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恒星リスト~(てんびん~いて) 恒星名と意味

①位置②黄緯③恒星④特徴・意味⑤参考にするとよいギリシャ神話


ディアデム (かみのけ座)

①てんびん8.57②N22.59③かみのけ座は暗い星が集まっている星雲状。ギリシャ時代からしし座とうしかい座の間にぼんやりとした星の集まりがあることが知られていた。トレミーの48星座に含まれていなかったため16世紀に入るまで一つの星座として認められていなかった。1536年にカスパル・ヴォペル(ドイツ)が自作の地球儀に描いた。1551年にメルカトルが採用。1602年にティコ・ブラーエが星図に描いた。(ブラーエが設定した星座とされている)

④犠牲になった人を助ける。静かに働く。貢献する。名声を求めず、人からみえないところで寄付、貢献する。自分の関わる共同体のために働き続ける人。物静かに犠牲を払う。家族のために自分の夢をあきらめたり、恵まれない人のために働いたりする。福祉的な要素。よき働き手。古典的には「視力の弱さ、目を負傷する前兆」とされた。⑤(プトレマイオス3世に仕えたヘレニズム期の宮廷詩人カリマコスの詩によって神格化された話)古代エジプト、プトレマイオス3世と王妃ベレニケ2世。プトレマイオス3世は自分の姉妹を殺したセレウコス朝シリアを紀元前243年頃攻めた。ベレニケ2世は夫が無事に戻ったら、美しいと有名な自分の髪を女神アプロディテに捧げると誓った。夫が無事戻ったので、王妃は髪を切り女神の神殿に供えた。翌朝、捧げた髪の毛は消えてしまった。王と王妃は大変に怒り、神官たちは死を覚悟した。このとき、宮廷天文学者コノンは機転を利かせ次のように言った。「神は王妃の行為を喜び、かつ髪が美しいので、空にあげて星座にした」と。そして、しし座の尾の部分を指し示した。コノンの機転によって神官たちの命は救われた。

ヴィンデミアトリックス (おとめ座)

①てんびん9.56②N16.12③おとめの右手。ラテン語では「ブドウを摘む女」ギリシャ語では「ブドウを収穫する者」かつて、この星が日の出前に東の空から昇ってくる時期がブドウの収穫期とされていた。

④ブドウを集めて選別するところから成果を集めることに関連。コレクションする人、集める人。まとめて編集、整理する人。コレクターになり、何かを採取したり発掘したりする。ものを集めるだけでなく、人を集めることも示す。多くの異性から好意を寄せられる。未亡人。悲恋。誤解による不幸。機が熟す。⑤「おとめ座」正義の女神アストレア、または農業の女神デメテル、またはデメテルの娘ペルセポネ//古代エジプトでは女神イシス//バビロニアでは女神イシュタル//ローマでは女神ケレス。

スピカ (おとめ座)

①てんびん23.50②N16.12③おとめ座α星。青白。0.98等星。麦穂をもつ手。春の大三角(乙女座スピカ・うしかい座アークトゥルス・しし座デネボラ)

④神の持った麦の束。豊かさや生産性、輝きのある成果・農業は文化という意味も含んでいて、文化的なものを豊かに作りだす。専門家になったり、専門家にならない場合も教養の高さと才能を持ったりする。魅力ある人格、明るさ、洗練。農業的な知識といわれていたが、現代では知識と洞察力に関係するとされる。与えられている力。世界に何をもたらすことができるか、作物の実りをどのように多くの人に与えることができるかというのがテーマになる。名誉、名声、科学者、作家、芸術家の星。学ぶこと、知恵を伝えること。潜在的な才能。ギフトであり生得的な才能・スキル・力量であり非凡なもの。⑤「おとめ座」デメテルやペルセポネの物語との関連。母娘だが、一緒に祭られ、同一視されることが多い。娘ペルセポネが冥界の王ハデスにさらわれてしまい、母デメテルは嘆き悲しんだ。怒り狂いオリュンポスを離れ身を隠してしまった。大地を不毛な地に変え、以前のような豊穣の地にもどすことを拒んだので、すべての人間が飢えで死に絶えそうになった。そのため、ゼウスは兄ハデスにペルセポネを返すように命じた。しかし、冥界でザクロの実を食べたため、ペルセポネは地上に戻れなくなってしまった。ゼウスのとりなしで、9か月は母デメテルのもとで過ごし、3か月は冥界の夫のもとで過ごすことになった。娘が冥界に戻るとデメテルが悲しむため、大地は生命力を失う。ペルセポネがデメテルのもとに戻ると、地上にふたたび春が来る。グレートマザー。女性原理。忍耐力。自然の叡智。停滞と誕生。季節のサイクルや宇宙の摂理。

アルクトゥルス (うしかい座)

①てんびん24.14②N30.44③うしかい座α星。橙。うしかいの股。うしかい座は大熊座の北斗七星のひしゃくのえを伸ばしたところにある星座。春、麦を刈るころ、アークトゥルスが天高く輝くことから麦星とよばれる。

④学習し、教え、新しい道を導く作用。未知の分野の案内人。移動や推移にともなう痛みの緩和。「かけ橋」を象徴するアルクトゥルスは学習し、教え導くという能力をもつ。自分のためというよりも他人のためにすると有能な力を発揮する。とりわけ前人未踏の領域を開拓するという場合に強まり、新しい道を示す役割を果たす。遊牧し狩りや採集をしていた人から家畜を所有し文明化し、農村に住む人への移行。知恵やビジョン。守ること、導くこと、教えることの概念を含む。道をリードする人、はじめのステップを踏み出すビジョンやスピリットを持っている人。道を探し当てる者。⑤3つの説:アルカス。ゼウスと森のニンフカリストの間の子ども。ヘラの怒りをかい熊にかえられた母カリスト。母に気づかず射ようとした狩人アルカスの姿。//アルカス。リカオン王の物語//アトラス。ゼウスの命によって天地を支える巨人族、タイタンの一人。ヘラクレスの大業11つ目「黄金のリンゴをとってくる」ときに登場。

アクルックス (南十字座)

①さそり11.52②S52.52③南半球にある十字星。日本では沖縄や小笠原諸島でしか見えない。ケンタウルス座の後ろ足のあたりにある。

④公正。具体的な力。秩序。対立したものを葛藤の末に結びつけること。自己表現を形あるものの中に表現する。堅実で着実に行動をするため、努力しない人を批判することがある。西洋世界では十字の形から宗教や儀式に結びつけられてきた。//大航海時代のヴェスブッチはダンテの詩を引用し、南十字星を「魚の浮袋」とよんだ。その形は初期キリスト美術で神と人間をつなぐ光を示すしるしとして使われた。そののち、教会(カトリック)の権威と結び付けられキリストがはりつけられた十字架と結び付けられた。キリストがはりつけになった時代のエルサレムでは南十字星が見えたという記述がある(当時、海王星がやぎ座を進行していた)そののち、地球の歳差運動によってヨーロッパから見えなくなってしまったという。古来より意味づけされていたのではなく、大航海時代に北半球の人々によって意味づけられていた新しい星座。「キリストの磔刑」やギリシャ神話「プロメテウス」とこの星を西欧世界は結びつけてきた。日本では明治時代以降に南十字の話が移入されて、戦前、戦中は憧れをもって特別視された。宮沢賢治「銀河鉄道の夜」では南十字が旅の終着点になっている。//プロメテウス神話:プロメテウスは「先を知る者」という意味。ゼウスの法に背いて、神々の火を盗み、人間たちに与えた。予言の才があったので、罰を受けることは知っていた。プロメテウスが水と土から人間を作りアテナが命を吹き込んだという話もあり、プロメテウスは人間に対して深い愛情を持っていた。ゼウスは神が人間を支配していることを明確にするために、人間に火を与えなかった。プロメテウスは鍛冶の神ヘパイストスの鍛冶場から火を持ち出した。この行動に激怒したゼウスはプロメテウスを捕らえて、コーカサス山脈の高い崖に鎖で縛りつけた。毎日、わしが飛来してはプロメテウスの肝臓(他の説あり)をむさぼりくった。肝臓は毎晩再生したので、拷問は終わることがなかった。人間は祭壇を作り恩人であるプロメテウスを讃えた。

アルフェッカ (かんむり座)

①さそり12.17②N44.19③かんむり座α星。2.30等星。別名「ゲンマ」=ラテン語で宝石。7つの星が半円を描くように並んでいる。

④女性的な受動性。静かで自分からは何もしない。社会的な立場や所有する社会が向上し、よりよいものに移行することがある。立ち場がよくなっていくことは本人の努力によるものではないことが多い。そのためなんらかの代償を払う必要がある。心理的な準備ができていないことが多い。誰かの引き立てで高い地位を手にいれるとまわりの人が引きずりおろそうとするかもしれない。才能・美など持っている人が多いが、冠を載せられることにより、人の目についてしまい大きな代償を支払う。⑤「アリアドネ」英雄テセウスに恋をしたミノス王の娘アリアドネ。テセウスの窮地を救うが、途中で立ち寄ったナクソス島でテセウスに置き去りにされてしまう。その時、酒神ディオニソスがアリアドネを助け、のちに妻にする。妻に向けて捧げた宝冠。

ズベン・エルゲヌビ (てんびん座)

①さそり15.5②N0.20③てんびん座α星。2.90等星。

④ 社会の不正を正し、社会改革をしようとする。個人的な利益を求めることが社会の仕組みをゆがませると考え、私欲を捨てる。政治や法律に関わりやすく組織やグループ、地域社会に対して間違いをただし、正しく運営をすることに情熱を注ぐ。個人のエゴを満たす誘惑に打ち勝とうとする。慈善活動。無償の奉仕と犠牲。⑤「てんびん座」正義の女神アストレアが人の善悪をはかるためにつかった天秤。アストレアがおとめ座になったという話もある。

ズベン・エシャマリ (てんびん座)

①さそり19.22②N8.30③てんびん座β星。2.74等星。

④エルゲヌビと兄弟星。社会正義を貫きたいという意思は共通しているが、無私の要素は減少し、社会の中で個人の権利や利益を守る面を重視。弁護士に向く。特定の人を擁護することもある。社会は個人の集まりでありバランスをとっていく。世直しの星で不正をただそうとする。実社会で行動する力。奉仕と報酬。社会改革や社会的な正義に関連する物事に関わる。エルゲヌビに比べ、より自分が興味を持ったテーマに関わり、他者の個人的な力や金銭的な状況を改善するような仕事をする。⑤冥界への旅では死者の魂は審判の通路のドアを通り試されると考えられていた。天秤はアストレアが持っているという説と死後の世界の門へ運ぶ爪という説がある。両方とも、審判や裁定が星座のテーマ。もともとはさそりのはさみの部分とされた。アラビア語で、エルゲヌビ→「南の爪」エルシャマリ→「北の爪」古典では「さそりのはさみ」とされどちらも凶星。高熱や航海での難破による死の危険のサインであったが、軍事での昇進のサイン。

アゲナ (ケンタウルス座)

①さそり23.47②S44.08③一等星。ケンタウルス座の足

④傷を負うことと癒やすことがテーマ。アゲナは傷ついた側を意味する。ケンタウルス座は天と地をつなぐ階段。天とのつながりが断たれた状態=ケンタウルスの傷。日常を維持することが課題。大衆の要求にこたえること、平凡さを選ぶこと。対人関係に恵まれるが、女性に関係することで問題が起きやすい。情が濃く恋愛などではスキャンダルを起こしやすい。学習、教育のために犠牲を払う。個人が修正しなくてはならないケースと集団の何かを修正しなくてはならないケースがある。⑤ポルス。ヘラクレスがエリュマントスの猪退治をした際、親しくなったケンタウルス(上半身人、下半身馬の野蛮な存在)。酒神ディオニソスからもらった酒を飲んでいたところ、他のケンタウロスが大暴れした。彼らを沈めるためにヘラクレスが放った毒矢にあたり、ヒドラの毒がまわって死んでしまった。//ケンタウルス族のケイロン。キロン。ヘラクレスが放った毒矢があやまって当たってしまう。不死身だったため死ぬことができず苦しんだ。不死の力を火の神プロメテウスに引き継いでもらうことにした。(ケンタウルス座の足下に南十字星があり、南十字星はプロメテウス神話と結びつけられている)

トリマン (ケンタウルス座)

①さそり29.28②S42.36③一等星。ケンタウルス座の足。日本では沖縄県、小笠原諸島のみで見える。

④表の部分で教育に関係する。傷ついたもの、間違ったものを修正する。教育や啓蒙、正しい知識を与える。医者、ヒーラー。善行、友人、洗練された気品。名誉ある地位。見える地域で生まれた人にしか影響を与えないという説もある。知恵や教育の土台。修正すべき問題を癒やすことが使命。⑤ケンタウルスのポルス//ケンタウルスのケイロン//ケンタウルス族の一人。ヘラクレスの放った毒矢を受けたネッソスは妻のデイアネイラに「もし夫が浮気をしたら、夫の下着に私の血を塗れば愛をとりもどせるだろう。」と言い残す。のちにヘラクレスが妾を持った際、デイアネイラは夫の下着にネッソスの血を塗る。その血はヒドラの猛毒が入っていたので、ヘラクレスは猛烈な苦しみに襲われ、苦しみのあまり自分の身を火に投じた。


アンタレス (さそり座)西のロイヤルスター

①いて9.45②S4.34③さそり座α星。0.96等星。さそり座は黄道星座の中でもっとも南にある。BC5000~1000頃は北半球にあった。

④勝利の約束の成就には情熱、熱狂、強迫観念との遭遇。西の番人。エジプトでは西というのは死の領域を意味していた。死後魂は広大な領域を旅する。アンタレスの意味は現世的な欲求に埋もれず、魂を浄化された死の世界の案内すること。逆境にチャレンジ精神をもっていどみ、死の境界線を突破して変容するという意味。情熱、熱狂、強迫観念を経験しながら、限界を突破し成功する。妥協がない。⑤BC5000~1000頃、秋分には太陽は大きなさそり(天秤とさそり)の星のあたりにあった。古代にはあの世に続く4つの門のうちの1つと考えられ闇をもたらすものとして知られていた。エジプトの思想では、死と生が表裏一体で神聖なものとされていた。エジプト人にとって赤く点滅する心臓を持つ蠍座は、生と死に関する偉大なシンボルの1つであり、冥界を降りる道を示した。//火星はギリシャ名でアレス。アンチアレスとして同じ赤い星のアンタレスが火星を鎮圧する力として重視された。火星の不吉さを打ち消す意味があり、傲慢な英雄オリオンを罰するためにヘラ(ガイア・レトとも)が送り込んださそり。さそりはオリオンを刺し殺した。ヘラはさそりの功績を讃えさそりを空に上げた。一方、女神アルテミスはゼウスに頼み刺されて死んだアリオンを空に上げるように頼んだ。さそり座が東の空に昇るころ、オリオン座は逃げるように西の空に沈んでいく。


ラスアルゲジ ヘラクレス座

①いて16.08②N37.17③ヘラクレスα星。ヘラクレスの頭の部分。

④自然のものにたいする愛着。ナチュラルな状態で生きようとする。自然崇拝。自然を崇拝し自然の中にある潜在力を受け取る。自然の姿から離れて、そのもののバランスが崩れている状態を見たとき、本来の姿に戻そうとする。神への祈りや敬意を与えること。神や女神に畏敬を感じること。自然への敬意。⑤ヘラクレスはゼウスとミュケナイの王女アルクメネの子。嫉妬深いゼウスの妻ヘラが2匹の毒蛇を赤ん坊のヘラクレスに差し向け殺そうとする。しかし、そのヘビをつかみ絞め殺してしまう。そののち、12の大業を成し遂げる。(1大獅子退治、2ヒドラ退治、3エリュマントスの猪を捕まえる、4金の角をもつアルカディアの鹿を捕らえる、5怪鳥退治、6牛小屋掃除、7クレタの牛を捕らえる、8ディオメデスの馬を捕らえる、9アマゾン国の女王の帯を奪う、10ゲリュオンの国から牛を奪う、11ヘスペリデスの園の金のりんごを取る、12地獄の番犬ケルベロスを捕まえる)怪力で有名だったヘラクレスもネッソスの策略によって、ヒドラの猛毒で耐えがたい苦しむ。苦悶の末、オイテ山に上り自らの体に火を放った。その姿を哀れに思ったゼウスはヘラクレスの偉業を讃え、ヘラクレスを星座にした。


ラスアルハゲ 蛇遣い座 

①いて22.26②N35.50③2.08等星。蛇遣い座α星。アラビア語で「蛇の頭を持つ者」プトレマイオスによって2つの星座に分断された。ヘラクレス座の頭と蛇遣座の頭は近くにある。

④ヒーラー・教師の星。そのような職業でなくても、生まれつきの資質がある。蛇は医療と再生のシンボルとされている。生命の隠れた意味や神聖さを探す人。傷ついた者を癒やす、傷ついたものを修正することと関連した職業につくと能力を発揮できる。セラピスト。⑤医薬の神・アスクレピオス。太陽神アポロンが妻をヒドラの毒矢で射てしまった後にお腹から取り出した胎児。ケンタウロスの賢者ケイロンに託され、大変賢く成長しあらゆる学問を学んだ。中でも医術に秀でていたので、名医として知られるようになる。アルゴ号の冒険にも同行した。アテナイ王テセウスの息子を死から蘇らせてしまったため、冥界の王ハデスは怒り生死の法を侵す罪をゼウスに訴えた。ゼウスはアスクレピオスの才能を惜しみつつ雷光で撃ち殺した。父アポロンの願いによってアスクレピオスの罪は許され、へびつかい座になった。

 

アキュレウス さそり座

①いて25.44②S8.54③散開星団トレミー星団。4.2等星。M6。さそりの尾

④ 攻撃。肉体的なものだけでなく心理的なもの、言語的なものだけでなくスピリチュアルなものも含まれる。アキュレウスの傷はそれほど強力ではなく、個人が耐えられるもの。自分を固め、強化することに利用できる。批判の炉の中で強化される。批判に対して、忍耐力を発揮し、打たれ強い人格が形作られていく。精神的にも強い。攻撃されることから学ぶ。建設的な批評。⑤狩人オリオン//エジプト神話では墓所で棺を守る女神

アキュメン さそり座

①いて28.43②S11.23③散開星団バタフライ星団。3.0等星。M7.さそりの尾。精神的な鋭さを示すラテン語(ポイントと刺し傷)との関わり。ヘブライ語(知性とスキル)との関わり。

④視覚の障害が出やすい。精神的な鋭さ。肉体的な意味ではなく、言葉や精神的な面で攻撃を受けやすい。スキャンダル、悪い噂。さそりの針に刺されるという意味があり、いらだったり怒ったりしてあがくとダメージが大きくなる。痛みに対して騒がないように訓練する必要がある。耐性は免疫になり、大きな心を持てるようになる。人からいわれのない中傷を受けることも多いが、反論すると状況は悪くなってしまう。アキュウレウスよりもさらに影や闇の部分を示す。攻撃はゆっくりだが着実に人を侵していく。⑤狩人オリオン//エジプト神話では墓所で棺を守る女神。死者の内臓をおさめたつぼを見張り王座を守る。さそりを頭にいだいた人間の姿、または下半身がさそりの姿であらわされる。また、豊穣の女神と来世の女神の両方の神格を持ち、冥界にいたる4つの門の1つを警護する。さそり同様、手出しをしない者には無害だが、余計な干渉をする者には苦痛を伴う罰を与えるという。