札幌の賃貸、コロナの影響(南区)

札幌は5月末までの緊急事態宣言中、賃貸の動きもかなり鈍くなっていました。

5月下旬に南区澄川にある空室サポート物件について情報収集で
仲介店様周りをしてきました。

聴き取った結果下記の様な集客状況でした。
・単身者
生活保護以外ほぼ動き無しの状況。
法人、公務員の移動も全く来ず、一般客もメール反響はあるが
来店はほぼなし。
実来店は前述の通り生活保護受給者の方が殆どとのことでした。
(コロナの給付金を予算に引っ越される方が多いようです)

単身生活保護者の希望条件は主に
「日当り」、「ネット無料」、「初期費用」
ご自宅に居られる時間が長いため、日当りと、ただでネットが見れる環境はとても重要なようです。
合わせて今回の給付金で自己都合でのお引越しされる保護の方も多かったようで
初期費用は仲介手数料迄含めて10万円以内の設定が好ましいようです。

一方ファミリー物件は、コロナで在宅勤務となった方が複数おり
音の問題で、木造から鉄筋マンションへ引越たいというお客様の実来店があったようです。
札幌はただでさえ、冬の寒さを考えて、木造を避ける傾向がありますが
今後、在宅勤務、テレワークの影響で益々木造物件より鉄筋マンションの需要が高まりそうです。



実際に聞いた一週間の問合せ、来店数の一例ですが
一営業マンあたり、メール反響5,6件
そのうち来店は1,2客程度


生活保護の方の需要が、日当たりと、初期費用の安さ
一日中部屋にいるので上記のニーズが高いと言うことです。
今のコロナ特有の状態なので、この時期の生活保護をターゲットにするかどうか
また、ネット無料はコロナ後付加価値として、今までより2〜3000円前後家賃の上乗せにできる可能性はあります。
今のところフリーレントで広告料3ヶ月
保証会社初回保証料は広告料と相殺可能という設定での募集
その間ネット無料ご検討ください。
専門学校が登校無くなりオンライン学習になっ他様です。
実家に戻った方、引越しをやめた方も、恐らく居るのではないか
登校開始になった際に単身需要が回復する可能性はありそうという情報はありました。
今集客しようと思うと、生活保護のニーズに合わせたテコ入れは必要になりそうです。
ちょっと厳しい状況ですが、ご検討下さい



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