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SOLILOQUY。

7月31日、Charさんの新譜「SOLILOQUY」がリリースされました。

トラックメイクっつー言い方がいまいち引っかかりますけどまあいいや(笑)。

先日のスモーキーメディスン野音公演で披露されたタイトルトラックーって言えばいいんですかね(笑:言い方に引っかかってる)ーSOLILOQUYは、アルバムでは「JEFFーSOLILOQUYー」というタイトルになっていました。ジェフベックフレイヴァ―満載で、そのタイトルをだれも疑わないと思います。ジェフベックのマネしてる人はたくさんいるけど、そして完コピの上手い人はたくさんいるけど、やっぱりそれとは一線を画すーそれはやっぱりオリジナルでやってるからで、ジェフベックだったらどうやるだろうなあというところを聞き手に思わせてくれるところ。伝わりますかね?ライヴでの切れ味はまさに「ジェフベック降臨」的な陳腐な言い方したくなるような「神がかりの」演奏だったと思います。

SOLILOQUYっていうタイトルはそのときにも調べたんですけど「ひとりごと」という意味。とっさに浮かぶのはMONOLOGUEとどう違うのか、って話で、ググったらたくさんの方がこれには言及されていました。僕らは通常talk to oneselfを使うことが多い。モノローグはニュアンスとしては劇でオーディエンスを前に語られる独り言、という感じなんですね。talk to oneselfつまり自分に対してのニュアンスがソリロクイ。辞書引くのが速いCharさんらしい言葉選びだなあと思います。

今回のアルバムは新旧というか、既発表の曲も収録されていますが、最初に聴いた時と少しずつ違う感じで入っていますね。ラストのI FEEL FREEだけは同じかなと思うけどもしかしたらこれも違うかもしれません…。間に挟まれた曲は、長短さまざまで。Charさんのインストに対する感覚というか、曲に対する感覚というか、テーマが伝われば長くなくてもいいという感じかなという印象です。自分で歌を作る人はわかると思うけど、自分の曲なのにいつの間にかその時代ごとのはやりの構成ーAメロBメロサビソロからの大サビ行ってエンディングみたいな形式ーにはまっていて、良くも悪くもこれで面白みが出る時と消える時がある。最近はやっている曲の構成とかそこまで詰め込まんでもという感じですけど、この新譜はまったく真逆な印象を受けます。だから聴いた最初の印象は「聴きやすいなーあらもう終わり?」でした。思わずリピートしちゃう感じ。インスト曲の抱えている課題を巧みに逆手を取って繰り返し聴けるようにしてくれていると思います。すげえなあ、という感じ。

ジャケット裏。

タイトルは、いつものようにシャレの効いたものが見受けられますが、ちょっと前に「ケータイの中にアイディアのフレーズが200個以上ある」と言っていたものが曲になったのではと思われる感じのものがある気がしますね^ ^。その間になのか?それを挟んでなのか?後半は定番曲が出て来ます。

Oiraアルバムで初めて聴いたkindesalterはなんかの時に「あら?」と思った時があって。クラシカルに高音弦と低音弦がそれぞれ別に進んでいく中で、低音部のフレーズ変えたんだなあと思ったんですけど、変わってますよね?まだ取ってないからどこって言えないけど、ちゃんとコピーし直そう^ ^。エンディングには驚きましたけど、Charさんの困るのはアコギの音。なんであんな音になるんだろうな?この話はまた後日。

Charサウンド研究室としては、機材をね、いちおう言っとかないと。先日のトリビュート公演の際、アップされていた機材写真で、ペダルボードの最終段に見慣れないエフェクトが。

なんだこれ?と思いながら入手。

エレクトロハーモニクスのmel9。メロトロンの9つの音色のシミュレートペダル。ひと昔前ならギターシンセで出していた音がペダルひとつで出せる優れもの。何が違うかと言うと、ギターシンセって専用のピックアップがないと使えないんですよ。これはつなぐだけなので、いい時代ですよね。レイテンシーも音色も良く出来ています。今回Charさんはけっこう使ってると思いますけど、もうさすがという感じ。

そして前作でも使われたびよんびよんことVOXのStarstream。ほんとうに曲のタイトルにびよんびよんってつけちゃうって(笑)。これも大活躍ですね。ほんとうにこれよく出来てるんですよ。かえすがえすもデザインが未来的だったから受けなかったんだろうなと…まあ僕も抵抗ありましたからね^ ^;ディスコンの今となっては、見つけたら速攻入手をおすすめします^ ^

ともあれ、お気に入りになるであろう新作ソリロクイ。まだの方はZICCAへどうぞ。解説とかあるのかなと思って取り出したらCharさんのピンナップでした^ ^さすがアイドル。

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