1976 of Char 。
先週末リリースされたCharさんの新譜。マニア向け、というにはあまりにもーまあマニアが語ってるので正しく判断してるか自信ないですけど(汗)ー盛りだくさんでサービス満点な初回限定盤です。まだAmazonにはないみたいですね。CharさんのオフィシャルサイトZiccaへどうぞ。
洒落てるのはziccaサイトのジャケット写真の上に「Gift」って書かれてるんですよね。こういうところにセンスを感じます。時空を超えて届けられた贈りもの。
youtubeではちょっと前からティーザーがあれこれ出てきています。
20歳そこそこでこの演奏できちゃうすごさ。この音源聴いて思うのは、とにかくバンドの音の分離の良さ。メリハリ。上手いってこういうことなんだなあと思います。もともと出音がいいんですよね。Charさんは同じボリュームになるように弾く。上手い人は機械で補正しなくても最初からそうなんですよね。で、芯がある。歪んでいる時とバッキングの時に聞こえる感じが同じってすげえなあと思う。聴いていて思うのはやっぱりリズム隊、特にドラムのせいかリューベン期、ゴダイゴ期とまた全然違う。うわーっとくる感じはどの時期にもあるんですが、やっぱりロバートのドラムが素敵(笑)。シャイニンユーの合いの手はジェリーが元なんですね。で、やっぱりみんなが歌うバンドはいい。スタレビよりCharバンドの方が早いぞ^^。うーむほんとにこれは聴きどころ満載だ。まだの方、ぜひお買い求めください^ ^
この音源の特典としてCharさんと準さんの対談が1時間以上にわたって収録されています。これがまた、昨日のマリさんミッキーさんとのやりとりに勝るとも劣らない興味深い話の連続。2人の出会いから、今回の音源を振り返る今のところまで、という感じで話が進んで行きますが、やはり出会いの頃のあれこれは、これまでに語られてきたこともあるけれど、準さんの側から語られると、新たな視点やエピソードが出てきますね。
僕自身は特にふたりが聴いていたものや、どんなことを考えてバンドに取り組もうとしていたのか、そういう話を興味深く聞きました。特に歌に関すること。バンドやっててギター上手い人は腐るほどいるけど歌も上手い人はそんなに多くない(個人の見解です)。これ難しいんですよね。昨日のインタビューでもミッキーさんが言ってたけど、バンドかバックバンドかっていう違い。メンバーを無視してるとこの音源みたいな音にならない。人のところをしゃしゃって弾いてかぶりまくっちゃう。いつも自分が反省するところです。対談でも言ってたけど、音楽のことで言い合い、指摘し合っていたって、それができる幸せ^^。当たり前のようで当たり前ではないこと、だれかが引っ張っているのではないということ。いやー後半に行けば行くほど思うけど、こんな演奏する日本のバンドはいなかったと思う。本当にCharさんの言うとおり、このバンドが続いていたらどうなっていたんだろう?対談の終わりではこのバンドが続かなかった無念さも語られますが、それこそがCharさんが常にだれもやったことのないことを、道のない道を切り開いてきたことの証明だと思うんですよね。
Charサウンド研究室的には、この時期のCharさんの歪みってなんだろうなあって思う。聴く限りでは踏みかえている感じはしませんが、そもそも76年当時ってそんなにドライバーないですよね。アンプだけなのか?チャンネル切り替えってハイワットにはないですよね。でもSmokyの時の音聴くと全編歪んでますよね。つまみいじるだけでなる?フェイザーの音もするけど、これはギターにかかってる?
なんだかんだ「Gift」を堪能しております^^
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