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THE F1RST TAKE / 緑黄色社会。

数日前、予告の映像に気づいて、本日先ほど22時に公開されるというので楽しみにしていたこちらの映像。

恥ずかしながら、実はこのTHE FIRST TAKEっていうのを初めてちゃんと見ました。部分的にはね、朝のワイドショーとかにも出てくるから、へえそういうのあるんだ、くらいな感じではいたんですが。

一発録り/一発撮りってことなんですね。つなぎなしのワンテイク。合ってます?われわれが子どもの…高校生のころまではこれしか手がありませんでしたから^^;、ラジカセ(ビデオカメラでさえない)の前で一発録音はごく普通のことでしたが、今はどんなふうにでもエディットできるから、「逆に」新鮮ということになるんですね。そういう意味ではわれわれの世代はとりあえず手法にはそれほど違和感ないですよね。

実はわれわれもこの数か月、毎週のように一発撮りで演奏した動画をアップしてきました。気づかないうちにTHE FIRST TAKEしてたということですね(笑)。まあ僕らの場合はFIRSTではなくBESTテイクというかNOT BADテイクというか(苦笑)。それくらい、一発勝負で演奏を映像込みで成功させるのはなかなかな負担があります。メンバーひとりでカラオケならまだいいけど、ふたり以上になると、相手のコンディションもありますからね。だから、たとえ僕らと同じく何テイクかやったうちのベストを出すような形であったとしても、そのベストテイクはやっぱり見る価値が十二分にあるものだと思います。それを実感するのはもうやってみるのがいちばん。本当に消耗します(笑)。まず「失敗しない」ってのを大前提にするわけだけど、こればっかり気にすると演奏がほんとうにこじんまりするんです。ここ数日のファイターズみたいな感じですね(わかりにくいか^^;)。びびって手が出なくなるんです。プロならまだしも、アマチュアが「無難」を狙うと最悪。困ったことにここ数日のファイターズと同じく(しつこい)その感じは映像にそのまま出ます。映像は嘘つかない。怖いですねえ。話が飛ぶけど新庄BIGBOSSはそこがわかっていて「見せる」ことができるようにと選手たちに言っているんだと思っています。プロなんだから「うまい」は当たり前で、「見せて(魅せて)なんぼ」というところ。このTHE FIRST TAKEが面白いのは演ってるほうも撮ってるほうもその「見せ方」をふまえてやってるから。やっぱりプロのプロたる所以というか、そういうところを感じます。自分たちが演奏しているのを撮影してみるとほんとうに頭痛くなる感じですよ(泣笑)。顔とか体型の良し悪しとかではなく(それはもう謝るしかない)、カメラの向こう側にアピールする力の弱さ、です。これはこの2年あまりオンラインでのコミュニケーションが普通になって以来感じていたことですけれど、カメラ越しにコミュニケーションするのは思っているより難しい。伝わらない。団体のアイドル歌手が一瞬抜かれたタイミングでカメラにウインクできるあの技術は、見てるだけならなんとも思わないけど、ものすごく高度な技術とアピールの力です。そういう意味でこのコンテンツはとっても面白いというか今の時代ならではなところがあると思います。

昔から、バンドがアコースティックセット(いわゆるアンプラグド的な)でやるっていうのが大好きなんですけど、今回のふたりのパフォーマンスもとっても魅力的です。こないだ福岡の感想でも書いたけど、長屋さんの声はとても印象的ですね。ひっくり返し方が独特で表と裏だけじゃなくてフィルターかけたような感じまで自分の声でコントロールできるのはすごいなと思う。かたや小林くんはAcoustasonicのテレキャスター。長屋さんとの色違いでしょうか。ツボを押さえたギター一本のバッキング、素晴らしいですね。それ以上にコーラスが素晴らしい。緑黄色社会のコーラスアレンジは本当に好きです。

これ見た後、ハッシュタグでFIRST TAKEを見たらこのシリーズものすごくあるんですね。いやー知らんことがいっぱいあるな~。ともあれ、楽しみました^^。

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