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(想)初心忘るべからず

毎年、春から夏にかけては新人が入ってきたりした時期なので、今回は「初心」について少し触れたいと思う。

成功している人と話すと「初心」を感じさせる人が多い。たとえ、どんな凄いことをやっている人でも人の話をよく聞く。情報をいろんな立ち位置から聞こうとしているのか、些細なことでも聞き逃さず、記憶をしていたりもする。

社会に出た時は、みんな不安で何をどうしたらわからないので、先輩からの助言や相談などをして、一歩づつ前進していっていたとおもうのだが、言っていることなどを理解できるようになると、知ったような気持ちになってしまう。

物事は日々変化していくので、過去の経験が必ずしも生きるとは言えないし、成功論も変わっていくのが世の常だ。

わかりやすい例でいうと昔の会社は、親方がいて情報を1手に握り、下の者は支持を受けておこなうというピラミッド構造が成り立ちやすかった。
なぜなら、その立場にならないとわからない情報がたくさんありすぎて、下のものには従うしかできにくい立場でしかなかった。
そういう場合は、超えられない壁があり、年功序列にならざるを得なかったかも知れない。

対して、今は情報がありふれており、現場のほうが知識が吸収しやすかったりもする。場合によっては新人こそがこれからの流れを読めるかもしれない。その場合は、如何にその情報を経営者がキャッチできるかの組織体制が向いていたりして、スピードとフラットさが重要になってくると思われる。

同じ経営論でも時代が変われば、体制も変わる。
そのことを理解している賢者達は、色々な人の意見を聞く。
なんでも聞けばいいのかというとそうではなく、その人の立場や経験を想像しながら、聞いていると思う。

その情報を自分なりに解読して今後の大きな流れのヒントにしていっている人が多い。

さて、初心という言葉とどうつながるかというと、人の話を聞くというのは、自分の力を過信せず、日々鍛錬しなければとあの日思った気持ちを今も持ち続けていれる、そういうところが初心を忘れていないと思うマインドに繋がる。

私が好きな芸能人で武井壮という人物がいるが、彼ほど初心を持ちつづけ、真っ直ぐで努力家な人はそうそういないだろうと思っている。

まっすぐで素直であり続ける、これも初心を思いつづけているからこそできること。

みんな、慣れてきて、いつか見た夢を諦めたり、言い訳をしたりするが、武井壮は、自分を信じれて突っ走れる。そのための努力も実行する。だから、あのような偉業ができるのだろう。どこかで俺は200年生きようと思っていると言っていたが、テクノロジーの発展で若返りの研究などされている今、あながち不可能でもないかも知れない。

自分を信じることは、自分が納得するくらいやれることをやっている証拠でもあり、他人の評価は、すぐに理解されなくともいつか認められると信じている。あとは、昨日の自分よりも少しでも成長していけば、夢は達成できると体現できている。
いやー、爪の垢を飲ませてもらいたい。

WEB広告業界で見てきた会社を例にすると仕事始めから大体3ヶ月はよくわからず、半年立つとなんとなく理解できてくる。
1年立つと自分の立ち位置も大体決まり、惰性で仕事をしやすくなる。

この惰性を振り払い、成長していくには、3ヶ月ごとのショートゴールを作るといい。そして、自分がどうなりたいのかだけは見失うことなく、目標に向かって進んでいってほしい。

短いようで長い1年という期間は、どのように過ごすかでかなり変わる。
世の中は待ったなしでこれからも加速度的に世界を巻き込んで成長していくだろう。

さて、あなたはこの一年で最高の成長を遂げることができるか?
初心忘れべからずである。

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