国家一般職その7

こんにちは。だいぶ外も暖かくなってきましたね。相変わらずウイルスに翻弄されていて公務員試験への影響も懸念されますが、現在できる準備をしておきましょう。
さて、前回までで一通り筆記試験についてのはなしは済ませました。
なので今回は当日の感じですとか、以前コラムとしてもまとめた地域格差などを一問一答形式で触れておこうと思います。一般職についてはこれが最後か、次で最後の更新予定です。よろしくお願いいたします(´ω`)

Q試験の日程は?(2020年度)
申し込み4月3日(金)9:00~4月15日(水)
1次試験 6月14日(日)
合格発表 7月8日(水)9:00
2次試験
7月15日(水)~8月3日(月)
最終合格発表 8月18日(火)
(更新時に発表されている日程です。特に2020年はウイルスの影響で日程が変更になる可能性もあります。最新のものを改めて確認してください)

Q説明会は?
2月27日(木)から3月19日(木)までの間の説明会は中止が発表されています。
情報を集めたい方は特設のポータルサイトが開設されているので、そちらをとりあえずご覧ください
https://www.jinji.go.jp/saiyo/event/kakusyoinfo.html

Q成績をネットで3Cとか4Dとかいっているのは何?
3とか4とかの数字は論文試験の結果で、(2~6の5段階評価)6が最高です。
数字が高いほどいい成績ということです
CやDは面接試験の試験結果になっていて(A~Eの5段階評価)Aが最高です。
ちなみにEをとってしまうと足切りになり、他の試験結果と関係なく不合格が決定します

Q採用予定数と倍率は?(2020年度)
一般職は地域ごとに採用の人数に違いがあります。()内は前年比です
北海道 200名 (20)
東北 200名 (20)
関東甲信越 680 (10)
東海北陸 300 (0)
近畿 320名 (-50)
中国 220名 (0)
四国 90名 (0)
九州 300名 (0)
沖縄110 名 (10)

採用予定数だけ見ると関東甲信越が有利ですが、関東甲信越は受験生の数も多いですから倍率は近年5倍ぐらいを考えた方がいいです。また、近畿は例年最低合格点がかなり高めにでるため魔境といわれています。
あくまで近年の結果であり今年がどうなるかは断定できませんが、倍率などを考慮してざっくり難易度を分けると
難:近畿、関東甲信越
易:北海道、東北、東海
普:中国、四国、九州、沖縄となりそうです。
ただし難しい関東甲信越は一番採用機関が多いといったメリットもありますので、出願する段階でどういった戦術をとるかも考え方が良いでしょう

申込者数が発表されました(2020/6/12追記)
左が今年、右が昨年の申込者数です。()内は2020年から見ての前年度比です
北海道 1035 1074 (-39)
東北 1652 1634  (18)
関東甲信越 9382  10146 (-764)
東海北陸 2761 2655 (106)
近畿 3265 3442 (-177)
中国 1500 1535 (-35)
四国 1020 1049 (-29)
九州 2821 2784 (37)
沖縄 744 769 (-25)

Q当日や当日までの注意点はありますか?
当日までの準備段階としては、受験票には4×3の写真が必要です。また受験票をプリントアウトする環境も必要です。細かくいえば、はり付けるノリや穴あけパンチも用意しておきましょう(100均でいいと思います)
試験会場は受験票が発行できる段階で分かります。不安であれば会場までのルートを下見してください。一応いえば、当日は日曜日なので電車は休日ダイヤなると思います。
なお、受験票に関しては当日の試験中に回収されますが、1次試験の筆記試験の時だけでなく、2次試験以降も本人確認として使われているようです。それだけで試験に大きな影響があるとは言い切れないでしょうが、証明写真は簡易的なものではなく、写真館等で撮ったしっかりとしたものにすることをおすすめします。

試験当日は究極的には筆記用具と受験票さえ持っていけば受験はできますが、試験は1日かけて行われるので昼食も用意しましょう。
また、試験前はトイレが非常に混みます。試験会場だけでなく、最寄り駅のトイレも混みあいますので早めに済ませることをおすすめします。
他に、会場に時計があるとは限りません。試験中は机の上に時計を置いても大丈夫ですが、音のでるものだったりすると置けませんので、シンプルな時計機能のみのものを用意しましょう
その他ティッシュやハンカチを使いたい場合は試験官の指示に従ってください。

シャーペンを使うことは、少なくとも私は止められませんでした。
たとえば、数的処理を解く際の計算式等を問題冊子の空白に書くことになると思いますが、そのときにシャーペンを使っても恐らく大丈夫です。
しかし、実際に提出する回答用紙にマークするときはHBの鉛筆を使用するべきです。万が一回答を読み取ってくれなかったとすれば、鉛筆でマークをしていれば救済措置があるかもしれませんが、シャーペンではないでしょう。
服装も具合が悪くならないように、体温調整できる服装がいいですね。

試験内容的なことをいえば、教養試験と論文試験は時間が結構厳しいと思います。逆に専門試験は時間が余ると思いますので時間配分に気を付けてください。
行程が変わらなければ午前中に教養試験、昼休憩をまたいで論文試験、最後に専門試験の順になります。なお論文試験から専門試験の間には休憩がありませんのでご注意ください。(←これが結構しんどい)


自分が受験生だった時を思い出して、何となく気にしていたことを振り返ってみました。今回とは別に、官庁訪問に関してはいつかまとめたいなと思っています。
読んでいただきありがとうございました(⑉°з°)

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