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Hallmark Wooden Pen

・メーカー:Hallmark
・型番:不明
・購入日:1980年代
・替芯:10WP500 (Medium Blue)
・機構:回転式
・備考:天然木軸

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何かの御祝いで頂いた回転繰り出し式のアメリカ製油性ボールペン。

文字が掠れてハッキリと読めないのですが、純正リフィルに『Pressurized Refill』と『U.S.Patent No.3425779(だと思う…)』と書かれています。

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Google Patent で調べてみたところ、US3425779B1 にソレらしき特許がありました。

現在の【三菱鉛筆 パワータンク】と同じ仕組みだと思いますが、先の米国特許は 1969-2-4 に US3425779A として認められているので、約50年前から考案されていた技術…ということになります。

頂いた当時は『加圧式インク云々…』という事など全く知らず、油性ボールペンなのにスラスラ書けて、ただひたすら感動した記憶があります。

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代替リフィルがないかと随分と探しましたが、特殊なリフィルだからなのか Hallmark社純正品も代替品も、残念ながら見つけられませんでした。

一時期は、他のリフィルを使えるようにするアダプターも存在していたのですが、それも今となっては入手不可となっています。

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“ABLE TO USE HALLMARK WOODEN BALLPOINT PEN AGAIN!;EASILY USE STANDARD A.T. CROSS BALLPOINT REFILLS-AVAIL ANYWHERE!;JUST SCREW IN THE ADAPTER TO THE CROSS THREADS;NEXT SCREW THE ALUMINUM ADAPTER INTO YOUR WOODEN PEN;NOTE- DOES NOT WORK FOR MARKERS,JUST BALLPOINT PENS”

https://www.amazon.co.jp/dp/B01IQFFL1I より転載

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加圧式は無理…としても、このペンを使うとなると、繰り出し機構に対応できるアダプターを自作するしかないのですが、そうなると旋盤から購入しなければならないので(笑)、今は、たまに手にとって意味も無く芯を出したり引っ込めたりするだけで我慢しています。

アメリカ製の工業製品については、“細かいトコロは気にするなよブラザー!”みたいな、大味というか大雑把なイメージがあるのですが(偏見)、細軸な所為もあってか、このペンは繊細な感じがして気に入っています。

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