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「ABEMA Prime」はイジメ問題を食い物にするつもりなのか?腰の定まらぬ報道番組なら直ちに終了せよ。

 私は夜中に作業をすることが多いのでAM2:00から放送される「ABEMA Prime」の再放送版をほぼ毎回観ている。全体的にリベラル寄りの印象を受けるが、それに関しては何も言う気はない。

今週の火曜(7/13)放送分では「いじめの責任」という特集を組み、佐賀県鳥栖市のいじめ訴訟問題を大きく報じた。他の番組が取り上げない中で詳細に説明し、当事者を招いて議論をしたのは称賛に値する。

この番組はたまに大きな当たり企画を出すので目が離せないし、自分とは異なる意見も多数聞けるので視野を広げることもできる。また、地上波では取り上げられない内容も多いので注目をしている。

そんな中、今週の木曜(7/15)放送分ではオープニングトークの中でコーネリアス・小山田圭吾氏のいじめ告白について触れているが、木曜MCを務めるEXITの発言がネット上で大きな騒動になっている。

ネット上ではEXITの発言だけが槍玉にあがっているが、番組に出演していた児玉雨子さんと若新雄純さんも「過去よりも今を」という論調であり、司会を務める平石直之アナに至っては「 (オリンピックが迫った) 今、言うことですかねぇ?」と笑みを浮かべながら発言していた。

私はりんたろー氏の言うような清廉潔白の人間では無いが、少なくとも障がい者の方をイジメたことは無いし、健常者もイジメたことは無い。だが、りんたろー氏によると私には小山田圭吾氏を批判する権利はないらしい。

スタジオ全体が小山田圭吾氏を擁護する流れだったが、その中でもイジメられた経験があると明かしている柴田阿弥さんだけは強く批判し、イジメられた側からすると何年経ったとかは関係ないと気を吐いた。

個々の主張や思想にどうこう言うつもりはないが、今回のイジメ内容を理解した上で擁護したとすれば驚嘆に値する。私は人格者では無いので、障がい者の方に糞便を食べさせるような奴を容認できない。

私がそれ以上に問題にするのは「ABEMA Prime」が火曜日にイジメ問題を取り上げておきながら、木曜日には反対にイジメた側を擁護するような内容を放送し、最後まで訂正もせずにやり切ったということだ。

確かに物事を多角的に見る視野の広さは必要ではあるが、イジメ問題においても必要なのだろうか? また、過去に問題があったとしても、その後に改心して頑張っていれば悪事は水に流されるのだろうか。

少なくとも「ABEMA Prime」は番組編成や方針について改めて説明をするべきだろう。物事を多角的に見て視野を広げるのと、ダブルスタンダードは似て非なる物なので慎重に扱って欲しいと願うばかりだ。

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