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Before debut#1:Kids era 【revised】

アマチュア期~ソロデビュー直前までその1

Charさんがギターを弾き始めたのは「8歳とか9歳」とかいうコメントを見たのが最初かな。5分20秒当たりでチャけなかた―さんが語っておられます^^

「パイプライン」を最初に弾いたとロック鳴缶では言っていましたが、「ビギナーのテケテケ」と「ほんとのテケテケ」を解説するCharさんをよく見かけます^^。1989年の夏以来、BAHOで「アコギでヴェンチャーズ」を流行らせた?Charさんですが、1999年3月、大阪は梅田のHeatBeat(現在はなくなってしまいました)で行われたイヴェント、「ヴィンテージギターのゆうべ」で故石田長生氏、野村義男氏らとともにエレキヴァージョンが披露されました(そのあと故大村憲司氏、徳武Dr.K弘文氏らとエレキインストイヴェントでも披露)。モズライトの高級なのを抱えてうれしそうにヴェンチャーズを弾きまくるCharさんの笑顔が目に焼き付いています。この本気ぶりはTRADROCKシリーズ「The V」でも証明済みですね。それに伴うツアーでは「コピーしなおした」とか「完コピ」とかいうコメントがあり、ヴェンチャーズに関してはその思い入れ度が印象的です。

Guyatone LG-80T

Tradrock「The B」より。

ギターをはじめるきっかけは年上の近親者の影響というのがよくある話ですが、Charさんもご多分に漏れず、お兄さんの影響が少なからず。「母親が集めていたブルーチップ(みたいなやつ)の景品で兄貴と腕時計かギターかでもめた末」お兄さんに軍配が上がって竹中家にエレキギターが伝来することに。このギターは最初「テスコ」と言われていました(90年代初頭のヤングギター誌インタビュー)が、その後グヤトーンと判明しました。型番はLG-80T。「兄貴が陰険で」なかなか貸してくれなかったらしく「兄貴のいないときを見計らって押入れの上から出して結わいてある紐を解き、弾いた後はまた元通りに結わいて押入れにしまって…」という話を一時期頻繁にされていました^^。2004年のプレイヤー誌のインタビューによれば、お兄さんが2代目のギター(ブルーのグヤトーン)を買ったことによりいわゆるお下がりとしてCharさんの手に渡ることに。2000年春に行われた「BA VS HO 2000年1本勝負」で、このギターが実際にステージ上に登場しました。雑誌初登場時はアームがありませんでしたが、ちゃんとアームつきで登場。音はシングルコイルでミディアム~ショートスケールっぽい感じでした。しかし,Char氏の手にかかるとどんなギターであろうが関係ないですね。BAHO's(Jeff’s) Boogieを演奏し,派手なアーミングまで披露してくれました。「楽器にはこだわってない!」と言い切るCharさんですが、最初のギターを大切に持っているところが素敵です。このグヤトーン君はその後TRADROCKシリーズ「The B」において「And your bird can sing」で使用されており、オクターバーを効かせた音で見ることができます。

11分ぐらいで出てきます^^

SPLENDOR teardrop style

414@日比谷野外音楽堂

当初、上のGuyatoneギターとごっちゃになったコメントがあったのですが、その後「質屋で初めての自分のギターを購入した。」ということで違うギターの存在が明らかになりました。よくCharさんがギターマガジンとかで機材のブランドを「日立」とか言っていますが、実際には家電メーカーの日立ではなく「日立楽器製造」というメーカーが作っていたギターがスプレンダーです。ブライアンジョーンズに憧れていたかどうかはわかりませんが、ストーンズのコピーも披露されていたし、ビートルズよりかはストーンズなんていうコメントもしばしばされていたので買うにあたって多少の影響はあったのかもしれません。座って弾けない(ボディがティアドロップ型ですべって弾きにくい)というのに加え、中を開けたら「日立」製とわかったためショックを受けて友だちに売ったらしいですが、なんと2013年、そのお友だちから返却されたこのギターが野音のステージに登場し、このギターで当時コピーしていたドアーズらの曲が演奏されました。

この謎のブランド、スプレンダーですが、ついに2022年、そのブランドのルーツが明らかになりました。

われわれ50代の世代にとっては「The中古楽器屋」の名前でおなじみの新大久保にあるTC楽器さん。こちらのオーナーさんが始めたブランドということで、なんとyoutubeでその詳細が紹介されています。こちらもぜひご覧ください^ ^

YAMAHA Acoustic (FG series)

ヤマハFGシリーズと。Charムック(リットーミュージック刊:絶版)より引用。

1996年に出たムック本にヤマハFGを抱える中学時代のCharさんのスナップが登場します。あの写真が1970年以前であれば、あのサイズのはFG-180かFG-140。1966年にリリースされたFGシリーズは国産アコースティックギターの代表格で、いまだに人気が高いモデルです。180は66年、140が68年(カタログ上では69年)リリース。Charさんはこれにピックアップをつけ、エレキの弦を張って練習していたらしい。「3弦に裸線張って」「ハイフレットのフレーズはオクターブ下げて」練習したというコメントをされています。このころのヤマハは弦長が636ミリ。つまりほぼギブソンスケール(628.6ミリ)です。マーティンで言えばほぼトリプルオーのスケール(632ミリ)。その後のSGやムスタングのスケールとの関係もなさそうでありそうな…^^

Greco SG model

Charさんが高校時代にやっていたバンドがGAS MASK。グランドファンクレイルロードのコピーを中心にしていたこの時代に使っていたのがグレコのSGモデル。グレコのSGを使っていたというコメントはEDOX時代だったかの思い出話を含めて過去に何度か出てきているのですが、2013年にリリースされたリットーミュージック刊ムック「Char」に登場している写真はヘッドロゴのみでインレイのないラージピックガードのモデル。レイアウトからしてデタッチャブルネックかなと思いますが…もうひとつスモールガードのSGを抱えている写真があったと思うのですが…この本には出てきません。グレコなのかどうか?77年のプレイヤー2月号のインタビュー記事では「グレコの3万円ぐらいの持ってたのネ」と語っています。

Amplifiers/Effects

子どもの頃のアンプの話は出てきたのを見た記憶がないですね。ご存知の方教えてください。2006年のBS Fujiの番組では初めて買ったエフェクターがファズだったと語っています。フェンダーだと思って買って帰ってきてよく見たらファズダーって書いてあってだまされた!と思ったとのこと(笑)。もうひとつ、GAS MASK時代の思い出話の中に、どこかの島に行った(神津島だったかな?)時にワウペダルを地元の人に「空気入れ」と間違えられたというエピソードがあったので、当時もワウを使っていたと思われます。ブランドは不明。

Thanks to:
Mr. Asahi

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