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ニューフェイス。

本日はお休みをいただいております。

以前、実家の飼い猫が亡くなった話を書きました。とってもおりこうな猫だったのと、貧血がひどいと診断されてから2週間くらいで死んでしまったので、母親もひとりぐらしのパートナーを亡くして、半年ほどは淋しそうに毎日その猫の写真見ては思い出を語っておりました。

で。6月のある日。

「知り合いが猫を連れて来た」と。

「…。」

「子猫なんよ~」

まああまり嬉しそうでもなく。というのも本当にまだ生まれたばかりの子猫だったようで、どっちかというと困っている感じ。

聞けばどうやら「知り合いの知り合い」の家で生まれたらしいのを「あそこんち(うちのこと)で猫が欲しいと言ってる」とか(言ってない)で連れてこられたらしく。見てしまうと無下にできない人のいい?猫バカな?母なのでとりあえず受けてしまったものの。ノミもいるわで、あんた動物病院に連れてってよ、というので仕方なく家に行くと…あーこれは見てしまうとダメなやつ(苦笑)。

猫バカキラー(当社比)。

で、前の猫がお世話になった病院へ。

お医者さん、見るなり「あら~これはダメダメ。こんな小さいのはダメよ。」

「??」

「これまだ1か月くらいやろ?こんな早く母猫から離したら死んでしまうよ」

知り合いの知り合いも、知り合いも、家に猫がいるらしいのですが、きっとワイルドな暮らしなんでしょうね。通常はいわゆる乳離れできるまでは引き離してしまうと生き延びられないんだそうです。

「ノミ取りの薬も3か月くらいせんとできません。ノミの前に猫が死んでしまうよ」

「はあ…」

「当分はノミ取りのブラシで梳いて退治していくしかないですよ」

「はあ…」

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「で、悪いけどお母さんが育てるのは無理よ」

「え?」

「そうとう大変よ。まだカリカリとか食べれんし」

「え?さっき食べてましたけど…」

「いやいや早いから。まだちゃんと吸収できんから柔らかくしてやって人間の離乳食みたいにしてやらんと…」

その後正しい餌のやり方計画を教えていただき。

「いや~絶対たいへんやけん、やめといた方が…」

「はあ…」

帰って言われた通りに話すと、そういうのに限って火をつけるんでしょうね。やる気になったらしく「飼う」というので、まあ無理そうになったら次の手を考えようと一通りケージやらなんやら準備して。まあ今は昔に比べていろいろありますね。

まあよく頑張りました、というか、無事に3か月になりました。まあ元気のいいこと。先日病院に行ったら「へえ~お母さん頑張ったなあ」みたいな感じで、じゃあノミ取りの薬をやりましょう、と。2か月間、ノミとの戦いは熾烈を極めていましたが、この薬が効くんですねえ。恐ろしいくらいに。これは確かに子猫にはきつかろう。ていうか前の猫も弱ってるときにうっかりこの系統の薬やったら3日くらい起きてこなかったですからね。薬というのは毒を以て毒を制す感じなんだろうなあと。お医者さんが「猫からはノミが離れるけど家の中に逃げるからしっかり殺虫剤撒かないとダメよ」と。うーん、まだまだ大変そうです。

で、先週。

「ちょっと、あんた、猫連れに来てくれん?」

「…。」

母親は膝と腰が悪いんだけど、夏バテ?ケージの掃除がきつかったらしく、ギブアップ。

手放すかどうかもずいぶん迷っていましたが、体調悪い時はいい判断もできないだろうからと、一時預かることに。

今日で1週間目。

たびたびインスタで紹介してますけど、うちにはもともと飼っている猫がいるので、この猫との間を取り持つので、なかなか消耗する(笑)。

ネット上にたくさん「先住猫とうまくやるには」とか「相性の良し悪し」とか、もう山のように記事があって。

「いきなりケージから出して合わせてはいけません」…ええっ?さっき出しちゃった。先住猫はもう熟女の年ごろなので子猫とギリ合うか合わないかの年の差な感じ(ネット記事参照)。もう火吐く吐く。あら~失敗したか?

そうかあ。人間でもうまく行くかどうかとか結構大変なんだから動物だってそうよなあ。特に理由もなく自分のテリトリーを侵害されるのは腹立つだろうとかいろいろ考えるともう気が気じゃない。子猫は無邪気に遊びたがるし、先住猫は「あんたわたしとそのガキとどっちが大事なん?」的な感じで見てる気がするし(笑)、週末はなかなかスリリングでした。

「人間が変に気を遣って介入しないほうが」(ネット記事参照)で、徐々に一緒にする時間を増やして、最初は火吐きまくってましたが、歩み寄りってあるんですねえ。日を追うごとに距離も少しずつ縮まって、ようやく追いかけっこしたりになってきたけどじゃれているのか本気なのかはまだ微妙。まあ先住猫がずいぶん年長者の気遣いをしているのがわかります^^。「先住猫をほめてください」(ネット記事参照)…ほめまくってます。

何もどうもならないんだけど、猫のやり取りを見ている間は、何も手につきません。朝早く起き、夕方早く帰り、猫を引き合わせ、ただ見る。

そのうちに、何も手につかないでいると、人間妙なもので?来し方行く末を考えたりする。仕事している間が健全だと思える瞬間。うわーこれ病みそうになるわ。でも何かで気を紛らわそうみたいな方が余計病んでますよね。ちょっとこれは気をつけんといけんなあ、なんて思ったこの1週間でした。これが一番きつかったかも。こんなことあったかなあ。まああれなんですよね。この3年のせいもあるかも。先月のライヴが飛んだこともあるでしょう。上手くいかないことは重なる。そういうのに、かんたんに第三者に運命を変えられてしまう猫の人生じゃない猫生を重ねてしまって病んだんでしょう。マイナスな気分の時はブログを書かないようにしているんです。これがご無沙汰した理由。

そんなわけで、猫に人生を考えさせられた?話でした。おおげさ(笑)。みなさんいかがお過ごしでしょうか。



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