国家一般職その5

専門試験の簡単な解説も一応今回で最後の予定です。前回触れた通りで前に紹介している11科目の中から8科目を選ぶことが一般的に多いです
しかし、例えば英語が得意な方だったり、大学の勉強で心理学をやっている方などはその知識が生かせるケースも出てきますので、11科目の中から選ぶと決めつける前に、一度科目を確認していただければと思います。
ただ、公務員試験の科目としてはやはりマイナーなもので、私も解説に自信がありません。その点はどうかご容赦くださいませ(´· ·`)


国際関係:全体としてはあまりおすすめの科目ではありません。高校時代に世界史をどっぷりやっていた方や、国家総合職でがっつり利用する方ぐらいが対象になるかと思います。少なくとも教養試験の世界史の知識程度で対応できるレベルではありません。また条文が英語で出される問題も近年多く、それだけで苦手な人もいるかもしれません。
利点を挙げれば時事問題でも諸外国との関係性などは扱われる部分がありますので、一部被っている点がありますね。よほど暗記系が好きな方以外は避けた方がいいと思います
難易度 4 おすすめ 2 
併願先での利用:国家総合、市役所

心理学:大学などで心理学をやっていた方にとっては割と馴染みのある問題が出てくるかと思います。内容自体はそれほど難しくないので初学の方も難易度で悩むことは少ないかと思います。しかし出題される試験がかなり限られるのでトータル的なコストパフォーマンスは良くないでしょう。
また、本格的な心理学の参考書をやっても試験に生かせるわけではなく、かと言って公務員試験用の参考書が豊富にあるわけではないです。どちらかと言えば内容よりもそういった方面での苦労が目立つ科目かもしれません。
なお公務員試験で事務系ではなく福祉系の道も考えていて勉強している場合は割と有利な科目になるでしょう
難易度 3 おすすめ 2 
併願先での利用:国家総合(そのほか事務分野よりも福祉などの試験区分)

教育学:扱いとしては心理学と似たような扱いですが、どちらかと言えば勉強しやすいのは教育学かと思います。参考書としては公務員試験のものよりも教職課程の参考書を使った方が良いかもしれません。
法務教官などの専門的なものを目指されている方であれば是非とも選択したい科目でありますが、あえて勉強する必要はないかなと思います
難易度 3 おすすめ 2 
併願先での利用:ほぼなし

英語(基礎)・(一般) :国家一般職の専門試験では英語が2科目用意されています。難易度を簡単な順番に並べると教養の英語>英語基礎>英語一般の順になるかと思います。
(基礎)に関しては、センター試験や資格試験のために英語の勉強を多くしていた方であれば対応が可能なレベルだと言われています。特に専門試験は試験時間が3時間用意されており、基本的にゆっくり問題を解いても時間があまります。ですので余った時間を利用してとりあえず解いてみようという受験生が結構多い科目です。他の科目の手ごたえと比較して英語の点数がよさそうであれば選んでみる価値のある科目といえるでしょう
難易度 3 おすすめ 4.5(←とりあえず目を通す価値あり)
併願先での利用:教養の文章理解で英語はほぼ出るため、ある意味全部の試験

一方で(一般)に関しては単語のレベルなどは相当高く、選択しない方が無難な科目です。帰国子女の方などかなり英語の実力に自信がある方が選択する科目となっています。ただし、前述の通り専門試験の時間はあまる傾向にありますから、とりあえず目を通してみるぐらいはしても良いのかなと思います
難易度 4 おすすめ 1.5(←避けるのが無難) 
併願先での利用:同上。ただし難易度はハネ上がる


国家一般職その3から3回にわたって専門試験の科目を見てきました。特に今回触れた科目はマイナー科目の部類に入ります。しかしどの科目を選択しても1点は1点ですので、自分が得意そうな分野があればぜひ選択してみてください。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました(*゚▽゚)

次は論文試験のはなしになるかと思います。またよろしくお願いします(♥ω♥*)


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