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構造を知って魔法が解けた日
生きるのがしんどい、こんな日がいつまで続くんだろう。生活のためにやりたくない仕事をして、何になるんだろう。辛い。誰か!幸せになる方法を教えてくれ。
こんな精神状況の時にふらふらと吸い寄せられる場所がある。
本屋の自己啓発本コーナー近くのスピリチュアル関係だ。
そのままのあなたでいい、頑張らなくていい、やりたいことはやらなくていい、そんな言葉たちは、刺激的で甘くて思考停止できて、読んでるとホッとする。(今思うと麻薬だ…)
私の場合、その著者の本を何冊も買ったり、セミナーに行ったり、はしていない。信者と言われるほど、お金もつぎ込んでいないし傾倒していないつもりだった。だから私は常連じゃなく、たまに通りがかったときに気が向いたら店に入る客、という自己認識だった。
でも、その考え自体は、「いいなあ」と思って信じていた。他の人に勧めることは無くても「お気に入りの店」になっていた。行くと元気がでるところ。話もおもしろいし、自己否定もされないし。
だからなのか、考え方のからくりがめちゃくちゃなことに気付かなかった。
今日はひょんなことから、スピリチュアル系イベント潜入レポを読んだ。
驚きばかりだったし、信者たちの熱狂が高まるほど、自分の頭は冷えていった。カルト感が、怖かった。でも、信者側になったら、それはそれで楽しい気持ちもわかる気がして、私だって信者の素質があるかもと思うと怖かった。
エセ科学とか子宮系とかは、おいおい…こういうの信じるひといるんだなぁ、と思って読んでいたものの、教祖の友人たちの中に私の好きな著者もいて、「……もしかして?」とドキリとした。
そして調べたら、出てくるんだなぁ。今まで気付かなかったような、矛盾点や、考え方の粗さをついたレポ、元信者の経験談など。スピリチュアルという「ビジネス」なんだなぁ。ああ……
「本当はもっとすごい自分」が存在している、と思いたかったんだ。
考えたくなくて、よくわかんないけど心地よい響きに身を委ねてたんだなぁ。
洗脳が解けた。魔法が解けた。同時に、なんか身体も軽くなった。
すっきりした日でした。
今日も書く瞑想できたし、ストレッチも夫と共にできた。よかった!