特別区その2

前回に続いての特別区のお話です
特別区の試験は難しいのか?という話をしていきます

まず、試験の倍率的に言うとここ数年は5~6倍程度になっております。この数字をどう考えるかは人それぞれだと思いますが、そこまで高くはないというのが私の意見です
特別区に限らず全体的にいえますが、民間企業が売り手市場なのもあってか公務員試験を受験する人が減少傾向にありまして、受ける人にとっては良い傾向です。ちなみに10年前ぐらいに専門記述が撤廃されて、倍率は高めに出ていたみたいです。8倍ぐらいありましたからね。

近年は筆記で受験生を1/3ぐらいに絞り、筆記合格者をさらに面接で1/2ぐらいにするのが目安になっています。採用予定数と受験申込者数が出たら、大まかな倍率も予想できると思いますので、ご自身でチェックしてみてください

では、特別区で出題される問題の難易度はどのくらいかといいますと、大卒程度の公務員試験ではかなり簡単な部類に入ると思います。
みなさん参考書や予備校のテキストを使われていると思いますが、基礎・標準・発展とか、☆☆☆・☆☆・☆みたいに分けられていますよね。大抵特別区の問題は基礎、あるいは☆☆☆みたいに簡単な問題として挙げらているかと思います

確かにテキストに載っているような問題は、勉強しやすいように多少簡単な問題が載っている気はしますが、本番の試験もそんなに難しい問題は出ないと言っていいでしょう。基礎をしっかりと固めて、取りこぼしの無いように注意したいですね

そういった事情もありまして、合格点は結構高めになると思います
体感の合格ラインとしては教養+専門の80題で、60点以上なら安心、55点でも多分大丈夫、50点で微妙、45点だと厳しいといった感じになってくるかと思います

ただし、これらは論文試験を考慮に入れておりません。前回も少し触れましたが、特別区は論文試験を非常に重視しています。

こういってる私も、筆記試験に合格した時は48/80ぐらいだったのですが、論文で逆転したと思われる受験生の1人です。論文に関してはじっくりと書きたいので、また改めて更新したいと思います。

筆記後の流れなのですが、面接試験にすすみます。面接試験のはじめは23区の人事委員会?との面接です(余談ですが、江戸川区のみ条件が異なりますので注意してください。志望する方は事前にご確認を)
どの区を目指すにしても、筆記試験と面接の1回目は同じように受験します。そこを合格すると各区からお呼びがかかり、区ごとの面接に移っていくわけです
ですので人事委員会との面接では「〇〇区で△△がしたいんです!」というのではなく「△△をしてみたいと思い特別区を志望しました。」という必要があります
〇〇区で△△がしたいという話は、区面接でするようにしましょう

面接を行った区で採用が決まれば晴れて内定ということになります
仮に不合格の場合は、また別の区から呼ばれて面接をしてもらえることが多いですから諦めずに挑みましょう。ちなみに2回目の区面接を第2提示、3回目を第3提示・・・と呼ぶそうですが、年をまたいで第5~6ぐらいまでやっているそうです
もちろん早い段階で決めたいとは思うでしょうが、不必要に緊張はしなくてもいいかもしれません。このあたりの話は筆記試験後でも別に間に合いますが、大まかな流れぐらいは知っておいてほしいですね


長くなってしまったので今回はここまでです。ありがとうございました


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