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JL&C #1

78年の秋にスタートしたジョニー、ルイス&チャー。本格的な動きとしてはその半年後あたりからになっていますが、コアじゃなくて一般の(笑)ファンが知っているのはフリースピリットコンサートからですね。そしてこの年の暮れに行われた日本武道館コンサートへ。

今では映像(の一部)が公開されており、当日の写真もずいぶん多く見ることができますが、当時は地方まで入って来る情報には限界がありました。つまりはテレビに出て来ないとなかなか情報が得られない。21世紀との決定的な差です。

Fender Mustang #10
Fender Mustang #11

2本カウントしているのは、同じ色、仕様のモデルのために一瞬見分けがつかないからです。

この白はブラックガードにホワイトボディの当時の現行モデルです。フリースピリットアルバムのインナーから出てきます。実際のライヴはFuck Youだったわけだけど、あえてこれを入れたのは何か意味があったのでしょうか?

Free Spiritアルバムの中ジャケ。

79年12月の武道館公演では、このムスタングがメインで使用されています。音が割れているのが残念(記録用だったからとのこと)ですが、貴重な資料です。

82年、KUTKLOUDアルバムのリリース後に出たキャニオン時代のベスト盤「The Best of Char」のジャケットにも登場しているのですが…

実はこの黒ピックガードの白、2本存在するのです。

上記の79年12月の武道館公演で使われている白は、その後80年4月の5人バンドではピースマークのステッカーが上側の角の位置に貼られます。この時代特有のじゃきじゃきの音が印象的です。

【余談】ジョニーさんにこのアレンジはどうして?って聞いたら「いつも同じじゃつまんねえじゃん」なんて言ってました^ ^

ちょうど同時期に出たプレイヤー別冊「The guitar2」ではこのムスタングが紹介されています。

Fuck Youの方はスイッチ、ペグが交換されている。

一方、80年代中頃、Charさんがバーガンディストラトを入手する直前に特集されたロッキンf誌の記事で白ムスタングが出てきます。

よく見ると、上のムスタングとロゴデカールの位置が違うんです。超マニアックでしょ(笑)。

これを踏まえて。後年ミニハムが搭載され、スパイダーマンのステッカーが貼られた、つまりは今でも所有しているのはどっちのムスタング?ということになるのですが。

ミニハムを搭載したものの「燃費が悪い」とコメント。

デカールの位置からすると、新しい個体を別途入手したのでなければ、佐藤さんの方を改造したと思われます。じゃあ最初の方は?謎は残ります^ ^

【余談】この時期には本当に「Charと同じギターが欲しい」と当時の代理店にムスタングの注文が殺到したらしいのですが、フェンダーには「Charと同じ」の意味がちゃんと伝わっていなかったため、ご本人が全く使っていないメイプルネックのモデルや、当時の通常カラーのモデルが多数輸入されたようです。それが後日に続いて行くわけですが…

Fender Mustang #12
Navigator Char model prototype ver.3

2本とも79年冬の武道館のステージ上にセットアップされていたもの。ムスタングは誰かのもの、と聞いた気がします。チャーモデルの方は一瞬Char IIに見えるのですが、よく見るとヘッドはマッチングヘッドではなくハム2発に見えます。なのでプロトタイプにカウント。

Navigator Char model

結果的にCharさんがチャーモデルを抱えて出てくるのはパイオニアスーパージャムやオールナイトロックショー晴海、リアルロックsee saw sceneの場面。いわゆる1号機は当初なかなかステージで採用されませんでしたが、荒木さんがダブルスラント仕様に改造してからついに登場するようになりました。というわけでこれは実質上の2号機と呼ばれています。ピックアップはストラト系のポールピースが見えるものが搭載されています。最終的にはChar IIと同様のL-250が搭載され、ロックナットまで付けられました。現在は違う人の手元に。

Navigator Char model

80年10月のLA市制200周年コンサートに登場する赤。最初期のものとは微妙にスペックが違う。これはそのまま現地の友人のもとに置かれていたが…

Navigator Char model II

実質的には3号機であり、チャーモデルの第一期完成形。パドゥクネックを採用し、オールブラックに塗装されたのはご本人のリクエストだったとのこと。USJやOiraのレコーディングに使用。現在でもCharさんが所有するお気に入りだったと思われる一本。

1980年。まだカバーは黒いまま。フロントピックアップを使用している模様。スイッチノブが白!
1981年。ピックアップカバーは削れ、ストラップピンもロックタイプに。スイッチノブが黒に。

Navigator Twin Head

通称レオタードモデル。8181で登場します。この前の週のライヴでも使われた模様。

Charモデルはこの後いったんエンドースメントが一時停止され、市販のモデルはそれに伴い、かなり自由なデザインのものが作られています。一方Charさんは82年ごろからフェンダーのモニターをスタートしています。

Special Thanks:
Soundloft
Mr. Asahi
Mr. Shinmura
Mr. Hirai
Mr. Ogine
Grounwide

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