見出し画像

VRにおける映像表現手法の研究-2 - 補足

この記事は桑沢デザイン研究所 教員研修レポートNo.49 2021 の3つめに収録されている『VRにおける映像表現手法の研究-2』の補足です。

1. はじめに
1.1. 背景
不動産の内見、遊園地等のアトラクション、従業員教育、体験学習、VR上で行われるライブ等のイベント、展示などで様々なシーンでVRは使わ始めていますが、一番大きな流れとしてはカンヌ国際映画祭やヴェネツィア国際映画祭などで作品を評価する場所ができてきたことだと思います。文化的に根付くことができれば、ブームで終わることがないのかなと。
また、VR空間で行われるライブなどは現実ではできない演出が行われるという点でも注目しています。それこそ空を歩き回ったりということができるので、表現の幅は広がるでしょう。

ここで述べたVRイベントなどについてのデータ等は『未来ビジネス図解 仮想空間とVR〈メタバース〉』を等を参照しました。

1.2.目的
ここであげたTARGO制作の『Rebuilding Notre Dame』、『When We Stayed Home』、『Surviving 9/11–27 Hours Under The Rubble』でのTRAILERは以下です。Oculus Questがあれば、Oculus TVから本編が見れます。
また、ここの話とは関係ありませんが、ノートルダム寺院など失われていくものを画像ではなく、空間としてアーカイブできるということは後に大きな意味を持つのではないかと思います。


2.制作と考察
2.1.撮影方法
今回使用したカメラはInsta 360 ONE X2とQooCam 8Kというカメラです。どちらもコンパクトで使いやすいです。アプリ的にはInsta 360 ONE X2は機能が充実しています(そんなに色々な機能は使いませんけれど)。

ポータブル電源はAnker PowerHouseを使いました。重たいです。でも、停電になってもしばらくは大丈夫そうですね。

2.2.編集方法
Premiereでもできるらしいのですが、一度Insta360 STUDIOとQooCam Studioでエクイレクタングラー形式に映像を書き出してから、Premiereで編集しました。

2.3.映像の内容
それぞれYoutubeのURLは以下です。昨年度の続きで、今年は011-020を作成しました。

2.4.成果と考察
ここで取り上げた『VR映像における映像表現についての研究』は以下のリンクから見れる2つめです。

3.まとめ
ここで取り上げた『Horizon Worksrooms』は以下のページに詳細があります。
実際体験してみるとわかりますが、テレビ通話するよりもその人と会ったという感覚が強く僕には残りました。実写ではなく、アバターだったのにも関わらず、です。これが精度高く実現する未来は、身体は移動しなくても、人間としては会うことができるという攻殻機動隊の描く世界にまた一歩近づきますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?