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機材更新。

今回のライヴにあたって、というわけではなく。アコギ弾く人は生の音と、ステージ上の音をどう折り合いつけるか、的なところをある時期…まあそれももう40年くらい前から試行錯誤しているところあると思うんですね。いわゆるエレアコ、もしくはエレアコ化。

最初にオベーション見た時の衝撃と憧れから徐々に素人にも手の届くピックアップとプリアンプ内蔵のモデルが増えてきて、今やアコギといえばタカミネの音と思ってるオペレーターまでいるような時代になりました。つまりはバリエーション増えたものの基準が曖昧になっている。まあいつの時代も使ってる本人が気に入っている音がいい音、ということなんですけどね^ ^

その中で難しいのは、ピックアップ〜プリアンプのあとミキサーにたどり着くまでのところでも何かがある。高性能なミキサーだとどんなピックアップでも受け止めてくれる度量の広さがあって、そういうところは何も足さない何も引かない系のDIがある。一方クセとまではいかないけど出音の方である程度揃えておかないと(本来こっちが正しいと思うけど)いい音にならないところもあるので、昨今はアコギからDI機能を持ったプリアンプまでもっている人がわりかしいる気がします。特にもってない人は概してそのギターのプリアンプのパワーと音色がいいですよね。テイラーとかメイトンとかはほんとに素の音色がいい。

僕は一番最初に使い始めたのはBOSSのFA-1っていうやつ。

とってもクセのないプリアンプでパッシブのピックアップ…モーリスとかね、のギターの時にはずいぶん重宝しました。その後U2のおかげでクローンが出るようなニッチに人気のあるモデルになるとは思いませんでしたが^ ^

そのあとは頑張ってオベーション手に入れてしまったのであまりプリアンプ使わなく…あ、その前にYAMAHAのAPXがあったわ。これはピエゾがフイルム式?なんかペラペラのやつで最初期のやつは音作るの苦労しましたね。上手く行くときとどこまでやってもスカスカの時があって。第二期のモデルはめちゃくちゃ音が良くてショック受けて人に譲った思い出が^ ^;

でオベーション。ここからはもうCharになるという気持ちでギターを買う感じで(笑)音の良し悪しより同じかどうかの方にフォーカスしてたから音色はまったく気にしてない時期がありましたけど、1597chシグニチャーが出た頃にはタカミネの技術が混ざっていたので結果的に使いやすいものになりましたね。

ちょうどエレアコが増えていく時期に機材的ものごころがついたので、当時聞いていた音への憧れがあるのが困るんです。タカミネもYAMAHAも初期の音と今の音は全く違うので、なかなか難しい。いい音の基準の中にプリアンプまでが入るというのはエレアコ時代ならではの面倒臭さというか…僕がおかしいだけですけどね。

プリアンプに話を戻すと、LR BaggsのパラアコースティックDIが出たとき速攻で手に入れて。前も書いたけど最初期のモデルは今のモデルにあるゲイントリムがないんです。当初はよりDI寄りだった。

そのあとも相性とパワーを求めて最近はチューナー内蔵なんかの使い勝手優先でこれまたLR BaggsのVenue。

でもこれ難しくて。どうも上手く音色が作れないまま来ました。最近なんだかノイズがかむなあと思ったのがきっかけで他のを物色し始めたのですが、ばーじにあすりむの相方池永氏が手に入れたHEADWAY AUDIOのプリアンプ。EDB-2 H.E。百瀬さんでおなじみのアコギのヘッドウェイとは全く違うイギリスのブランドです。これがめちゃくちゃ音が良い!EQも素晴らしく調整しやすい。ゲインが余裕ある。デュアル仕様の人もやりやすいようにセットしてある。そうだなあ。ローランドのアコギアンプACシリーズが出たとき、2チャンネルあって片方キャノンで入れられるの見てよく考えてるなあと感心しましたが、あれのプリアンプ版なイメージです。ただ、あれよりクリーンでナチュラルでハイファイ。池永氏のアンセムと僕のダンカンの違いもはっきりくっきり。

楽器ごとの帯域調整スイッチとかエンハンサーとかもっとキラキラにもっていけるつまみがあるけど、もうノーマルモードでじゅうぶんです。弾いていて心地よいと同時にまったくごまかしがきかない感じなので、丁寧に弾かないと下手なのがバレちゃう^^;。優れものであり恐ろしい逸品。

昨夜も練習して頑張りましたが、僕の演奏が不安…頑張ります!笑いに来てください^ ^

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