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~海王星~(1~12ハウス)

海王星のあるハウス、海王星のあるサインについて。解釈に事欠かないと思いますが、自分がピンときた解釈を書き留めておきます。

海王星との接触(特に個人天体に対して)は、感情的な危機、スピリチュアルな危機を引き起こす可能性があるとされています。海王星は「夢や幻想の星」というイメージ付けがされています。ギリシャ神話ではポセイドン(ゼウスの兄弟・海の王)を意味します。

ポセイドンが洪水を引き起こしたり、化けくじらをつかいにしアンドロメダ姫を襲わせた話があり、ポセイドンは怒りの神としての側面が強いようです。荒ぶる海のイメージがありますが、すべての生物は海から生まれたとされ、ポセイドンは地上の生き物を作り出したとされています。(なかでも馬は最高傑作なんだとか)すべてを飲み込む幻想の渦であると同時に、生命の源となる渦です。

例えば、1ハウスとかかわった場合、1ハウスに関しての幻想を抱く、曖昧になる、ふくらませるととらえることができます。トランシットの読みにもネイタルホロスコープの読みにも参考にできると思います。

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1ハウスの海王星:夢幻、空想のなかに自己を没頭させた生活様式。繊細で弱い雰囲気をもち、他人の世話になりやすい。美的、霊的な事柄に対し鋭敏な感覚があり、直感が文学や芸術的な仕事に生かされる。不注意で他人を拒絶できない性格から、人に利用されたり、詐欺や陰謀に巻き込まれ自分自身の人生を危機にさらしやすい。配置によっては、自己が空虚になり心身が消耗し安住の地を持たないような生き方をする。

幻想世界への強い憧れ。神秘的でそこはかとない雰囲気をもつ人が多く、現実は繊細な心を傷つけるつらいところでしかないと感じる可能性。現実的に対処するエネルギーが弱すぎて、また優しいことから状況や人々の変化の犠牲になりやすい傾向。運命に翻弄されたとしかいいようのないことが、一生に一度は起こるだろう。

恋人に対してカメレオンになりやすい。同情や親しみによりひきつける。

1ハウス/おひつじの海王星:自己の可能性に関する理想的な期待が何か特別なことをやらなければならないという感覚をつくる。しかし自分自身の意識や体験は、宇宙や神、他の存在と比べとても小さく感じる。そこから、自身が物事を達成できないことに焦りを覚える。自身の内面の混乱は「全体」「世界」に対して不信感を生む。できないと感じたときのアイデンティティの危機。

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