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政治避難用①

2018年7月のつぶやき。編集・削除
①議員定数が6増えることが採決された。
②「君が代」斉唱をしなかった公立学校教師が再雇用を拒まれたことは適当だと、山口厚最高裁判所長が判決。
③災害の起こる前夜に総理が会合。
④カジノ法案採決。
⑤毎年議論になる終戦の日の「靖国」参拝。

①選挙制度
衆議院の任期は4年(解散あり)参議院の任期は6年(議員の半数を3年ごとに入れ替える)衆議院は解散があり、民意が反映されやすいという点から、予算案の先議権、内閣不信任案の決議の権限が与えられています。また、衆議院で可決され、参議院で否決された法律案が、衆議院で出席議員の3分の2以上で再び可決されると衆議院の議決が国会の議決となり法律が成立します。予算の議決や、条約の承認、内閣総理大臣の指名に関して、両院協議会をひらいても意見が一致しないときなどは衆議院の議決が国会の議決になります。(衆議院の優越)

一つの選挙区から一人を選ぶのが小選挙区制で、二人以上を選ぶのが大選挙区制。小選挙区では各選挙区で最も多く得票した候補者しか当選しないため、勢力の大きい政党が有利になります。また、落選者に投票された票(死票)が多くなりやすいという問題点もあります。比例代表制は各政党の得票数に比例して当選者を決める制度。

衆議院では小選挙区制と比例代表制を組み合わせた小選挙区比例代表並立制がとられています。465の定数のうち、小選挙区で289名、比例代表制で176名。(2016年に改正された公職選挙法で衆議院の小選挙区289が決まった)


参議院では242名のうち原則として各都道府県を一つの単位とする選挙区から146名を選び比例代表制で96名を選びます。

②思想

政治と宗教を切り離す原則。国などの公の機関は、どのような宗教活動も行ってはいけないことになっています(政教分離)


憲法の定める基本的人権のなかの自由権には「思想良心の自由」(ものごとを自由の考え、自分の良心に従う自由)「信教の自由」(どんな宗教を信じても信じなくてもよい自由。また、信じることを強制されることもない。)が定められています。

憲法のなかの基本的人権のなかの社会権には勤労権があります。働く意思と能力のあるものに働く権利を保障しています。


三権分立:強大な政治権力がある一つの機関や人間がもつようになると、独裁政治や専制政治がおこなわれ、国民の自由などの基本的人権が奪われるおそれがあります。民主政治では、独裁政治にならないように、権力を立法・行政・司法の3つに分け、お互いの権力をおさえあい、つりあいを保つ三権分立の制度をつくりあげました。日本では、立法を国会に、行政を内閣に、司法を裁判所に受けもたせるしくみになっています。

ひとつの権力が強くならないよう、お互いをみていくシステムです。

内閣は裁判所に対して最高裁判所長官の指名・その他の裁判官の任命をします。裁判所は内閣に対して命令・規則・処分の違憲立法審査をします。違憲審査は裁判で争われている具体的な事件を通して、意見かどうかの判断を下します。

国会は裁判所に対して裁判官の弾劾裁判(裁判官を裁く)をし、裁判所は国会に対して違憲立法審査をします。違憲立法審査権はすべての裁判所がもつ権限です。

お互いが厳しい目でチェックするしくみです。

裁判所は基本的人権を守り、社会の秩序のために法にてらして裁判を行うところです。(司法権)日本国憲法第76条は、すべて司法権は最高裁判所と下級裁判所に属すると定め、裁判所が国会や内閣から独立して司法権を行使するとされています。(司法権の独立)

①裁判官の独立:裁判官が自己の良心に従いだれからもさしずされることなく裁判を行い、憲法と法律だけに従うことを裁判官の独立といいます。
②裁判官の身分保障:国民審査※、弾劾裁判、心身の故障、定年の場合を除いてはやめさせられないことになっています。

憲法に違反しているかどうかについて最終的な判断を下す、終審の裁判所であるため、最高裁判所は憲法の番人ともよばれます。裁判官の法服の黒い色には「何ものにも染まらない」という意味があって、公正であるべき裁判官のすがたを象徴しています。また、バッジには「真実を映し出す鏡」という意味があります。

※国民審査
参議院選挙の際に、最高裁判所の裁判官の国民審査が行われます。(3年に1度)
裁判官としてふさわしくない人物であると考えた場合、国民はその裁判官の名にバツをつけて投票します。

最高裁判所の裁判官が裁判官として適しているかどうかを、国民の投票によって審査する制度。裁判官が任命されてから最初に行われる衆議院議員総選挙のときと、その後10年経過した後の総選挙ごとに行われます。

裁判官に適していないと判断して投票された人が過半数に達したときには、その裁判官はその地位を失います。

③内閣のしごと
1、法律で決められたことを実際に行います。
2、予算案、法律案をつくって国会に提出します。
3、外交の仕事を行い、外国と条約を結びます。
4、憲法や法律に定められていることを実施するために、政令を定めます。
5、天皇の国事行為に対して助言と承認を行い、国事行為についての責任を負いま
す。
6、最高裁判所の長官を指名し、長官以外の裁判官を任命します(最高裁判所以外の裁判官は最高裁判所の指名した者の名簿によって内閣が任命します)
7、衆議院の解散、国会の召集を決めます。
8、国家公務員を任命し、監督します。

日本国憲法第15条では「すべて公務員は、全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない」と、定められています。公務員は公平な立場で国民全体のために仕事をすることが求められています。

自衛隊の最高指揮監督権は、内閣総理大臣にあります。これは、自衛隊を民主的に統制するしくみです。自衛隊法によれば、自衛隊の主な任務は日本の平和と独立をまもり、国の安全を保つために他国の侵略に対して防衛することです。自然災害が起きたときには、人命の保護を目的に、部隊が派遣されることがあります。東日本大震災では自衛隊ががれきの処理などをしました。

ここには文民統制(シビリアン・コントロール)という考えが反映されています。文民(軍人でない人)が軍を統制するしくみです。軍隊が政治に口出ししないことを目的とした、民主主義による統治の原則です。

内閣は内閣総理大臣とそのほかの国務大臣で構成されます。内閣総理大臣で構成されます。内閣総理大臣は、国会議員の中から国会が指名し、天皇が任命します。国務大臣は内閣総理大臣によって任命され、その過半数は国会議員でなければなりません。内閣総理大臣と国務大臣はともに文民でなければなりません。


④は社会権の生存権、⑤は信教の自由と政教分離の法則を参照するとよいかも。
以前の記事{政治経済メモ}

私見:①現行の選挙制度では衆議院と参議院の二院制の意義が薄まっていると考える。(大きくちがった選挙制度で行われないことには、同じような議員が選ばれる結果になり、同じようなものが二つ存在することになる)小選挙区比例代表並立制(衆議院)と非拘束名簿式比例代表制(参議院)は非常に問題点が多い。小選挙区制度では死票が多くなり、二番目以降の意見が反映されないこと(例え半数以上が反対しても、一位が当選する)大きな政党に属すと、国民が選ばれなかった人が、政党によって議員になってしまう(「名簿制」「比例代表制」のデメリット)大政党での大物は議員を続けることになり、民意が反映されたとはいえない。無所属、弱小規模の政党の議員が当選するのは、すこぶる困難になっている。さらには、選挙制度・選挙区割りに関して、選挙制度を変えることのできる与党がより自分たちが有利になるようにすることが可能である。選挙が民意を適切に示しているのかどうか見ていくことが大切かも。
参照「ゲリマンダー」

②スポーツの場ではなく、式典での国旗掲揚や国歌斉唱は中国・韓国など一部の国だけのもよう。国旗掲揚と国歌斉唱はどのように日本で扱うのかを、はっきりと示したものはないもよう。

私が小学校の高学年「君が代」を歌うとき、担任の先生は「歌いたくなければ歌わなくてもいいよ」と言ってくれた。当然、よくわからなかったけれども、今になって思うのは、その解釈が適切だったということだ。信念があって歌うことも、信念があって歌わないこともあるだろう。けれども、「なんとなくざわざわする」と思って歌わないことも許されるべきなのだと考える。どの宗教でも信じる自由があり、信じない自由もあるのだ。{信教の自由}信じないことは「無宗教」とは違う。

教員が「歌え」とか「歌うな」と、生徒に強要することはできない。同時に、教員自身が歌おうが歌うまいが自由である。

「そんな公立学校の教師はやめてしまえ」という声を聞いたが、まったくの
逆で、「君が代を歌う、国旗斉唱」をすすめる私立学校があるのであれば教員としてそれに従うのが当然だと考える。公立だからこそ、もっと憲法に即した対応をするのが当然であろう。

そもそもだけれども、日の丸は国旗で君が代は国家なのだろうか?特定の宗教との結びつきはないのかな?

「この判決はおかしいな」と思ったところで、10年も最高裁判官の名前を覚えていない。それでもって、「よくわからんな〜」と思って白紙で出したら(テストの白紙のようね)その裁判官を承認してしまうことになる。バツをつけるのは、自分が「異分子」のような気になってしまうから、「善良な有権者」は、白紙で出すことになってしまう。忖度できる最高裁判所長官。だからこそ、内閣に指名されるのだね。

③内閣総理大臣はなにをしていたのだろう。次の日にオウム真理教の受刑者の刑が執行されることが分かっているのに、法務大臣と内閣総理大臣が笑ってる…。(精神状態がよくわからん)次の日の朝のニュースの様子も異様で(誰の刑の執行が何時ごろされるのか実況中継)生ぬるい雨が降っていて…。刑の執行が「エンターテイメント」のようになっていた。人の意識をそちらに向けたのか、「変な思想をする」人の末路はこうなのだと示そうとしたのか、人々の残忍な好奇心を刺激しようとしたのか、よくわからないけれども…。極端な例を持ち出すことによって、「異端」とされる(のように見える)ものから、人々を遠ざけようとしたのだろうな。「善良な市民」は「宗教」を語らないし、「政治」を語らない。

内閣総理大臣は自衛隊に要請を出していたのだろうか?もしくは、「出すかもよ」という通達はできていたのだろうか?災害対策本部ができたのが遅すぎる。自衛隊の派遣の規模が小さすぎる。「総理大臣いらんから、自衛隊員来てほしい」って、わたしだったら思う。「被害が分かったときすぐに、会見開けよ」会見を開くのは被災地から離れていてもできること。

自然災害は、後手後手の内閣の対応によって、「人災」になったように思う。

酒飲んでいたことに腹を立てていたわけではない。「時と場合」やらかしてしまっても、やるべきことがもっとあったんじゃないの?どさくさに紛れて法案を通している場合ではないよね?

④どさくさに紛れて通した法案。この国をどうしたいの?外国からのお客様(カジノなんて作ったらいったいどんな方がくるのかしらね?)を呼び込むため?もっと、地域の警察官を働かせたいのかな?(犯罪率は上がるでしょうね。検挙率は下がるでしょうね)東京オリンピックの際に外貨を落としていってほしいのかな?ガイコク人は何時ごろ鉄道を移動するのかな?ガイコク人は通勤・通学のラッシュには耐えられないぞ、きっと。と、すると東京の会社や学校は休みか?

きっとニホンジンのおもてなしの精神が発揮されて、すてきなカジノになるんでしょうな〜。日本ではサービスが安すぎると思う。ひょっとしてひょっとして公共の施設だからといって、「ボランティア」でまかなう気?

「クールジャパン」オタクなわたしとしては、違和感があったわけよ。「ローゼン・メーデン」が好きだといった政治家が、まだまだ元気。リボンの騎士に扮したゆりちゃんも元気。マリオに扮した総理も元気。

そういうことすると、「オタク」が親近感もってくれて、人気が出るとでも思っているのか?「サブカルチャーを全力で応援するぜ」ってふりして、政治がイメージ戦略。政治のサブカルチャー利用。市民権がなかったオタクは一度信頼を得たら、応援してくれるはず?実は「オタク」は勉強家が多いのだよ。高等教育を受けた人だけでなく、影響をうけた作品について勉強するから。だから、にわかでない「オタク」は
思っているほどイメージ戦略政治家を応援していないと思うよ。


⑤思想を持つことは自由。宗教を信仰することは自由。が、しかし「公人」として靖国神社に参拝することはいかがなものか。

1930・1940年代の亡霊をひきずって、その時代にあこがれを抱いているのかな?大日本帝国憲法がお気に入りだったのかな?官僚っなんだっけ?明治政府は「藩閥政治」って批判されてたのだけれども…。

ちょっと考えのある個人だったら、公職を退いた後「個人名」で参拝すると思うよ。


※以上です。関係がありそうな文を記しています。小学校参考書に書いてある内容です。コメントはお断りしております。