特別区その5

前回までで教養試験のはなしは済ませました
今回からは専門試験についてです

特別区の専門試験には以前にも触れましたが特徴があります
・回答方法が、科目選択ではなく問題選択であること

・試験時間が90分と短く設定されていること

以上の2つです。特に1つ目は特別区の試験を攻略するうえで強く意識をしておく必要のあることだと思います。試験時間に関しては、過去問を解く過程の中で感覚を身に着けていけば対策できます


具体的な説明をしていきます。専門試験で出題されるのは55問です。
科目はそれぞれ、憲法・行政法・民法1・民法2・ミクロ経済学・マクロ経済学・財政学・経営学・行政学・政治学・社会学の11科目です
1つの科目につき5問出題がありますので、11×5で55問です。
そのうちの40題を自由に選びます。全てマークシート式です
つまり憲法4問、行政法2問、民法1を5問・・・・・・政治学1問で合計40問答えるといったことができるわけです。

この方法によって分からない問題を無理に解く必要がなくなっています。無理しなくていいということは、受験生にとってはありがたいはなしでもあるのですが、この方法がゆえに専門試験の平均点、つまりは合格の目安となる点数も高くなります。もちろん教養試験や、論文試験によって左右はされますが、最低でも7割の28点、できれば8割の32点はとりたいところです
人によっては35点ぐらいはとると決めている人もいると思います
そういわれると厳しい試験なのではないかと感じる方もいるかと思いますが、幸い試験問題は基礎問題が中心です。問題難易度はやさしめといえるのでしょう

時々満点をとらせないようにするためなのか、明らかに難しい問題が入っている場合があります(民法に多いような・・・)ですのでそういった問題はしっかりと避け、解ける問題をしっかりと選び、回答していきましょう

ではどのような準備をしていけばいいでしょうか
40題回答するわけですから、とりあえず8科目勉強をしていけば8×5で40題回答することができます。ですがそれでは問題選択式のメリットがやはり生かせていません。9科目以上用意していった方が無難といえます。特別区の専門試験で出題される11科目は、公務員試験でよく出る科目です
(たとえば、国家一般職の専門科目は16科目出題されますが、特別区の11科目全てが含まれています。ですので併願を考えているのであれば、特別区のために勉強したことがそのまま一般職にも流用できるわけです)

私の意見としては、みなさんが確保できる勉強時間との兼ね合いもありますが、11科目全てを用意していってもいいかと思っています。もう少し具体的に言うとメイン科目とサブ科目に分けて考えます。メインとなる8科目はしっかりとやり、残りのサブ3科目は軽くでいいです
メイン(8×5)40題の内、5問ぐらいパスをしても35問答えられます
残りのサブの(3×5)15題で5問ぐらい答えれば合計で40題に調整できますもちろんサブの方で自信ある回答が5問よりも多ければ、メインの回答を減らしてサブを回答してもいいと思いますし、そのあたりの微調整は融通してください


では具体的にどの科目をおすすめするか、次の更新で書いていきたいと思います

読んでくださりありがとうございました。また更新しますね


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