六本木をふらふらしてみた
行ってみたかった、智積院展。智積院といえば京都の三十三間堂の北にあるところ。京都旅行の度に三十三間堂、養源院、智積院とセットで通ったところです。桜図(子・久蔵)と楓図(父・等伯)とは早い段階から室温が管理されて保管されていたんですよね。ともに国宝。智積院でも同じ部屋で並んでいます。
子の久蔵は才能あふれた画家で、父の流れをついで「長谷川流」をつくれるほどの才気があったとされていますが早世してしまい、父は失意のために精力的な活動ができなくなったとされています。子が先に亡くなる話は、いつの世でも心がしめつけられます。桜図は等伯の筆よりも華やかで若々しくてきりりとした印象でした。
何度見てもいいものだし京都旅行にいけていないし、見にいこうと思ったわけです。
スケートデートしたかったなぁ。昔は運動大嫌いだったから、やろうと言われてもやらなかっただろうけれど、歳とともにやっておけばよかったと思うこと多数。できるできないじゃなくて、やってみればよかったな。彼氏さんを頼る経験をしておけばよかったな。
桜木町のビルができたとき、それはもう感動したんだって!吹き抜け好き!(たとえが常に古い)
フレームがあってスタイリッシュな風景好き。建物好き。鉄骨好き。
が、今日は休館日。なんとなんと…。展示リストのプリントをもらい、図録を購入しすごすごと帰ることにしました。そういえばこのあたりイルミネーションのライトアップが始まったはず。と、思いちょっとふらふらしようと思い始めます。イルミネーションはいいよね。さみしさが身にしみるというか。自分を追い込んでしまうところがあるようです。(ここから個性的な楽しみ方を始めます)
あれ?この風景みたことある…と、思ったのですがアリス展で来たのです。(同じところを迷子)
ブランドショップおしゃれだなあ
このあたりのベンチで飲み物飲んだんですよ(見たことあって当然…)
こういうの好きなんですよ。見上げて撮ってしまう。
無料で入場できます。ちょっと立ち寄ってみることにしました。
「水を伝う」ってタイムリー。今日は瑞々しい一日だったからな。水は生命の源なのです。それにしても色彩が豊か。好きだなあ。
建物内には富士フイルムの赤い化粧品のカウンターや歴代カメラが置いてありました。撮影OKな上に無料。一度は行ってみるといいかもね。写真に興味がなくても。(好きな人は好きなんだろうなあ)
で、案内されたところに行ったはずが、なぜか国立新美術館。クリムト展のとき、あれほど迷ったのに、今日はなぜそこに着いた?若者イベントがあったらしく、予約している人以外立ち入り禁止。警備員のところにやってきたカメラを担いだお兄さんがいて、好きな人によく似ていて本当に驚いた。当然、本人じゃないはずだけれど。誰をみてもそう見えてしまうということはあるあるですよね(?)
結局、迷子になりバスに頼りました。地上の電車の駅にたどり着かないと…(汗)
夜景いいよなあ。駅の逆側はもっとライトアップされているだろうなあ。空気が冷たいなあ…とかあれこれ考える。そのさみしさがなんとも良くて。人恋しくて。
撮り鉄の気持ちがちょっと分かる。3分間隔くらいできているはずなのに、電車を撮りたくなってくるのです。
そういや、わたし品川に来たんですよね。半月前くらいだっけ?工事中らしき場所がたくさん。また新しい建物ができるのかな?
装丁も美しくて、豪華。仏教美術好き。土田麦僊って美術の教科書で見た名前。智積院と関係が深いんだって。
「抒情と荘厳」キャッチフレーズがいいじゃないですか!空海はマジックポイントが高いと、社会の講師が言っていたけれど、本当にそうだよね。空海の魔術的な色気って好きなんだよなあ。仏教美術好きにはたまらないラインナップ。これはカタログだけでなく見に行こうかなあ…と思っています。年末年始忙しいけれど実物をみたいなあ。やっぱりこのあたりの美術好きだなあ。