中学生の私へ

中学生の私へ

お前は今とてつもなく死にたくて学校のトイレで泣きながら腕を切っているアホだ、お前は所詮アホ、今は勉強できているからと調子に乗っているがそれはまだ学力レベルで仕分けられていない中学校だからであって、高校に入ればその小さすぎる脳みそのせいで大変な苦労をすることになる。

お前は音楽バカだ。部活でシカトされても陰口を言われても楽器を演奏したくて部活を休むことは出来る限りしなかった。バカすぎる。逃げればよかったのに。逃げれば楽だったのに。お前は今自分で音楽を作っている。色んな人に聴いてもらって、色んな人が褒めてくれている。だけどお前は褒められることが苦手で、むしろ褒められ続けると不安になってしまうから、部活のコンクールみたいで大嫌いだったオーディションに参加している。お前の憧れていた、大好きなミスiDにエントリーしてるんだぞ。未来の私に感謝しろ。未来の私の行動力に感謝しろ。お前の夢だったんだから。お前は今何もできなくて空っぽのまま学校や部活に行っては大切なところをえぐり取られるような感覚になってると思うが、そんなことは高校でもあるし、これからだってある。今もある。甘えるな。ピアノの先生に言われたよな、それが答え、とは言わないが、少なくとも世論に近い。だから、お前はそういう苦しくて辛くて悲しくてどうしようもない気持ちを、これから自分の力にして、成長する道を選ぶ。未来の私はそうする。ルッキズムにも世論にもクソくらえって叫んで生きる道を選ぶ。だからお前はお前の感性で生きていてくれ。誰に何を言われても曲げないでくれ。ずっと音楽がやりたくて、表舞台に出たくて、でもどうしようもなかったその気持ちが、いつか輝くときが来るから、そのうち自分の手で掴んでいくから、私が叶えるから、生きていて


いつかみんなに会える、おやすみ