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オリジナルを聴きに来ませんか?

オリジナルかコピーか。どっちがいいか、そういう話ではありません。

人前で演るのであれば、オリジナルだろうとコピーだろうと「うまければいい」んだろうと思います。

かつて出入りしていた音楽サークルで会場のオーナー氏に「へたくそなオリジナルを自信なさげにやるくらいなら堂々と歌われたコピーのほうがお店としてはいい。あんたたちお店のこと考えてないやろ。」って言われて心の底からドキッとしたことがあります。

今週末、第3回を迎える「おいちゃんアコースティックルネッサンス」。今回から「おーいたんアコースティックルネッサンス」に名前を変えることにしました。出る人もイメージも「おいちゃん」に限定したくないからで、大分のアコースティックシーンを変えよう!ということで^^ぜひみなさんにご参加いただきたいと思います!!

このイベントを始めるために今年の頭からいろんなお店のオーナー氏とお話しさせてもらってきました。みなさん口をそろえて最近の問題として「演者が集客しない」というのを言われます。うーん、耳が痛い。冒頭の「あんたたちお店のこと考えてないやろ」が頭をよぎります。

そうだなあ、あのころほぼほぼ音楽をやる友だちがいなかったから…ライヴに来てねって言える人も少なかったし、何より自分がへたくそすぎて人呼べるような自信が…これで実際にはやってるんだから間違いなくお店に失礼ですね(大汗)。昨今の集客しないと言われる人の話ではありませんよ。僕の話。

実際のところはどうなんでしょうね?前も書いたけど、自分がイベントを動かしてみて、いかに当時守ってもらっていたのか思い当たる筆頭がやっぱり集客です。お店の人の気遣いに気づけるか。そして、聴きに来てくれるお客さんに次も行こうかなと思ってもらえる演奏をしているか。出る以上やる以上は気をつけないといけないなあと強く思います。

で、オリジナルの話。高校時代からオリジナルを書く人に強いあこがれを持っていました。プロはもちろんだけれど、アマチュアの音楽をよく聴いていた。アマチュアの音楽に惹かれたのは、アマチュアだから惹かれたのではなくて、(ほぼ)同年代なのに、自分の言葉を持っている人たちだったから。自分のコンプレックスが出てますね。いつも思っていた。自分の言葉、自分の考えってどうしたら出てくるのか。思い出した思い出した。小2くらいのトラウマ(笑)。同級生に「あんたどう思ってるの?」って聞かれて答えられない。今思えば、子どものやり取りなのにね。でも、それが「あー俺自分の考えがないわ」って思わされた最初、かな。以来、自信がなかったですねえ。だから、いろんなひとの歌を聞いてその言葉遣いを追いかけていた。本人も忘れてるような歌をどうして覚えているのか?とよく言われますけど、そのせいです。僕には自分の言葉がなかったから。うらやましいというよりはすごいなあという感じだった。それが自分にできるようになるとか思ってたのかなあ?

大塚東洋さんと出会ってから、横でギターを弾かせてもらって、初めて「自分のフレーズ」というのを考えるようになりました。もちろんどっかから借りてきたようなフレーズでしたけれど、それを気に入ってくれる人がいて、コピーしてくれる人がいて…それを聴いた時の嬉しさは何とも言えない面映ゆさとともに残っています。今のバンドYa☆Chariをやることになったときも、こんなにパッパッとオリジナル書ける人がいるんだって驚きでした。今でこそ僕が歌詞を書いたり曲も書いたりしていますけれど、最初の1年はほとんどバンマス真田の手によるものでしたから、その思い切りというかね、そこには憧れました。そういうのを横で見ていたから自分も書こうかなと思ったのかもしれない。

今回出演してくれるみなさんは、そういう意味では手練れのオリジナル曲シンガーばかり。そう、かつて「串焼き輝ちゃん」で対バンしていたみなさんです。

ORANGEのリーダー井ノ上さんは、トキハがかつてやっていたお父さんバンドコンテストの初代(たしか)グランプリを取った方です。あの頃トキハもこういうのやってくれてたなあ。CMソングとして一時期流れていましたね。今回も歌ってくれるかな。抜群の歌唱力とお洒落なメロディ。結成当時からのメンバーである鍵盤の幡司氏とのコンビネーションが楽しめます。

森山武彦さんは、それこそ僕が高校時代から活躍されていた方。初めて生で見たのは原口純子さんのライヴのゲスト?対バン?。当時はずっと関西弁でMCをされていたので、大分の人じゃないと思っていました(笑)。初めて話しかけたのはそれから7~8年経った頃だったと思います。僕の後輩の曽我君とライヴをやっているときに勇気を出して話しかけて。2回目はそれからまた5年くらい経ってから(笑)。畏れ多いというか怖かったというか(笑)とっかかりがなかったですねえ。聞きたいことは山のようにあったけど。それからさらに数年経って輝ちゃんで頻繁に会うようになって、一緒に演奏する機会も増えて。ある日突然「うまくなったねえ」って言ってもらった時のうれしさはいまだに忘れません。

うちのバンドは手前みそなのであれですけど、もう23年もやってますからね。はやいなあ。今回は新曲をたくさんやります。なんとバンドとしての演奏は今年初!もう半分すぎてるっつーの(笑)。仲が悪いわけではないですよ。毎週練習してますから^^。あ、あとめったに人前でやらないので新曲のように感じる曲も(爆笑)。6月なのでCROWも歌います。あと原題が「孫孫ギターときどき猫」という曲もやります。全部聴いてどの曲がそれだったのか見事当てた方には豪華景品がバンマスから贈呈されると思います!!うちは一曲だけコピーやります。ぜひぜひお越しください。


おーいたんアコースティックルネッサンスSeason2
ー佳き歌、佳き音、佳きひとときをふたたびー

第3回 6月10日(土)
出 演 ORANGE
    森山武彦
    Ya☆Chari
場 所 Live House Final Stage(大分市中央町3-6-8 麻生ビル2F)
料 金 ¥2,000(1ドリンク付)




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