大空へ。

初めまして。蒲公英(タンポポ)と言います。
俺は「無気力」「関心が薄い」「優しい」「押しが弱い」「マイペース」「仙人」「おじいちゃんみたい」と評価されることの多い人間です。

去年、色々なことがありました。
恋人に対する未練が無くなったり、好きだった人と疎遠になったり、友人が増えたり、親友と縁が切れたり。これまでの俺の人生は平坦なものでは無かったけど、その中でも怒涛の1年だったように思えます。

俺は「誰かに依存していないと自分を安定させることが出来ない」人間で、「見捨てられ不安」が強く、「自分の価値を他人任せにする」タイプでした。
そんな俺が何かを失った切欠は、「自分のこだわりを捨てた」事です。

「依存する」「悪意ある言葉を発さない」やめたのはこの2つです。
後者をやめることはけしていい事ではなく、自分自身に呪いをかけ続けるようなものだと実感しました。
「悪意は己に帰ってくる」。今まで漠然としていた思いでしたが、具体的な何かではなく、自分の望まぬ形で身の内に積もるものだと知ったのです。

「依存することをやめた」というのは、俺にとっては酷く苦しいもので、今まで人任せにしていた「自分自身」をきちんと向き合って受け入れることが難しく、今でも酷く落ち込んだり、他人に任せてしまいたくなります。
自分を抱きしめることは凄く難しい。
俺たちの1人がずっと自分のことは自分でと頑張っていたのを見ていたはずなのに、我が身に起きてようやくその大変さを知ったような気がします。彼を素直に尊敬します。

長くなりましたが、このノートのタイトルである「大空へ。」は今年の俺の目標です。
今まで井の中の蛙のまま、俺は飛び立つことをしませんでした。空の青さも高さも知ってはいましたが、自分が到れるはずのない場所だと、本気で思っていたのです。
けれど、頑張っていた彼と、彼の唯一無二の存在であり、俺の友人になってくれた女性を見ていて、俺も空を飛びたいと思いました。
ずっと憧れていた鳥になって、自由に生きたい。自分だけの大きな翼で色々な世界を見たい。だから、頑張ることにしたんです。
自分の中のものだけじゃなくて、今まで知らなかったものにも挑戦して、まずは視野を広げるところから始めようと思います。

俺がここに何かを書く時は、自分の体験談や考察が多くなるとは思いますが、成長録として見守ってくれると嬉しいです。

最後に。
俺のノートでの名前は幼馴染のような同室の女の子(精神内界での事です)につけてもらいました。
蒲公英は「人に踏まれても枯れない花」であり「強い根を持った植物」です。また「綿毛を飛ばして新しい場所に花を咲かせる」植物でもあります。
俺のこれからに祝福をくれた彼女と、この名に恥じることのないように、俺は大空へ羽ばたいていきます。

(蒲公英)

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