猫とウィスキー
横たわる猫を撫で
ウィスキーを舐める
グレートギャッビーまた読み始める
今度は読めるかな
横たわる猫がゴロゴロと鳴いている
ウィスキーのグラスが結露して泣いた
君にメールすべきか悩んでいる
横たわる猫がすり抜けていった
ウィスキーもなくなってしまって
氷だけになった
ウィスキーグラスが泣いている
僕も泣いてしまいそうだ
横たわる猫はもういない
ウィスキーの氷が溶けてゆく
ウィスキーグラスの涙で床がぬれる
グレートギャッビーも上の空で読めないや
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