地方上級って受験生に厳しいような(-ω-)・・・

みなさんこんにちは。お越しいただきありがとうございます!
お久しぶりになってしまいましたが、ウイルスの影響が試験にここまで影響を及ぼすとは正直思っていませんでした。
しかし試験の申込等は今でも行われていますので、引き続き気持ちを切らさずにいきましょう。今年は単純な学力だけではなく、そういった面で合格が左右される面もありそうです。中々集中しにくい時期かとは思いますが、粘り強く頑張っていきましょう。

今回はあまり触れてこなかった地方上級のはなしをしていきます。目指している方も多い志望先かと思いますですので、勉強の合間にでも読んでいただければ幸いです

まずは地方上級試験は他の試験と少し違うところを説明しますね
地方上級はよくA日程とかB日程とかに分かれていますよね。これは基本的には日程によって分かれているのでAだからいいとかBだからダメというものではないです
A日程は大抵6月下旬の日曜日、B日程は7月下旬の日曜日、C日程は9月下旬の日曜日に行われます。場合によってはD日程という形で10月下旬の日曜日にあることもありますが、この時期までくると試験も減っていきますね

A日程とC日程の2つが試験日になっている自治体が多いので、その日は様々な場所で試験があります。一方でB日程とD日程はやや特殊で回りの自治体と合わせた日程というよりも、独自日程という色合いが強くなっています。また体感的にですが、A日程は東日本の自治体が多くC日程が西日本の自治体が多くなっている感覚があります。ですが、東京の市部でもC日程になっていたりもしたので、ご自身の志望先の日程は必ずご確認お願いします。日程を間違えていたらそもそも受験ができなくなってしまいます

日程が被らなければ好きなだけ受験することはできますが、残念ながらAとCは各自治体が試験日にしているのでどこか1つしか受験ができません。逆にいえば独自日程のB、Dは受けやすいです。しかし考えることはみんな同じなので、その分受験者も多くなったりするので一長一短ですね
日程の運次第で併願状況が左右されるのが地方上級の特徴の1つです

他の特徴としては、出題される問題が自治体によって変わることです。たとえば国家一般であれば、北海道で受けようが九州で受けようが問題は一緒です。しかし地方上級は微妙に問題が変わったり回答形式が変わったりします。
例を挙げると40題出題で40題必須回答な場所もあれば、50題から40題を選択して回答するタイプもあります。また出題問題も全国型、関東型、独自型といったように地域によって出題される問題が違うのが特徴です(問題によっては出題が一部被る場合もあります)

そして、私が個人的に一番変だなと思っているのは問題冊子を試験終了後に持ち帰りができないことです。大抵の試験は持ち帰って自己採点ができるのでおよその点数の目安を立てられるのですが、地方上級では認められていません。やろうと思えば記憶を頼りにある程度は整理できるとは思いますが、少々受験生には不親切な形になっています

みなさん参考書や問題集で過去問を解くと思いますが、大抵○○年度の△△の問題というように出展がついていると思います。国家系や特別区などはよく見かけると思いますが、地方上級のは比べると少ないと思うんですよね。多分持ち帰りができないから、問題が出回りにくいからだと考えてます
さらにいいいますと、地方上級は専門試験の難易度が高い気がします。特に経済系の問題が無駄に解きづらく、普段得点源にしている方でも苦戦する人が多く出てきます。
加えて、刑法や労働法といったマイナーな科目が出題されるのも特徴です。ここに勉強時間を割くのも非効率だがやった方が良いかもしれないという心理的な揺さぶりを、受験生にかけてきます笑

私の考え方ですけど、日程はどこも違うし、問題の持ちかえりを認めないし、意外と難易度高いしと、何だか受験生にあまり優しくない仕様になっているなあと思うのが地方上級です(ちなみに噂レベルですけど、面接試験のコネ採用も他の試験と比べて多いとか聞きますね。あー嫌だ嫌だ(;`O´)o)

また、最近では公務員志望の人を対象にするだけでなく、民間企業志望者も取り込もうとしている動きが強いです。ですので筆記試験が公務員の教養試験というよりも、いわゆるSPI的な筆記試験にして民間企業志望者も狙った受験者層を拡張しようとする動きが強くなっています。
今まで公務員用の筆記試験だった自治体がSPIに変えてくる場合もありますので、受験する年によっては公務員専願者にとってはかなり不利益を被る可能性が出てきているのも傾向としての特徴です。

唯一救い?なのはそこまで筆記試験の合格点が高く設定されていないことです。自己採点もできないので手ごたえも感じれないかと思いますけど、意外と筆記試験の合格はできると思います。ですので地方上級は筆記よりも面接試験に力を入れて対策をすると良いです

なお、2020年度の試験のはなしをすれば、現状ではウイルスの影響によって試験が延期されることを発表されている自治体もあります。地域によっては延期される自治体とされない自治体に分かれることも予想されます。ですので、とりあえず受けられそうな自治体に受験申込を複数しておくことも受験戦略になりそうです。
先に述べたように、国家系は北海道から九州まで一律で試験を実施しますから、ウイルスの影響は全国的に考えないといけません。しかし地方上級は、地域ごとの試験になりますので、ウイルスの影響がほとんどない地域であれば実施される可能性が高いですし、特定警戒地域では実施が難しいといった事情が出てくるためです。
よく言えば、本来であれば同一日程であって併願が不可能であったところでも、今回は日程がずれて併願が可能になる可能性もあります。逆に言えば同じことを考える人がいますから、受験者数が増えて倍率が上がってしまう可能性もあります。

志望している方も多いと思いますので、ぜひ合格していただきたいと願っております٩(ˊᗜˋ*)و 最後にいうと専門試験は難しいですけれども教養試験は割と簡単な方だと思います。頑張ってください!

記事を書くモチベーションにもなるのでサポートお願いします!