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養護教諭と保育園看護師は似ている?

保育園看護師をはじめてすぐ、もっと日常のケガや感染症対策、応急手当などの勉強をしなくちゃ!と思い「専門誌はないか?」と探したのですが・・
マイナー職業の『保育園看護師』の専門誌なんて見当たらない
「小児看護」では健康な子どもを相手にする保育園には高度で専門的すぎ、
「保育雑誌」には医療的なことは載っていない・・。

困ったなぁと思っていた時に
ふと、仕事内容が似ている養護教諭ならば『養護教諭の専門雑誌』があるはず!もしかして保育園看護師にも役立つかも?と気がつきました。

養護教諭とは『保健室の先生』のこと
小中高校に配属されていて、誰でも一度は
ケガや体調不良の時にお世話になったことがあると思います。

保育園看護師も
園児が怪我したら手当するし、発熱等の体調不良の対応をするので、
「保健室の先生みたい」って思われることありますよね!
実は保育園看護師と養護教諭って他にも共通点がありました!

※共通点※
・学校や園にひとりだけの配置
・教員や保育士が多数派で超マイノリティ
・医学に詳しいと思われてる
(しかし普段は何でも屋)
・〔絆創膏、三角巾、保冷剤、体温計〕程度の装備品しかない
 つまり、「薬」が使えない
・健診の医師との事前打ち合わせや現場の先生方との調整役、
 当日の現場指揮、結果のまとめ等々裏方仕事全般をする

ざっと思いついただけでもこれだけの共通点がありました。

「養護教諭の専門誌」とは?

私のおすすめは
☆健 (日本学校保健研修社)
☆健康教室 (東山書房)
この2誌です。

但し、「年間購読契約」が必要だったり「通販雑誌」のため、
一般書店には置いてないので、知らない人も多いと思います。
(実は私も先輩保育園看護師に相談して教えてもらいました)

教えてもらってから、2誌を読み続けてみての感想は
「長所」
・季節ごとの特集がある
・最新の応急処置や子供に関する情報がある
(QRコード付きで動画も見られる)
・オンライン講習会(有料)の案内
・いまの学校や子ども達が抱える問題をいち早く知る事ができる
・毎号綴じ込み付録の大型ポスターがある
・ほけんだよりに使えるコラム、用語集やイラストがダウンロードできる
(季節や行事にあう、いろんな絵柄のイラストがある、カラー版もあり)

「短所」
・小中高の養護教諭を対象にしているので、そのまま保育園に当てはまらな   いこともある(アレンジしたり、制作のヒントにはなる)
・移動時期の特集は関係ない
・保健室の自慢や改造特集は羨ましくなる
(園には専用保健室なんてないんだよ!)
・年間購読契約か通販でしか購入できない
(健康教室はアマゾンでも取り扱いあり)

※お値段はどちらも1冊1000円くらいです。
※健康教室は毎月の通常版の他に年に2回くらい別冊特集号あり。

お得な入手方法
『気にはなるけど、いきなり年間購読はちょっとなぁ・・』という方には

1、出版社サイトで見本誌を頼む
(表紙に「見本」とハンコが押された本誌が届きます)
2、出版社サイトで立ち読みする
(もくじや特集を数ページ読むことができます)
おすすめは!
3、ネットのフリマ(メルカリ、ラクマ等)で中古を買ってみる
 「百聞は一見にしかず」ってことで実際に読んでみるのが一番です!
※その際の注意点として
・『付録のポスターが付いている』ことを確認しましょう。
・まとめて1年分が安く出品されてたりするので、お試しで買ってみるのも あり(最近の年代であることを確認すること!)

まとめ

診療科や職種別に細かく分けられた看護の専門誌とはひと味違う、
オールジャンルな養護教諭の専門誌『健』と『健康教室』は保育園看護師にとって、一読の価値ありです。

医師も頼れる同職もいない、医療機器や薬も自由に使えない制限だらけの
保育園で何をどうすれば緊急事態に子供たちを守ることができるのか?
保育園看護師が学ぶのにちょうどいい専門誌だと思います。
ぜひ、普段の勉強に自分が読みやすいと感じる方を取り入れてみてくださいね。




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