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Char meets はたけ。

※ネタバレがありますので、視聴を楽しみにしている方はお気をつけください。

ひさしぶりのChar meets、今回のゲストはシャ乱Qのギタリスト、はたけ氏。

残念ながら?ほぼ存じ上げません。それこそシングルベッドとかズルい女とか、そのへんの曲を少し知っているだけ。だからどんな対談になるのか興味津々でした。

ゴルフつながりというのが大人な感じですね^ ^。そのはたけ氏、68年生まれというので一個下ですけど、3年前までゴルフなんてやってはいけないと思っていた…ら先輩たちが!みたいな。その話で、冗談半分でしょうけど、音楽との向き合い方を垣間見た気がしました。

番組を見ていて思うのは回転の速さと的確な返し。ある程度の打ち合わせとかすり合わせとかあるだろうし、編集もそう見えるようにしてるだろうけど、これまで見て来た中でもそういうの感じるのって毎回ではない。布袋回はうわー頭いいなーって思いながら見た。今回も同じ。それは布袋はたけ両氏ともにすごくスムーズに聞き役に回るんですね。Charさんがホストなわけだから乗っかってるだけでもいいはずだけどそうじゃない。ちゃんとやりとりになっている。これなんですよね。そして、爪跡の残し方というか、印象に残る話が。大阪ネタだけではなく、すごくレベルの高い音楽ネタで持っていくところ、よかったです。バラエティ番組に出ていたくだりも、すごく納得できる話だったし、なにより「Charさんと音楽の話がしたい」というのがわかる持っていき方に感心した。

そのせいでか?Charさんが中3で吹奏楽でフルートやってたとか聞いたことない話も出てくるし、コンプも切ってきた…Charさんがコンプかけてるやつ嫌いだから…とか言っちゃうし^ ^

いちばん印象的だったのは、音符が読めるくだりからの「コピーがテキトーな友人にウンザリして、それならオリジナルやろうと思った」という話。聞いていて思わずスモークオンザウオーターのリフどう弾いてるか手動かしてしまった(笑)。まあテキトーと言われるとね、その通りで…耳が痛い^ ^;。もちろん譜面読めなくてもテキトーじゃない人はたくさんいるでしょうけど、言ってる意味が痛いほどわかるという(苦笑)。作った方はその弾き方で弾いてほしいんですよね。考え方によってはズレてしまうその解釈が面白かったり新しい発見につながるわけだけど、作り込みたい時には同じ以上の力を持っていることって大事ですよね。この話は自分がこの10年くらい苦しんでることでもあり、改めて勉強しないとなあ、なんて。

ほかにも、どの音の使い方にCharを感じるかとか、ああいうアプローチ、全編楽しかったですね。セッションもダラダラしないし。「ソロは?」という問いに「間奏というか…たとえばベートーヴェンの曲で言えばそれぞれのパートを弾いてる感じだから」という答えにどういう捉え方で曲を考えているのかがわかる。頭いいなーと思うのは「べき」ではなくて「自分はそう考えている」という言い方。やっぱり一線に出る人ってすごいなーと思うやりとりの連続でした。ほぼまったく知らない人の話聞いて面白いと思うのってあんまりないけど今回は面白かったなあ。再放送もあると思いますのでまだの方、ぜひ!

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