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美意識。

先日来楽しみにしておりましたアコースティックギターマガジンが届きました。

上の写真は付録の歌本?の表紙です。この写真にどれだけ影響受けたことか。モーリスギターの広告だったんです。チンペイさんとcharさんがEmの押さえ方が同じと気づいたのもこの写真^ ^何百回も見てるって証明(違)。

ギブソンダヴの話は出てくるだろうと思っていましたが、無くなったという衝撃的な回答のあったインタビュー記事を収録してくれています。元の本もうちにあると思うけど。

僕は今ギブソンのアコースティックギターを一本も持っていないのですが、大塚東洋さんがギブソン党だったので、普通の人より多くヴィンテージギブソンを弾かせてもらう機会に恵まれました。ダヴもしばらくお借りしていましたが、メイプルをチンペイさんみたいに鳴らすには並大抵なパワーでは無理ですね。その昔1日8時間歌とギターの練習していたとかそんな話を聞いたことあるけどその時間ガンガン弾き続けたからこそのあの音だったと思います。初期のアルバムですでに乾いた音が…乾いてますよね?あんな音しないんだもん。

先日、小田和正さんのエピソード記事を上げましたけど、今回のチンペイさんのエピソードとしては、シグナルの住出さんのインタビューが印象に残りました。それは小田さんと真逆の展開…「毎回ステージで全く同じことをしゃべる」ということ。これは全盛期のアーティスト本の中でもすでにキンちゃんが言っていたことですが、今回はそれに対するチンペイさんの回答がありました。「映画はいつも同じやろ。」うーむなるほど。これがチンペイさんの美意識。

僕はどっちかというと、というより絶対的に小田さんと同じで毎回違うことをしゃべりたいんです。それは毎回対バンの人も違うし、会場も違うし、生ものな感じを出したいという気持ちが強いからです。もうちょっと言うと、何より同じことをしゃべるとメンバーが気を抜くんです(苦笑)。これはライブをやる人でしゃべる人は常につきまとう問題だと思う。安心と緊張は背中合わせ。住出さんもキンちゃんも言っていたけど、同じ話を毎回聞くメンバーは同じ気持ちで笑えない。でもチンペイさんはそこをプロ意識でワザと毎回同じように喋ろうとしていたということなんですね。それはある意味、追っかけに頼らない毎回違う客前提ということもあるかもしれません。僕はやっぱり常連さんに頼ってるところ大きいかな。だからこそ毎回違うことをしゃべりたいと思うところあります。プロとしてステージをどう構成するかというのはいろんなスタンスがあり、深いなあと考えさせられました。美意識。うーむ。

あまり期待していなかった所有ギターページで唯一嬉しかったのはやっぱりヒゲギターことモーリスのWJ。市販されたのは岸田智史モデルだったのでWJ-100「SK」という型番なんですけど、チンペイさんのはベーやんの黒に合わせてプロトタイプ的に作られているので、市販モデルとあちこち違うのでWJプロトと呼ばれています。マニアの方のページでどこが違うというのはだいたい知ってはいましたが、今回本人所有機を見れたのは嬉しかったですね。あの頃のギター、もうみんなないのかと思っていたので、ちょっと感激^ ^

ひさしぶりに買ったアコギマガジン堪能しました。


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