国家一般職その2

前回は試験制度を一通りまとめてみました。今回は教養試験についてまとめていこうと思います。
前回も書きましたが国家一般職の教養試験は割とオーソドックスな形式です。なので、一般職以外の志望度が高い方も勉強のとっかかりとしては優秀な試験方式だと思いますし、勉強を進めるうえで良い難易度の問題が多いと思います。


今回は令和元年の試験をベースに、それぞれ科目を見ていきましょう。まずは文章理解が11問(現代文6問と英語5問)が出題されます。現代文の4問は趣旨把握で残りは並び替えと穴埋めが1問ずつです。英語は3問が趣旨把握で、残りが並び替えと穴埋めが1問ずつでした。文章理解、特に現代文の6問に関しては多くの受験生が得点源にしていると思います。合計で8点ほどは点数を稼ぎたいところです

数的処理は合計で16問出題され、判断推理8問、数的推理5問、資料解釈3問の出題です。個人の感想としては、分量や配分、問題難易度等どれをとってもベーシックな形で、正に公務員試験の数的処理だなと思います。あえて言えば判断推理は点数の稼ぎ所になっているでしょうか。
多くの問題が何かしらの参考書や過去問に載っています。もちろん数字や答えまで同じで出ることはないでしょうが、問題の傾向を掴むことは大切です。何周か回して対策をすると良いでしょう。

残りの13問は知識分野になりますが、注目点は時事問題が3問出題されることでしょうか。時事問題に関しては別の記事で書いているのでご覧いただければと思うのですが、どうしても範囲が広くなってしまいます。なのでここをピンポイントで狙うということは中々難しいです。
 一応、国家一般職特有の技がありますので紹介しておきますと、一般職では既に他の国家系の試験で出題された時事ネタは出題されにくいということがあります。国家総合職や国家専門職にも教養試験で時事問題がでますが、そこで扱われたものが再び出題されることは少ないということです。
 今年も総合職は4/26、専門職は6/7に行われますから恐らく傾向は続くと思いますが、これができるのは国家一般だけですので注意してください。基本的には広く範囲を勉強する必要があります

その他の科目をみると、専門科目で憲法をやっていれば社会系の問題は多少出題が被ることがある点や、財政学や経済事情をやっていると経済系の問題で多少被るところがあるかなといったところです。出題は社会系や理科系の科目は出題が1問ずつですので、何科目かは捨て科目は作ってもいいと思います。あまり多くなりすぎると点数が伸びなくなりますので勉強時間のバランスをとってくださいね。


目標の立て方は総合的に○○/40とするか、文章理解は○○/11、数的処理は○○/16というように個別に分けるかで変わってきますね。私は総合点の方で25/40を目指していましたが、別に細かく刻んでも良いと思います
令和元年の平均点(合格者平均ではなく、受験者平均)は19.09でした。もちろん取れれば取れるだけいいですが、どちらかといえば専門試験の方が安定しやすい面も否めません。ですので、自分の稼ぎやすいところを早めに見つけてそこを落とさないようにしていきましょう٩(ˊᗜˋ*)و


次回は専門試験について更新予定です。読んでいただきありがとうございました。

記事を書くモチベーションにもなるのでサポートお願いします!