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The best time for new beginnings is now.

Contents is king

皆様に支えられて、約1ヶ月のKICKSTARTERキャンペーンを終了することができました。

計179名の方々から5,009,630円のご支援をいただくことができました。

本当にありがとうございます。

今回はいくつかのチャレンジがありました。

▼日本人にはあまり馴染みのない海外プラットフォーム「KICKSTARTER」でのクラウドファンディング

▼おそらく世界で始めてのクラウドファンディングのリターンにNFTを紐づける

▼リターンがわかりやすいガジェット系のクラファンではなく、あくまで「この作品を作りたい!」という「共感」ベースとなるエンタメ系のもの

▼主に海外での認知獲得に照準を当てたプロジェクト

そもそも、このNINJSAMASXはアメリカで、マーベルユニバースやDCユニバースに並ぶもう一つの宇宙を作りたいと思い生み出した世界観です。

そしてここ2年ほど、コロナで直接向こうに行けないなか、自分ができる動きをして集めた最強のメンバー。

2021年のカンヌの映画祭でそのチームと共に制作が発表になりました。

今回のKICKSTARTERは、その制作の前段階になる、本当に重要な位置付けで、絶対に失敗は許されないものでした。
KICKSTARTERがどんなものかというのと同時に、どんな流れがあったのかちょっとご紹介します。

KICKSTARTERとの出会い

たまたまKICKSTARTER JAPANのメンバーと出会い、KICKSTARTERの思いを聞きました。

それまで僕は、結構いろんなクラウドファンディングに関わってきましたが、ガジェット系が多くガジェット系はリターンが明確に商品で返ってくるいわいる販売型で、マーケティングやプロモーションを間違えなければちゃんと結果を出すことができます。

今回は、「僕がこんな作品を作るから、絶対面白いから応援してよ!」という「共感型」

だから正直、勝算があまりないのでクラウドファンディングはやらないつもりでした。

KICKSTARTERができた時の話を聞きました。

KICKSTARTERは、泣かず飛ばずだったミュージシャンが、どうやったらそんな自分が資金調達をできるだろう、と考えて作られた、アーティストのためのプラットフォーム。

だから手数料はめちゃくちゃ低い。5%です。
それが海外のドネーション文化にがっちりハマり、今では会員が2000万人いるそうです。
だから、プラットフォームとしては手数料は極限まで低くするので、うまくプラットフォームを活用してね。という感じです。
ただ、KICKSTARTERのメンバーがめっちゃ良いじゃん!
って思ったプロジェクトは、結構前のめりでプロモーション協力をしてくれます。

僕は、そんなKICKSTARTERの本国チームが、面白い!って言ってくれたらやろうと思い、ちょっとしたプレゼンをしました。
結果、彼らはNINJAMASXを気に入ってくれて、プロジェクトがスタートしました。

まずは日本語で草案になる文章を作り、それをまず自分で英訳してみる。

間違いだらけの僕のEnglishを、外国のチームにみてもらい、修正してもらう。
その時点で、日本語での言い回しと、英語での表現の仕方は全然違くて、外国人にささる文章表現は、チームに任せました。

最初日本語で作ったはずなのに、英語にしてそれを日本語バージョンにと思って訳し始めると、すっごいニュアンス難しいところが多くて、実はこの日本語バージョンを作るのに苦戦しました。

日本では、数々のクラファンの成功実績をだしており、ぼくのNINJAMASXを一番に応援してくれている R-StartupStudioでチームを組んでもらい、LINEのオープンチャットを使ったコミュニティ形成が行われました。

オープンチャットには現在163名の方々が参加してくれていて、日々キックスターターの状況をシェアしたり、参加者同士で困ったことや意見を言い合ってくれてました。

正直、このコミュニティがなかったら結構心が折れてました。

本当に心の支えになってくれました。これからもよろしくお願い致します。

11/30 クラウドファンディングのスタート
今回リターンに、限定150枚のコンセプトアートのNFT(30ドル)、限定5枚のラフ画(1000ドル)を出しました。

5枚の限定NFTは開始5分で完売。そして150枚の方も12月終わりには完売まであと2枚のところまできてました。
途中、追加で3枚限定のキャラクター設定シートをだしたんですがそれはなんと5秒で完売となりました。

12月3週目には目標であった30000ドルを達成し、ネクストゴールを設定し、どんなアップデートをしていこうか、といろいろ考えて2022年を迎えました。

2022.1/1の恐怖のメール

元旦、素晴らしい新年を迎え、初詣にでも行こうと思って家を出たら、KICKSTARTERからメールが入っていました。

明けましておめでとう的なメールかと思ったら、「NFTがリターンNGの金融商品に当たることになったので、今入ってる支援が48時間以内にキャンセルされます。」

という内容で、NFTのリターンを購入していた支援者(150万円ほど)がなくなることが決まりました。

正直それに対してはそのタイミングと、今まで一緒に進めてきたじゃん!という憤りしかありませんでした。

急いでKICKSTARTERのチームに連絡をとり、事情の説明と、解決策や対応を考えるという、すごくバタバタした年明けとなりました。

NFTを購入してくれたバッカーの皆さんにはKICKSTARTERのDMからことの経緯と、謝罪の連絡をいれ、同額の別リターンを用意させてもらって、移行を促しました。

「今回、初めてNFTを所有することになるよ!」とか「初めてのNFTがNINJAMASXでよかった!」というメッセージをたくさんいただいていたので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

そして1月4日(火)少し遅れましたがNFTに関するもの全てがキャンセルとなり、90人のバッカーと、150万円ほどが消え去りました。

残りはその日を入れて4日。キックスターターを開いてその数字を見るのは正直かなりしんどかったです。

それでも、一緒にリカバリーしようとしてくれるチームのみんながいたので、嘆いている暇なんてない!と気丈に前に進めることができました。

90人のバッカーのうち、8割は外国人の方でした。
DM以外に連絡を取る術はありません。

そのDMに気づいているかすらわからず、不安でした。

でも悲劇では終わらせられない。

Facebookで、正直に「助けて!」と叫びました。

The greatest glory in living lies not in never falling, but in rising every time we fall.

僕は昔、プライドが高くて、誰にも助けを求めることができませんでした。

その結果自分だけが悲劇の主人公だと思いこんで、たった小さな失敗で、「死」を考えるところまで落ちてしまいました。

おおげさだけど世の中のもの全てが憎くて、全員が敵に見えてしまっていました。

だけどそんな僕を助けてくれた人がいました。救われました。

今回、年明け早々に大変なことになっちゃって、しかもすごく私的なことだし、周りを巻き込むのは本当に気が引けました。

だけど、素直に「助けて!」と言ってみたら、めちゃくちゃたくさんの人が手を差し伸べてくれて、僕はより前に進むことができました。

本当にありがとうございました。

結果として、多分キャンセルになったことやDMに最後まで気づかなかった外国人のバッカーは戻りませんでしたが、新しい外国人バッカーがその事態も込みで高額の支援を入れてくれたり、状況をシェアしてくれたりして、最終的には500万円を超え、プロジェクトを終了することができました。

今回KICKSTARTERのチームには、プロジェクト開始のDM、キャンペーンのポップアップ、ラスト48時間のDM、Project we love、取材などやっていただきました。

「2000万人の会員がいるから、もしかしたらめちゃくちゃいくかもしれない!」

というアホみたいな幻想も抱いていましたが、そうはうまくいかない世の中です。

それでも、「すごいCoolだね!」とか「楽しみにしてる!」という外国人の味方をつけられたこと、僕がアメリカという舞台で大きな挑戦をしようとしていることを、日本の皆さんに見せられたこと、誰かの心を動かすことのできる作品だということがわかったことはでかいです。

あとはもっとブラッシュアップして、もっとたくさんの人に見られる手立てを考えます。

ゴールではなく、ここからがスタートです。

ここから半年ほどかけて、ハリウッドのチームと一緒に、ゆるぎない世界観を構築します。

そして早ければ今年中にアニメシリーズとして制作が開始されます。

相変わらずコロナで情勢不安定ですが、天命に任せてやれるだけやります。

成功するまでやるんで、絶対成功します。

たくさんのサポート、本当にありがとうございました。

一緒に物語をつくりましょう。

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