国家一般職その4

前回の専門試験の科目ごとのはなしの続きです。できれば今回で残りをまとめてしまいたいですが、ちょっと厳しいかもしれません┗(´·`;)


憲法:公務員の専門試験の王道科目ですね。大抵の試験で出題され、勉強をしていない方はほぼいないと思いますので、特に申し上げることはありません。問題文を読んで難しそうなら回答しなければいいだけです
難易度 2 おすすめ 5 
併願先での利用:いっぱい笑

行政法:憲法と同じく多くの試験で出題される法律系科目です。難易度はそこまで高くありませんが、恐らく多くの受験生は「2択まで絞れたのに1/2を外した」と嘆いていることでしょう。細かな知識まで詰めておかないとみなさんも陥りかねませんので、自身を持って選択肢を選べるまで勉強した方がいいと思います
難易度 3 おすすめ 3.5 
併願先での利用:国家総合、特別区、都庁、国税・財務、労基、市役所

民法1・2:大幅な改正によって民法1・2共に、2020年に限っては難易度が読みづらいです。個人的には少し易しくなるのではないかと考えていますが、そもそも民法はボリュームが多いため科目としての難易度は高めです。他の試験との兼ね合いも考えれば絶対に勉強するべき科目ですが、勉強の時間が足りない方や勉強してもあまりにも伸びない方は、科目選択式の一般職に限って言えば逃げても問題はありません
難易度 4 おすすめ 5(勉強した方が良いが、決して簡単ではない) 
併願先での利用:国家総合、特別区、都庁、国税・財務、労基、市役所、裁判所

ミクロ経済学:多くの受験生が勉強に躓き、苦手科目にしている科目の1つかと思いますが、国家一般職に関していえば他の試験と比べて難易度の高い問題は出題されていません。傾向が変わらなければ得点源にすることも十分可能といえます。ただし勉強に時間がかかることは必至です。早めから勉強をはじめることと、過去問を何周も回して問題の傾向はつかめれば、一般職の場合そこまで焦ることはないと思います。ほぼすべての併願先での利用ができる点もプラスですね
難易度 3 おすすめ 4 
併願先での利用:国家総合、特別区、都庁、国税・財務、労基、市役所、裁判所

マクロ経済学:ミクロ経済学と同じく苦戦を強いられることが多いと思いますが、やや難易度はこちらの方が低めでしょうか。意外とやっかいなのは計算問題よりも原論問題です。計算は慣れると式が立てられるようになってスラスラとペンが動くようになるのですが、原論は対策を怠りがちな受験生が多いです。(参考書をみると、原論は最後の方に載っていることが多い気がします。さぼりがちになるのかもしれません笑)
ですので点数を伸ばしたい方は原論問題までしっかりとやりましょう。
難易度 3 おすすめ 3.5 
併願先での利用:国家総合、特別区、都庁、国税・財務、労基、市役所、裁判所

余談ですが地方上級は原論系が多く出題される印象です。地方上級の経済が難しいと言われている要因はここにあるのではないかと思います

財政学・経済事情:科目としての難易度はあまり高くないかと思います。日本の財政制度を中心に勉強していき、最新のデータを確認することが重要な科目です。国の予算のデータは時事問題としても扱われる場合もありますし、論文試験対策としての予備知識として持ち合わせておくと便利な場合もあります。勉強して損はしないと思いますが、一部外国のマニアックな問題がでることもありますね。
以前も触れていると思いますが、参考書を購入する場合や白書などでデータを確認する際は、次の試験に対応している最新のもの確認をしてくださいね
難易度 3 おすすめ 3 
併願先での利用:国家総合、特別区、国税・財務、市役所

やはり全ての科目に触れることはできませんでした( ´∵`)
基本的には前回と今回紹介した11科目の中から8科目を選ばれる方が多いです(+英語ぐらい)そうなる理由としては特別区の11科目と全て被っているからですね
ですが特別区と違い、一般職は科目選択式である以上、あまり広く浅く勉強をしても1科目あたりの点数が伸びなくなってしまうので注意が必要です。

一応次回で科目紹介は終えられるように頑張りたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。




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