。今日も毛先がびしょびしょになったし、汗の粒が額を伝って太ももにこぼれた時はびっくりした。

汗もかいたし頑張ったので、ミスドで今日から販売開始したさつまいもドを買った。全部おいしそうで迷ったんだけど「蜜いもド」を買った。
蜜いもド、ミスドのドーナツの中で一番好きかもしれない。毎年食べるたびそのおいしさに驚かされる。蜜いもドならではの、しっとり、むっちりとした食感がたまらない。甘すぎない絶妙な味わいで、もったりしてないからぺろっと食べ終えてしまう。たぶん3個くらいなら余裕で一気に食べられる気がする。

値段もそんなに高くなかったので、家族の分も買って帰った。自分の分はもう食べてしまったけど、家族が食べているところを見たら自分も食べたくなったので、一口分けてもらった。いま食べてる。おいし〜………

あとはなんだろう。昼休憩中に散歩していたら、部活終わりらしい学生が半屋内スペースみたいなところにあるベンチに座っていて、その辺り一帯に広がっていた制汗剤の匂いがなぜか強く記憶に残っている。少年たちは四角くて大きい部活指定のリュックをベンチの脇に置いて、首にタオルをかけていた。体育終わりの教室みたいな匂いで懐かしかった。

たった今、母が濃厚ないちご味のアイスの実を一粒くれた。手のひらに一つ出してもらって、すぐ食べた。濃厚だ。思わず「濃厚だー!」ってでかい声を出してしまった。おいしいものを食べている時が一番いきいきしているかもしれない。秋はおいしいものに溢れているので、毎日いきいきしていられたらいいな。
僅かではあるけど、秋の気配を感じることが増えた。でも、秋はもたもたしていてなかなか来てくれない。できることならわたしから迎えに行ってあげたい。それくらい秋が好きだ。
明日はさすがに「若者のすべて」とか聴くと思うけど、9月に入ったら、微かな秋を見逃さないように五感を研ぎ澄ませながら過ごしたい。

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